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8/21【MASTERS/W-1】久々来日のWサモアン躍動も…藤波組快勝 ライガーは対BATTに興味

『PRO-WRESTLING MASTERS』東京・後楽園ホール(2018年8月21日)
○佐野巧真&藤波辰爾&獣神サンダー・ライガーvsワイルド・サモアン&大矢剛功&ブラック・タイガーV×

 久々に来日したサモアンが躍動したものの、最後は藤波&ライガー&佐野組が連係攻撃で快勝。試合後、ライガーはBATTとの対戦に興味を示した。

 “サモアの怪鳥"サモアンは80年代から90年代に懸けて、新日本プロレスの常連外国人選手として活躍。グレート・コキーナ(ヨコヅナ)とのコンビで、武藤敬司&蝶野正洋が保持していたIWGPタッグ王座に挑戦した経験がある。従兄弟のファトウと組み、サモアン・スワット・チーム、ヘッドシュリンカーズなどの名前で、WWF(現WWE)、WCWなどでも暴れ回った。そんなサモアン久々に来日。大矢、ブラックと異色のトリオを組み、新日本マットでしのぎを削った藤波&ライガー&佐野組と激突した。

 先発はライガーとブラックのマスクマン対決に譲ったが、続いて藤波とサモアンの顔合わせが実現。当時よりもさらに体重を増したサモアンは藤波と打撃戦を展開した。藤波の張り手に被弾する場面もあったが、サモアンは体躯に似合わぬ意外なスピードで押し返した。

 試合は大矢とブラックが入れ代わり立ち代わりで佐野を攻め込む展開に。サモアンもタッチをもらうと、胸板への張り手やバックスピンキック、ボディスラムと猛攻。スピード感溢れる動きで場内を沸かす。しかし、倒れ込み式ボディプレスは佐野に避けられて自爆に終わった。

 ここでタッチをもらった藤波は、ブラックにドラゴンスクリューをお見舞い。介入した大矢をコブラツイストに捕らえる。ライガーも奮戦し、ランニング掌底を乱れ打って、大家たちをなぎ倒した。

 ブラックは佐野が相手になると、急所蹴り、ツームストンパイルドライバー、ダイビングエルボードロップと猛ラッシュ。が、加勢に入ったサモアンの串刺しフライングボディアタックは避けられて自爆に終わり、チャンスを逃した。佐野がソバット連打で巻き返すと、ライガーと藤波が加勢。最後は藤波の強烈な張り手から佐野がノーザンライトボムを繰り出して、ブラックを仕留めた。

 試合後、ライガーは「僕はプロレスに入るキッカケを作っていただいたのは藤波さんで、僕の先輩の佐野さん。そのお二人とこうやってタッグを組めて。何も怖いものはないし、相手が誰であろうと…サモアンは確かにデカいよ。一発一発は重いよ。今のレスラーにないものを持ってる。だけど、負ける気はしない」と結束をアピール。「どんなことがあったって、この3人なら誰にも負けない。これだけは言っておく。次、またこういうタッグを組めたら、誰とでもいい。武藤、馳、太陽ケア、この3人で来たって俺たちは負けない。話題作りはなんぼだけど、平成維震軍とかやっても意味ねえよ」とBATTとの対戦に興味を示すと、藤波も「親分が帰ってくるのを待ちましょう」と前向きに宣言した。

【試合後の藤波&ライガー】
▼ライガー「僕はプロレスに入るキッカケを作っていただいたのは藤波さんで、僕の先輩の佐野さん。そのお二人とこうやってタッグを組めて。何も怖いものはないし、相手が誰であろうと…サモアンは確かにデカいよ。一発一発は重いよ。今のレスラーにないものを持ってる。だけど、負ける気はしない。どんなことがあったって、この3人なら誰にも負けない。これだけは言っておく。次、またこういうタッグを組めたら、誰とでもいい。(ポスターを見て)武藤、馳、太陽ケア、この3人で来たって俺たちは負けない。話題作りはなんぼだけど、平成維震軍とかやっても意味ねえよ。実力なんだよ。どいつが取るのか。俺らなのか。それを決めないと意味ない。レジェンドの中でもそういう競争があって然るべきだろ?」

――藤波選手はサモアン選手と久しぶりに対戦したが?

▼藤波「もうちょっと肌を合わせたかったですけどね。あまりにも周りがみんな元気だからね。久々で懐かしいのと。(ポスターを見て)まだまだいっぱいいるね。親分が帰ってくるのを待ちましょう」

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