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8/13【大日本】ダブルドラゴン初戦白星 宇藤が聖地初メインで玉砕も小林高評価「あとは勝つだけ」

『真夏の後楽園2連戦・2日目』
東京・後楽園ホール(2018年8月13日)
「最侠タッグリーグ2018」デスマッチブロック公式リーグ戦=○伊東竜二&関根龍一vsアブドーラ・小林&宇藤純久×

 初の聖地メインで宇藤がダブルドラゴンに玉砕するも、パートナーの小林は「今日は負けたけど、宇藤は立派なメインイベンターだ。あとは勝つだけ」と認めつつゲキを飛ばした。

 小林と組んでデスマッチブロックにエントリーした宇藤はデスマッチ初挑戦となった前夜の開幕戦で竹田&塚本に完敗。CRAZY LOVERSから酷評されたが、最侠タッグリーグでデスマッチファイターとして進化することを誓い、この日の2戦目を迎えた。相手はこれが初戦となる伊東&関根のダブルドラゴンだ。試合形式は蛍光灯タッグデスマッチで行われた。

 のっけから宇藤はちゅうちょなく蛍光灯攻撃を関根に見舞って先手を取ってみせる。小林も蛍光灯を利しての頭突きを連発して続いたが、伊東が蛍光灯を突き刺して宇藤を鎮圧。蛍光灯に向かって投げつけ、蛍光灯で後頭部を殴りつけるなど宇藤にデスマッチの大先輩として洗礼を浴びせる。関根も蛍光灯を利してのサッカーボールキックを連発し、蛍光灯の上にノーザンライトスープレックスを敢行した。

 その後も劣勢が続いた宇藤だったが、一歩も引かない。蛍光灯を手にした伊東にフロントハイキックを見舞って小林につなぐ。小林はウェスタンラリアット、シャイニングウィザードと得意技を連発。関根にはスリングブレイドをさく裂させた。宇藤もロープに飛んで蛍光灯に激突したのも構わずフロントハイキックをお見舞い。小林とのダブルバカチンガーエルボードロップを投下し、伊東からにはサイルキックを発射。小林と二人がかりのダブルアームスープレックスで蛍光灯の上に叩き落として勝機をつかんだ。

 すかさずイスをセットしてコーナーに上がった宇藤だが、伊東が雪崩式ブレーンバスターでイスの上に叩き落とした。宇藤の顔面にイスを投げつけた伊東はドラゴンキッカーを発射。小林がカットに入ってもダブルドラゴンはダブルブレーンバスターで宇藤の上に叩き落とした。そして関根がカミカゼ、伊東がドラゴンスプラッシュを立て続けに決めると、宇藤は返せず3カウントが入った。

 小林&宇藤は開幕2連敗。それでも小林は「あれは平成の初めだったかな、昭和の終わりだったかな。偉い先生が言いました。あきらめればそこで試合終了だよって。俺はあきらめない!」と宣言。「宇藤、あきらめねぇだろ?」と問いかけられた宇藤は「あきらめません!」と言い切った。

 小林の口からこの日、宇藤が初の後楽園メイン登場だったことが明かされると、場内は宇藤コールの大合唱に。小林から「今日は負けたけど、宇藤は立派なメインイベンターだ。あとは勝つだけだよ。今シリーズ絶対勝とう」とゲキを飛ばされ、「はい!」と力強く応じた宇藤は小林と二人で売店でのサイン会へと向かっていった。

 一方、伊東&関根は白星スタートを飾った。「小林がさっき言った、あきらめたら試合終了。どう思う関根?」と問いかけた伊東は、関根が答えようとすると無視して「俺たちにあきらめる要素は全くない」とキッパリ。その後も関根に問いかけては無視を繰り返し、「昨日から始まった最侠タッグリーグ、まさにそう。この2か月ちょっとの長い戦い、俺らは全力で戦い抜く」と誓って後楽園2連戦最終日を締めた。

【試合後の伊東&関根】
▼関根「よっしゃ単独トップですよ! 伊東さん、ダブルドラゴン単独トップですよ!」

▼伊東「単独ではない。ウチら2点」

▼関根「最高の2点ですよ」

▼伊東「昨日今日戦った奴いる。高橋&最上が4点、吉野&関札が4点。どこがトップだよ?」

▼関根「いや、ウチら昨日、初日勝って、この連戦勝ってるから…」

▼伊東「8人タッグじゃねぇか。残り全部勝てば全部で7チーム、だから全部で12点。獲るぞ12点」

▼関根「獲りますよ。全部一戦一戦、必死で行きますよ俺は」

▼伊東「ひとまず宇藤っていう体のでかい人間がデスマッチに入ってくるというのは脅威ですし、そういう人間を押さえつけるのは大きな弾みになる」

▼関根「でかい人間がきてもね、でかいもくそも先輩も何もないです。くる奴みんな潰していきます。じゃないとリーグ戦、勝ち進んでいけないんで、余裕なんかみせないです」

――宇藤と戦った感触は?

▼伊東「力強いですね。今まであんまりラリアットを使う人間、ポイントポイントで宮本が使ったり、スタン・小林が使ったりしてますけど、豪快なラリアットを打つというのがそういない中でああいう人間が入ってくると、ウチらもどんどん戦い方が変わってきますし、そういう点では脅威ですけど、キャリアの差で押さえ込もうと思います。その他の人間たちですね、特に植木、佐久田のような小柄の人間がどう戦うのか、それはデスマッチの先輩であるこの二人の見せ場でしょうし、そういうのを見ながら、ウチらは残り全部勝ちたいと思います」

▼関根「そんなこんなよりも勝ち進んで決勝いくことが目的なんで、楽しみにしててください。ダブルドラゴンですよ、ダブルドラゴン! 行きましょう、ありがとうございました! 初戦突破! 突破!」

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