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8/5【全日本】男盛の尻攻撃完封でTAJIRIがGAORA王座初防衛

『DSG GROUP PRESENTS 全日本プロレス 2018 SUMMER EXPLOSION〜SUMMER DREAM FESTIVAL in KANAZAWA〜』
石川県産業展示館3号館(金沢)(2018年8月5日)
GAORA TVチャンピオンシップ=○TAJIRIvs男盛×

 TAJIRIが男盛を“TAJIRI流"で料理し、GAORA王座初防衛を果たした。

 7・15後楽園大会で秋山を破って第16代GAORA王者となったTAJIRI。ハードコア戦も視野に入れ、防衛ロードを見据えていたが、初防衛戦からいきなりの難敵を迎えた。真っ先に挑戦の名乗りを上げた男盛だ。

 TAJIRIは際物と言っても差し支えない男盛を警戒してなかなか接触しようとしない。いざ組み合えばグラウンドに持ち込んだ男盛に股間を押し当てられて場外に逃走。今度はヘッドシザースに捕まり、尻に顔面を直撃させられそうになった。

 するとTAJIRIはグリーンミストを男盛の尻に噴射する頭脳プレーでこれを食い止めた。ジャイアントスイングも阻止し、ヒップアタックで反撃されても、尻にローキックをお見舞い。回転エビ固めで飛びつくと、男盛はバーミヤンスタンプを狙ったが、TAJIRIはレッドミストを尻に噴いて阻止。すかさず首固めで丸め込んで3カウントを奪った。

 男盛の尻攻撃をことごとく完封。TAJIRIがGAORA王座初防衛を飾り、防衛ロードの第一歩を踏み出した。豊富な経験を存分に発揮しての勝利だったが、TAJIRIは「料理したっていうのか、逆にこっちが見事乗せられたかなって感じもしますね。向こうのペースだった気がする」と苦戦を強調。「ググッと引っこ抜く力が凄くて。重機で吸い上げられる感じだった。強いね、やっぱあの人。強いモーホーだよ」と男盛に一目を置いた。次期挑戦者は現れなかったが、V1戦から難敵を突破したことで、「これでいきなり変なの飛び越えたから、もう何も普通に歩いていける」と怖いものはなくなったようだった。

【試合後のTAJIRI】
▼TAJIRI「ジャイアントスイング耐えてググッと引っこ抜く力が凄くて。重機で吸い上げられる感じだった。あとね、チョップやったらこっちの手が痛くなった。強いね、やっぱあの人。強いモーホーだよ。ガチだな、ありゃ」

――その男盛をTAJIRI流で料理したが?

▼TAJIRI「いやぁ料理したっていうのか、逆にこっちが見事乗せられたかなって感じもしますね。向こうのペースだった気がする。何か噴いたら戻ってきて吐き気がする…」

――防衛ロードの一発目がこの一戦だったというのはどうとらえている?

▼TAJIRI「これでいきなり変なの飛び越えたから、もう何も普通に歩いていける。怖いものなし? じゃないですかね。しかし男盛の原型の人は初めてなんですよ。23年プロレスやって初めて触れたのは。まだまだいるから、今度、原型の人とやったっていいよね。凄い人なんだから」

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