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8/16【NOAH】「全力で来い、全力で潰す」「古いヤツらに魅力なし」 世代闘争タッグ王座戦へ丸藤&齋藤、拳王&清宮ミニインタビュー

 世代闘争真っ盛りのノアマットにおいて、GHCタッグ戦線はその最たる激戦地帯となっている。

 上位世代として合体を果たした現王者の丸藤正道&齋藤彰俊組は、ふたり合わせて実に“11度"のタッグ王座戴冠歴を誇る。丸藤は6度、齋藤は5度。戴冠記録の1位と2位が組んでおり、GHCタッグの歴史をつむいできた両雄が組んだ王者だ。

 新世代の“ジ・アグレッション"中嶋勝彦&マサ北宮組を破って王座奪取に成功し、今度は拳王&清宮海斗組の挑戦を受けることが決定的に。8・5後楽園大会で拳王が齋藤を破って挑戦を表明し、相棒不在の拳王のもとに駆けつけたのが清宮だった。

 今年のノアは新時代への期待感とともに幕開け。超満員となった年初1月の後楽園大会でメインに組まれたのが「拳王vs清宮」のGHCヘビー級選手権試合だった。そのふたりが今度は力を合わせて、“ミスターGHCタッグ・コンビ"に挑む形となる。

 王座戦は正式決定していないが、両軍は8・18川崎大会における上位世代vs新世代5対5イリミネーション戦でも激突予定。世代をかけたタッグ決戦に向けた両軍の思いとは――。


【丸藤&齋藤ミニインタビュー】

――7・28後楽園大会で齋藤選手は5度目のGHCタッグ王者となった

▼齋藤「GHCタッグに対する思い入れはひじょうに強いですし、今回のシチュエーション的にもなにがなんでもという気持ちがありましたので感慨無量です。ただ、ここがやらなくてはならない事の入口に過ぎないので気を引き締めています」

――かつてバイソン・スミス、秋山準、潮崎豪とともにタッグ王座を獲得している

▼齋藤「秋山選手はプロレスの王者のあり方を隣で感じさせてくれたパートナーでした。バイソン選手は青い目をした侍で、言葉よりも心が通ずるパートナーでした。潮崎選手はあのリング(2009年6月13日、故・三沢さん最後の試合)で対角線にいた。そして残された二人でもありますし、個人的に思い入れのあるパートナーでした」

――そして今回は丸藤選手との戴冠

▼齋藤 「現在のパートナーは、歴史を踏まえてもNOAHの象徴でもある天才。こちらがギアを勝手に変えようとしても、F1マチィックやeギアの様に瞬時に最適な状況に対応してくれるので、何も心配せずに自分自身のことに集リンク上の中させてくれる心強いパートナー。リング上のマエストロだと思ってます」

――丸藤選手は6度目のタッグ王座戴冠となる

▼丸藤「記録より記憶に残る試合を目指してるからね。(齋藤さんと)この6回の戴冠の中で一番記憶に残るタッグチャンピオンになりたいよね」

――先日の8・5後楽園大会で齋藤選手が拳王選手にフォール負けを喫して挑戦表明された

▼丸藤「やっぱり若い選手の勢いは本物だなと分かるなかでも、ここ最近の齋藤さんの頑張りっていうのは、そこはアイツらも認めざるを得ない部分だと思うし、まぁそれくらいして来なきゃ面白くなっていかないんじゃないのかと」

▼齋藤「そうあるべきだと思います。道は譲られるものではなく、自ら切り開くものだと思うので…。全力で来い! 全力で潰してやる!」

▼丸藤「アイツ(拳王)がシングルを持ってる時にはアイツに挑戦するって形にまでならなかったんで、まぁ今回はタッグのベルトですけど、ベルトという物を懸けてアイツと試合をするというのはひじょうに楽しみですよ。でも俺がまだ『楽しみ』って言ってるだけ余裕があるのを分かって欲しいかな」

――拳王のパートナーに名乗りを上げたのは清宮。潮崎とのゴーカイタッグで王座を獲得していただけに意外だった

▼丸藤「あの若さとキャリアならそこ(ゴーカイタッグ)にへんにこだわらずトライ出来ることはドンドンして行ったら良いと思うし。でもまぁ、まだまだだよ。俺、今年で20周年だよ。まだまだだよ」

――拳王&清宮組というチームについてはどんな印象を?

▼丸藤「楽な試合にならないのは予想出来ますけど、今の俺のモチベーションと齋藤彰俊のコンディションとモチベーション、それを止めるのは相当難しいよって事を分かって欲しいね」

▼齋藤「二人とも、それぞれ表現やアプローチの仕方は違えど、未来を見据えて行動を起こすと同時に『メタ認知』出来るタイプだと思います。ベクトルが一緒なだけにスタイルの違いをタッグというあり方に上手く乗せる事が出来れば大化けする可能性がある。表裏一体チームとみますね。歯車が合えばだけど…ちなみにこっちのチームは変則ギアもスムーズですから」

――齋藤選手はここ最近、デスブランドを何度も解禁して躍進の原動力としているが?

▼齋藤「あの技は自分自身必要以上に思い入れのある時にしか使わない技なので、それだけ思い入れがあるということです」

――8・18川崎大会の世代闘争10対10イリミネーション戦もタッグ王座戦に向けた戦いとなりそうだが?

▼齋藤「どちらの世代も一歩も譲れない、引くことは出来ない。そのような状況の中で行われるイリミネーションマッチは、崖っぷちで戦うかのような戦う者にとってたまらない緊張感がある試合で、ある意味楽しみにしています」

▼丸藤「そうですね。そこら辺のルールを把握しつつ、年寄りの勢いというものを全員でね。そこはもうチームですからね。5人の勢いというものを全身全霊で相手チームにもお客さんにも感じて貰いますよ」

――上位世代で勝つことがまず先決?

▼丸藤「そうだね!もう5-0のストレートで勝つでしょ! 俺らが! まぁ楽しみにしてて下さい」

――では改めて8・18川崎大会に向けたメッセージを

▼丸藤「俺のパートナー、誰だと思ってんだ?」

▼齋藤「齋藤さんだぞ!」



【拳王&清宮ミニインタビュー】

――清宮選手は潮崎豪とゴーカイタッグを組んでいたが、拳王の挑戦表明時にパートナーに名乗り出た理由は?

▼清宮「7月28日の後楽園で丸藤さんと齋藤さんがGHCタッグのベルトを戴冠されましたけど、GHCタッグのベルトは自分も一度巻いていますが、結局防衛も出来ないままで終わってしまった事もあって、ベルトに対しての思いは凄くあります。なによりも新生ノアとして時代を新しくすると動き出しているのに、ベルトが向こうに行っているというのが面白くないですね。その衝動からいてもたってもいられなくなって行動に移しました。拳王さんと一緒に組んで獲り戻したいです」

▼拳王「グダグダ言ってねぇで、とっとと日時決めろ!」

――パートナー・拳王の印象は?

▼清宮「拳王さんとは今年に入って、シングルで2回やってますけど、一度も勝ってないんですよね。だから拳王さんの強さは身にしみて分かっているので、パートナーとしては文句無しと言うか何の心配もしてないです。今は一致団結して、ノアの景色を変えていかなければならないという思いで力を合わせてやってます。何よりも拳王さんは熱いです。ノアの未来の事を凄く考えて口に出されて行動している。その熱さが行動や強さに繋がっていると思います」

――王者の丸藤&齋藤組については?

▼清宮「丸藤さんと齋藤さんはベルトの価値を高めてきた二人だと思います。自分がこの世界に入る前からベルトを巻いているのを見てきているし、ノアの顔だと思っています。この二人からベルトを獲ることでいろんなことが物凄く変わると思うんですよね。だからこそ、取りたいし、いろんな事を変えていきたいです」

▼拳王「あんな古いヤツらがベルト持ってても何も刺激ないだろ。そんな印象しかねーよ!」


――8・18川崎大会では世代闘争の5対5イリミネーションマッチもあるが?

▼拳王「アイツら(丸藤&齋藤)を狙うしかないだろ」

▼清宮「ルールの中でいろんな作戦がありますが、最後に残ったチームが勝つというのは分かりやすいシチュエーションだと思います。そこで最後までリングに立っている姿をお客さんに見てもらえれば、ノアの景色も印象も変わると思いますので、新しいノアの見せるには大事な戦いだと思います。そこで勝って、GHCタッグの挑戦を決定的にしたいと思います」

――川崎大会に向けた意気込みを

▼清宮「新生ノアとして新時代を切り開くための大事な一戦だと思っています。是非、会場で熱い応援よろしくお願いします!」

▼拳王「おい、これを見てるクソヤローども! 絶対観に来いよ!」

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