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8/9【全日本】三冠王者・ゼウス「最強の挑戦者」迎撃へ「全てかけて戦う」、石川宣言「平成最後の5冠王になる」

 8・26流山大会での三冠ヘビー級選手権試合へ向けた会見が9日、東京・新木場1stRING大会の試合前に行われ、王者・ゼウス、挑戦者・石川修司が出席。防衛ロードの第一歩となるゼウスは石川を「最強の挑戦者」と定めたうえで、「ここで必ずキッコーマンアリーナをね、盛り上げて自分が勝つことが三冠王者としてのまず成すべき使命だと思ってますので、すべてをかけて戦います」との覚悟を口に初防衛を誓うばかり。石川は「平成最後の5冠王になりたい」と過酷な真夏のタイトルマッチ2連戦を突破しての偉業達成を宣言した。

 7・29大阪大会で宮原健斗を破ったゼウスが5度目の挑戦にして至宝・三冠ベルト初戴冠を果たした。その勝者への挑戦を表明していた石川迎撃が正式に決まり、8・26流山大会で初防衛戦を迎える。

 王者・ゼウスにとっては初陣からいきなり真価を問われる大一番。三冠王者となってから「大きなプレッシャーと責任感」がのしかかっているといい、今回のV1戦に「ファンの方も自分のことを測ってくると思うんですよ。ゼウスがたまたま三冠王者になったのか、それとも本当に実力でなれたのか」と査定の意味合いがあると考えている。

 「140キロ近い体重で筋肉質の体型で、スタミナもあってスピードもある。本当に日本人で最高のフィジカルを持ってる」と石川に最大級の敬意を払ったゼウスは「最強の挑戦者」と定めた。しかも「自分の中で負けた記憶しかまだない」と言うように対石川はシングル未勝利。それでも「ここで必ずキッコーマンアリーナをね、盛り上げて自分が勝つことが三冠王者としてのまず成すべき使命」と責任感に燃える新王者は「勝つことしか考えていません」とキッパリ。プレッシャーに打ち勝つ強い精神面には自信があり、「このプレッシャーを乗り越えて真の三冠王者、みんなに認められる三冠王者になっていきたいと思ってます」と誓った。

 一方、石川は8・16後楽園大会で宮原&ヨシタツを退け、諏訪魔と保持する世界タッグ王座を死守すれば、5冠制覇に王手をかける。史上11人目の快挙達成を見据える石川はも「コンディション作りからモチベーションから本当にトップというか、他の選手よりもより優れて見える」とゼウスに一目置いている。酷暑となった今夏、過酷なタイトルマッチ2連戦となり、「暑いの大嫌い」とはいうものの、「大事な試合がこんなに続いて、レスラーとして凄い名誉」と燃えており、「26日この三冠戦勝って、平成最後の5冠王になりたいなと。なって僕はフリーですけど、全日本を先頭に立って引っ張っていきたい」と偉業達成と頂点返り咲きを見据えていた。

【会見の模様】
▼石川「前回の後楽園大会で三冠挑戦を表明しまして、この間の大阪大会でゼウス選手と宮原選手の戦いを見て、物凄い戦いだったなと。その勝者のゼウス選手と最高をかけて戦えるというのは凄くレスラー冥利に尽きます。18には世界タッグ選手権があります。で、26日この三冠戦勝って、平成最後の5冠王になりたいなと。なって僕はフリーですけど、全日本を先頭に立って引っ張っていきたいなと思ってます」

▼ゼウス「この間の大阪の三冠戦の前から、もし勝てば石川修司選手と初防衛戦。そういうふうに勝てばということで決まっていたことなんですけれども、とうとうきたかと。しょっぱなの防衛戦にして、最強の、ファンの方がわかっているように、最強の挑戦者がきたかと。そう感じております。ここで必ずキッコーマンアリーナをね、盛り上げて自分が勝つことが三冠王者としてのまず成すべき使命だと思ってますので、すべてをかけて戦います」

――三冠ベルトを巻いて日々、戦っているが、王者になって改めて重みを実感しているのでは?

▼ゼウス「そうですね。巻いたその日は凄く…巻く前はもし巻けば凄いプレッシャーがあるんじゃないか。巻いたらプレッシャーと自信が出たとは僕も取材で答えたものの、実は巻いて見えた景色というのは一番はやはり大きなプレッシャーと責任感ですね。本当に巻いてみてわかったのが大変なことなんだなと。これを巻くと絶対にファンの方からの目線もそうですし、必ずいい試合をして勝たなければならない。そういうプレッシャーが自分の中で凄くあるんで、この石川修司さんとの初防衛戦はね、ファンの方も自分のことを測ってくると思うんですよ。ゼウスがたまたま三冠王者になったのか、それとも本当に実力でなれたのか。ここで本当によい結果を出さないと、自分の中で正直プレッシャーとしてあるんですけど。自分はずっと若い時からそうですけど、プレッシャーに強いんで、本番に強い男なんで、このプレッシャーを乗り越えて真の三冠王者、みんなに認められる三冠王者になっていきたいと思ってます」

――初防衛戦は三冠王者・ゼウスの真価が問われるだけに、凄い試合をしたうえで防衛

▼ゼウス「それは必ず自分はできるんですよ。今から26日の三冠戦へ向けて全集中力でやるべきことをやって見つめていく。それしかないですね。そこで必ず結果を必ず出す」

――三冠王者になってからのゼウス選手はどのように映っている?

▼石川「でもその前からですけど、やっぱりコンディション作りからモチベーションから本当にトップというか、他の選手よりもより優れて見えるというか、集中力というのは凄いなと思いますね。そこは本当に尊敬できるというか。今回、三冠が決まってから僕はチームが違うんで、遠くから見てるけど、モチベーションの高さとか、調整の仕方は凄いなと思ってますね。チャンピオンになってから責任感と言ってましたけど、自分もこのベルトを巻いたことがあるんでわかるんで、過去の方々の凄いメンバーが巻いてきたベルト、その人たちの戦いがつむいできたベルトだと思ってるんで。その責任感は僕もわかってるんで、だからこそ、そのベルトを持ってるゼウス選手に挑戦したいし、そういう戦いをしたいし、乗り越えたい、勝ちたいと思います」

――その前に8・18後楽園で世界タッグ防衛戦も控え、故国な日程になるが?

▼石川「暑いの大嫌いなんですけど(苦笑)、今年は酷暑で熱いんですけど、大事な試合がこんなに続いて、レスラーとして凄い名誉だと思うんで、この二つ勝って主役になりたいなと思います」

――ゼウス選手からみて石川選手のどの辺に脅威を感じる?

▼ゼウス「それは見たらわかるでしょう。誰でもわかってることやし、言わずともわかってると思うんですけど、この140キロ近い体重で筋肉質の体型で、スタミナもあってスピードもある。本当に日本人で最高のフィジカルを持ってるんじゃないかなと僕は思うんですけどね。体の強さという面で。それはラグビーのトップであろうが、石川さんと当たったら石川さんが勝つんじゃないかなと思ってるんですね、タックルで。それぐらいの本当にフィジカルを持ってると思ってます。僕、去年の9月18日、忘れもしないんですけど大阪府立の第2体育館で石川さんと王道トーナメント2回戦やって負けてるんですよ。あの日、試合が18分か19分ぐらいですかね。あの時は僕の記憶でファイアーサンダーやられて起き上がったところにヒザが飛んできて、スプラッシュマウンテンでやられたんじゃないかなと思うんですけど。記憶もあやふやなところがあるんですけど、ファイアーサンダーやられた後にヒザが飛んできたのは鮮明に覚えてるんですね。自分の中で負けた記憶しかまだないんで、自分にとっても最強の挑戦者になってくるなというのがありますね。今日もこの会見の後に3対3でリングで戦うんで、その時に去年の自分と約1年経ってるんで違うんで、手応えをね、肌と肌を合わせて手応え感じて自分で勝機をつかんでいきたいと思います。プレッシャーの話しかしてませんけど、もちろん勝つことしか考えてません。この1年で自分もかなり成長したと思うんで」

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