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8/12【新日本】石井がオメガに宣戦布告 IWGPヘビー挑戦へ

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』(2018年8月12日)東京・日本武道館
○石井智宏&ジェイ・ホワイト&矢野通vsケニー・オメガ&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ×

 石井がオメガの眼前でオーエンズに快勝。試合後、IWGPヘビー級のベルトを手にした石井は、それをオメガに手渡して宣戦布告。「次の挑戦者はこの俺だ」と名乗りをあげた。

 このG1を5勝4敗で勝ち越した石井が第7試合に登場。CHOASの矢野&ホワイトと組んで、BULLET CLUB ELITEのオメガ&裕二郎&オーエンズ組と対戦した。石井はG1公式戦でIWGPヘビー級王者・オメガを撃破。ブロック突破を逃したオメガにとっては雪辱戦となった。

 このG1で自分勝手に暴走したホワイトは、ゴング直後こそオーエンズと正攻法でやりあったものの、強引に矢野とタッチ。早く戦えとせかして、不穏な空気を漂わせる。そんな隙を突いて、オメガ組が矢野を捕まえる展開に。ノリノリの3人はCHAOS軍を同時に股裂きで固定すると、裕二郎のセコンドに付いたダンサーのピーターさんをリングに招き入れ、その中央で踊らせてみせた。

 オメガがピーターさんをエスコートしてリングから下ろすが、その直後にタッチをもらった石井が緩んだ空気を一変させる。オメガに逆水平を乱射。反撃をパワースラムで鎮圧すると、残るCHAOSの2人もショルダータックルやバックドロップでナデ斬りに。オメガがエルボーを返しても、「来いよ」と自分から頬を突きだした。

 ならばとオメガはオーエンズとの合体攻撃で反攻。ダブルトラースキック、コンプリートショット&コタロークラッシャーで畳みかける。裕二郎も加勢に加わり、串刺し攻撃三重奏もさく裂。タッチをもらったオーエンズも強烈なランニングニーをぶち込んだ。

 しかし、パッケージドライバーは石井がリバース。ホワイトが加勢に加わり、オーエンズを裏投げでぶん投げると、石井もスライディングラリアットで続く。粘るオーエンズは延髄斬りやトラースキック、ローリングエルボー、ラリアットと畳みかけて何とか石井をなぎ倒したが、パッケージドライバーはやはり決まらず。石井はラリアットでお返しすると、一気に垂直落下式ブレーンバスターを繰り出して、3カウントを奪い取った。

 石井がオメガの眼前でオーエンズを料理。G1での勢いを見せつけるような快勝をあげた。滅多にアピールを見せない石井がここで動く。自らIWGPヘビー級のベルトを持つと、それをオメガに手渡して宣戦布告。バックステージでは「次の挑戦者はこの俺だ」とタイトル挑戦を表明した。

 それを受けてオメガは「これでG1が終わるが、お前が欲しいものはわかっている。お前は俺のことを倒したこともあるし、お前が欲しいものを得るチャンスをあげなきゃいけないこともわかっている。それはもちろんIWGPヘビー級ベルトへの挑戦権だ」と挑戦受諾を明言。タイトル戦の日付は未定としながら、「これまでお前とは4回対戦して、勝ったり負けたりを繰り返しているから、オカダと俺の状況に少し似ているところがある。次に戦った時の勝者こそがこの地球上で一番強い男…チャンピオンになる気がする」とライバル心を燃やし、「ただ、次に俺がお前と対戦する時は、こんな怪我をした壊れたケニーではない。100%、ベストバウトマシーンのチャンピオンとして、その豆タンクのような背の低いお前とやることになるんだぞ」と王者としてのプライドを垣間見せた。

【石井の話】「ケニー、次の挑戦者はこの俺だ」

【試合後のオメガ&オーエンズ】
▼オメガ「G1は怪我を押しての試合になってしまった。今回、俺に一番のダメージを与えたのは誰か…」

▼オーエンズ「(横切るように入ってくると)石井にはやられたよ。あいつはひどい男だ」

※そのままオーエンズが去っていく

▼オメガ「話の続きだ。このG1中に一番ダメージを与えたのは石井だったよ。唇の怪我を負ったのもお前との試合だった。これでG1が終わるが、お前が欲しいものはわかっている。お前は俺のことを倒したこともあるし、お前が欲しいものを得るチャンスをあげなきゃいけないこともわかっている。それはもちろんIWGPヘビー級ベルトへの挑戦権だ。これまでお前とは4回対戦して、勝ったり負けたりを繰り返しているから、オカダと俺の状況に少し似ているところがある。次に戦った時の勝者こそがこの地球上で一番強い男…チャンピオンになる気がする。だから、そのチャンスをあげてもいい。ただ、次に俺がお前と対戦する時は、こんな怪我をした壊れたケニーではない。100%、ベストバウトマシーンのチャンピオンとして、その豆タンクのような背の低いお前とやることになるんだぞ。日付に関してはこれから決めていこう。G1はこれで終わるけれど、ここでお前にチャンスをやるんだ。セカンドチャンスをやろう。それまでグッドナイト&グッバイ」

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