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8/10【新日本】暴走ホワイトの突破阻止 EVILが意地の勝ち越しフィニッシュ

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』(2018年8月10日)東京・日本武道館
Aブロック公式戦 ○EVILvsジェイ・ホワイト×

 暴走ファイト貫くもホワイト届かず。EVILが“スイッチブレード"の優勝決定戦進出を阻み、5勝4敗と勝ち越しで今G1を終えた。

 今G1で暴走っぷりがきわ立ったホワイト。サバイバルレースを最後まで生き残り、優勝決定戦進出を十分射程圏にとらえる6勝2敗で最終公式戦の武道館決戦に駒を進めた。

 立ちふさがったEVILに序盤から攻勢をかけた。ロープぎわで放つバックドロップで“闇の王"を場外に追いやると、鉄柵へのブレーンバスターも発射。反撃を許しても決定打は与えず、カウンターのコンプリートショットですぐさま主導権を奪い返すや、ぶっこ抜きジャーマンからのブレードランナーで一気に仕留めにかかる。切り抜けられても、すかさず背後から得意のローブローを繰り出し、武道館をもブーイングで染め上げた。

 逆に声援を一手に受けたEVILも、ハーフネルソンスープレックスからのラリアットをブチ込んでブーイングを声援に塗り替えてみせたものの、ホワイトも必殺EVILだけは打たせず。逆に変型ハーフネルソンからの開脚式フィッシャーマンバスターでEVILを脳天からマットに突き刺し、不敵な笑みを浮かべながらリング上にパイプイスを持ち込んだ。

 気づいたEVILもイス攻撃を避けてのラリアットをぶっ放し、逆にイスふんだくってホワイト制裁を狙う。当然、海野レフェリーと押し問答になったところで、なかば狙い通りに背後を襲ったホワイトは、鋭いハーフネルソンでEVILを投げ捨てるや、必殺のブレードランナーで仕留めにかかった。

 だが、EVILも打たせない。ならばとホワイトはレフェリーとの交錯を誘って無法地帯を作り上げると、パイプイスをフルスイングしたものの、“闇の王"も避けると同時に起死回生のEVIL発射に成功。合唱とともに3カウントが数えられた。

 5勝4敗。最後まで暴走ファイトを貫いたホワイトの優勝決定戦進出を阻止し、意地の勝ち越しフィニッシュで真夏の祭典を締めくくったEVILは「もしかしたら…もしかしたら、今日ジェイが勝って、決勝に進出してたほうが新日本が動いたかもな。だがな、動かすのはジェイじゃねえ。この俺だよ」と暗黒支配への執念を改めてむき出しにした。

【EVILの話】「もしかしたら…もしかしたら、今日ジェイが勝って、決勝に進出してたほうが新日本が動いたかもな。だがな、動かすのはジェイじゃねえ。この俺だよ。ジェイよ、お前調子に乗ってんじゃねえぞ、コノヤロー。この俺が新日本を動かす。そう決めたんだよ。よく覚えとけ。This is EVIL,everything is EVIL。全てはEVILだ!」

【ホワイトの話】「(首を抑えながら一旦コメントブースに座り込み、しばらくして立ち上がると)EVIL!」

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