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8/11【新日本】武道館大歓声に本間号泣 最終戦へオカダは意味深予告

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』東京・日本武道館(2018年8月11日)
○真壁刀義&棚橋弘至&本間朋晃vsオカダ・カズチカ&YOSHI-HASHI&外道×

 復帰2戦目の本間が大声援を受けて号泣。早くも来年のG1出場を宣言した。また、惜しくも決勝進出を逃したオカダは「明日のうちに1個答えを出したいなと思っていることがある」と意味深げに予告した。

 G1のAブロックを制し、3年ぶりに優勝決定戦進出を決めた棚橋が第5試合に登場。真壁&本間と組み、CHAOSのオカダ&YOSHI-HASHI&外道組と激突した。棚橋とオカダは前日の武道館大会で30分時間切れ引き分けの死闘を繰り広げたばかり。また、本間は中心性頚髄損傷から6・23山形で復帰。今宵が復帰2戦目となった。

 棚橋&真壁は本間の入場テーマに乗って登場。日本武道館は大歓声に包まれた。のっけから棚橋とオカダが先発する。オカダが開始早々にレインメーカーを狙うが、棚橋はビンタで迎撃。一気にハイフライフローアタックの構えに入るも、読んだオカダが体をキャッチしてツームストンパイルドライバーを仕掛ける。払いのけた棚橋はドラゴンスクリューをズバリ。あとを受けて本間がリングに入った。

 大歓声を背にした本間は一気に小こけしに行くも、オカダが回避。場内はブーイングに包まれ、「本間」コールがこだまする。気にせずオカダは、負傷のキッカケになったグリーンキラー(足をロープに固定してのDDT)を狙うも、これは本間がしのいで未遂に。なおも止まらないオカダは、まさかの小こけしを投下。しかし、慣れてない技だけに、自分も額を抑えて苦しんだ。それでもここからCHAOS軍が本間を蹂りん。首を攻められて、本間は悲鳴をあげる。

 しかし、再び「本間」コールがこだますると奮起。YOSHI-HASHIをブレーンバスターでぶん投げて、やっと真壁に繋いだ。弟分の奮闘に報いようと、真壁も気持ちで前に出る。外道のチンクラッシャー、トラースキックに被弾したものの、ナックルパートにはナックルパートでお返し。右腕のラリアットをぶち込んだ。オカダがカットに飛び込んだが、棚橋はツイスト&シャウトで返り討ちにすると、本間はすかさず小こけしを落とす。さらに、YOSHI-HASHIにも小こけしを発射した。

 棚橋がプランチャでオカダ&YOSHI-HASHIを場外に分断すると、真壁&本間が猛ラッシュ。サンドイッチラリアットを外道に見舞うと、本間の小こけしから真壁のキングコングニードロップに繋ぐ必勝パターンで3カウントを奪い取った。

 本間が相棒の真壁をアシストし、復帰2戦目を勝利で飾った。札止めの日本武道館から大歓声を浴びると、本間は号泣。バックステージでも涙を流しながら、「本来であれば、このこけしが皆様に幸せを運ぶはずなんですけど、今日は本当にお客さんが、そして真壁さん、棚橋さん、いや、相手のオカダ、YOSHI-HASHI、外道からも、たくさんの幸せをもらいました」と感謝の言葉を口にした。その上で、「俺はもっともっと上を目指して、同級生の棚橋さんに追いつきます。来年のG1 CLIMAXは出ますんで」と早くも来年のG1出場をアピール。「今はそんなレベルじゃないかもしれない。でも、41歳とは思えない驚異的なスピードで成長しますから。楽しみにしといてください」と誓った。

 一方、前日に棚橋に敗れて優勝決定戦進出を逃したオカダは「考えて、まだどうしようかなと自分の中で答えが出てこないことが1個だけあるんですけども。それをしっかりこの夏…と言っても、G1は明日しかないんで。明日のうちに1個答えを出したいなと思っていることがあるんでね」と意味深げに発言。「それが正しいのか、間違っているのか。今日ももう1日しっかり考えて、またこれからのプロレス人生に活かしていけるようにしたいなと」と新たな動きを示唆した。


【試合後の棚橋&真壁&本間】
▼真壁「会心の一撃だな。G1の敗戦? それは残念でならねえ。だけどよ、この俺様たち…こけしと色男と、そしてこの俺様だよ。見に来ているヤツがいっぱいいるだろ? これでまたシフトチェンジしたこけしがお披露目できたろ。まだまだ行くぜ。次はもっとスゲエもんを見せるからよ。いいか、てめえら、覚悟しておけ。言いたいことはそれだけだ」

※真壁が去っていく

▼棚橋「本間選手も帰ってきたし、俺たちまだまだピチピチの41歳だから。本間選手の先を走ってるから。追いついてきて」

▼本間「絶対追いつきますから」

▼棚橋「よし。あとはBブロックをチェックするだけ」

※棚橋が去っていく

▼本間「日本全国、いや、世界中を探しても、俺ほど幸せなプロレスラーはいないと思います。まさか復帰2戦目、いや、デビュー2戦目でまたリング上で泣くとは、泣かされるとは思ってなかったんですけど、本当に嬉しいです。本来であれば、このこけしが皆様に幸せを運ぶはずなんですけど、今日は本当にお客さんが、そして真壁さん、棚橋さん、いや、相手のオカダ、YOSHI-HASHI、外道からも、たくさんの幸せをもらいました。このまま納得するわけがねえ。俺はもっともっと上を目指して、同級生の棚橋さんに追いつきます。来年のG1 CLIMAXは出ますんで。今はそんなレベルじゃないかもしれない。でも、41歳とは思えない驚異的なスピードで成長しますから。楽しみにしといてください。ありがとうございました」

【オカダの話】「オカダの夏も終わって、笑顔と言いながら、笑顔で終われない結果になりましたけど、ちゃんと笑顔で終わりたいなと思っております。まあね、考えて、まだどうしようかなと自分の中で答えが出てこないことが1個だけあるんですけども。それをしっかりこの夏…と言っても、G1は明日しかないんで。明日のうちに1個答えを出したいなと思っていることがあるんでね。それが正しいのか、間違っているのか。今日ももう1日しっかり考えて、またこれからのプロレス人生に活かしていけるようにしたいなと。まあ、1日考えてもね、明日の試合後には『やっぱちげえな。やっぱこうじゃねえな』って思うかもしれないけど、それをしっかり…。俺はとりあえず、Aブロック、棚橋弘至推しでしょう」

【YOSHI-HASHIの話】「おい、棚橋弘至。お前の見える世界は鮮明か? 明日の決定戦、じっくり見させてもらうよ」

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