8/11【WRESTLE-1】9・2横浜文体前哨戦で征矢と芦野が火花、吉岡が王者・児玉狩りでクルーザー挑戦決定的に

『WRESTLE-1 TOUR 2018 FLASHING SUMMER』
東京・後楽園ホール(2018年8月11日)
○吉岡世起&征矢学&土方隆司vs芦野祥太郎&羆嵐&児玉裕輔×

　9・2横浜文体でのW-1王座戦へ向けた前哨戦で王者・征矢と挑戦者・芦野が火花。吉岡が王者・児玉から直接勝利を奪い、クルーザー王座挑戦を決定的とした。

　7・18後楽園大会でW-1GPを制覇した芦野が9・2横浜文体でのW-1王座挑戦を決めた。両者は征矢が勝利した3・14後楽園以来の再戦。この日、王者・征矢との前哨戦が実現し、1ヵ月を切ったビッグマッチへ向けて両者が火花を散らした。

　いきなり征矢と芦野の前哨戦で幕開け。両者へのコールが飛び交う中、探り合いを展開したが、2度目の激突では一気に白熱。ショルダータックル、ブルドッギングヘッドロックで征矢が攻め立てれば、芦野はランニングエルボースマッシュでやり返す。征矢がエルボーを返して意地の打ち合いに発展し、制した征矢がスピアー、後頭部へのワイルドボンバーで攻め込んだ。

　芦野も負けてはいない。羆嵐の好フォローでワイルドボンバーを回避すると、合体セントーンを投下。ランニングエルボースマッシュを打ち込む。征矢もデスバレーボムで逆襲し、ワイルドボンバーで突っ込んだが、食い止めた芦野がアンクルロックに持ち込んで執ように絞め上げると、ロコモーション式ジャーマンでたたみかけた。Tボーンスープレックスは征矢が不発に終わらせ、ワイルドボンバーを叩き込んで一矢報いた。

　試合後、征矢が「9月2日、芦野、お前の結果はバッドエンドだ。そして俺のハッピーエンドだ」と通告すれば、芦野は「9・2文体はあの生意気なチャンピオンをカリスマ・芦野が倒してベルトを獲ります」と宣言。6ヵ月ぶりとなる雪辱戦へ向けて自信満々だった。

　そしてクルーザー王座挑戦を狙う吉岡と王者・児玉も火花を散らした。序盤は児玉がコルバタで吹き飛ばして先手を取り、終盤には一騎打ち状態に。児玉がブレーンバスターで投げれば、吉岡はキックのコンビネーションで応戦。トラースキック、顔面蹴りも立て続けにぶち込んだ。変型ファルコンアローからのS・Kは不発に終わったが、児玉のフロッグスプラッシュを自爆させ、リフト式のオーバーヘッドキックをさく裂。S・Kがまたも回避され、児玉にドロップキックで反撃されたが、飛びつき旋回式フェースバスターで叩きつけると、ラ・マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪った。

　試合後、敗れた児玉が「吉岡、お前やっぱり気持ちいいな。文体でこのベルトかけて、もっともっと俺を気持ちよくさせてくれよ」と9・2横浜文体での挑戦者に指名。これを受けて吉岡は「児玉裕輔、お前を気持ちよくさせてやるのは俺だけだよ」と宣言した。両者が合意したことで、6・13後楽園以来3ヵ月ぶりの再戦となる両者のクルーザー王座戦が9・2横浜文体で実現することになりそうだ。

【征矢の話】「9月2日、横浜文体、決まってんだろ。勝つだけだ」

【吉岡の話】「気持ち悪いなオイ。試合中、鼓膜敗れて何言ってるかよく聞き取れなかったけど、文体、逆指名ってことでいいよな。後悔させてやるよ」

【芦野の話】「きつかったね。試合は負けちゃったけど、俺が獲られたわけじゃないし。まぁベルトを必ず俺の腰に返してもらう。それだけ。今のチャンピオン、WRESTLE-1の歴代の王者の中でも俺は最低だと思ってるよ。防衛回数も一番少ないだろ。試合も一番してねぇ。何も動いてねぇ。そんな奴にな、ベルトは預けておけないんだよ。WRESTLE-1まだまだこれからの団体だよ。落ち着くのは早いんだよ。攻めがなきゃダメなんだよWRESTLE-1は。WRESTLE-1のカリスマ・芦野が必ず9・2文体でベルトを取り返す」

【羆嵐の話】「(高笑いを上げながら)オイ、何で今日、土肥孝司がいねぇんだ? オイ、オイ。(記者を捕まえて)土肥孝司どこ行ったんだ? (これからメインでW-1タッグ王座に挑戦するが?)メイン? 俺から逃げんのか?(笑) 怖いか? 逃げろ、逃げろ。どんどん逃げろよ。面白い。てめぇを必ず赤く染めてやるからな。どんどん逃げてくれ。逃がしはしないけどな(笑) 土肥孝司!(笑)」

【児玉の話】「気持ちいい。やっぱりね、やっぱり吉岡世起じゃないと文体はね。早いかもしれないけど、もう一回やろう。もっともっと気持ちよく。でもね、勘違いしてもらっちゃ困る。ベルトかけてるけど落とすつもりはない。それは気持ちよくなるための材料だから。ただ単に僕が文体の舞台で最高に気持ちよくリングの真ん中で立ってるための試合、それだけ。楽しみ楽しみ」