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8/29【全日本】野村が時間差バトル制覇、王道Tへ王者・ゼウス撃破&優勝→三冠挑戦を予告

『BS11 presents GROWIN' UP vol.15』
東京・新木場1stRING(2018年8月29日)
王道トーナメント直前ロイヤルランブル=○野村直矢vsジェイク・リー×

 王道トーナメント前哨戦となったロイヤルランブルは野村が優勝。1回戦の三冠王者・ゼウス撃破と優勝による三冠ベルト初挑戦を誓った。

 9月開催の王道トーナメントへ向けてこの日、前哨戦となるロイヤルランブルがメインイベントに組まれた。トーナメントに出場する16選手中11人による時間差バトルで、1対1で試合が始まり、90秒ごとに選手が登場するもの。三冠王者・ゼウス、宮原、諏訪魔らが優勝候補といえたが、伏兵・野村が主役をかっさらってみせた。

 野村は3人目で登場。青柳とのアジアタッグ王者コンビで共闘したが、ヴァレッタにブレーンバスターでまとめて投げ飛ばされ、ジェイムスにドロップキックを連発しても、両腕ラリアットで返り討ちにされた。

 それでも野村は青柳とともに石川とジェイムスを同時にオーバー・ザ・トップロープに葬り、三冠王者・ゼウスもダブルドロップキックで失格に追い込んでみせた。中盤に青柳が姿を消したが、野村はその後も奮戦。混戦模様の中、諏訪魔、宮原、ジェイクとともに終盤まで生き残ると、宮原、諏訪魔の順でジャーマンで投げられても、宮原が二段式ジャーマンで諏訪魔を投げたところに加勢して諏訪魔を失格に追い込んだ。

 ここで宮原と共闘し、ジェイクを2対1の状況に追い込んだ。二人がかりで攻め立てると、そのさなか、宮原がエルボーを野村に打ち込んだ。故意か偶然かわからないが、これに野村は怒ったか串刺しブラックアウトをジェイクに突き刺した宮原を場外に叩き落として失格させた。そしてジェイクとの一騎打ち状態になると、ジェイクのキック攻撃の前に守勢に回り、スピアーも2発ともニーリフトで迎撃されたが、野村は最後まで勝負を捨てず。ジェイクをエプロンに追いやると、執念で決めたスピアーで場外に叩き落として優勝を決めた。

 野村がロイヤルランブルに優勝。王道トーナメントへ向けて弾みをつけた。試合後のマイクで野村は「9月の王道トーナメント、自分の初戦は三冠チャンピオンのゼウスさん。俺がゼウスさんに勝って三冠挑戦表明します」と宣言。9・17後楽園の1回戦から三冠王者・ゼウス戦でいきなりの難関となるが、「もうチャレンジマッチじゃない」と言い切った野村は、「俺が食ってやりますよ。勝って勢いに乗って優勝して、そのまま俺が三冠ベルト挑戦します」と優勝の先に至宝ベルト初挑戦を見据えた。

 先日の会見でも誓い合ったように、決勝戦の相手はアジアタッグ王座を保持するパートナー・青柳しかいない。「僕ら二人で決勝にいくことに意味があると思うんで。また二人で上がったら違った景色もみえてくると思います」と描いた野村は、「決勝の舞台で俺たち二人が新しい全日本プロレスをみせます」と誓ってみせた。シングルプレイヤーとしても上昇を見据える野村はこの9月、王道トーナメント初優勝で新時代の扉を開く。

【試合後の】「いやぁ本当にロイヤルランブル最後きつかったんですけど、皆さんの応援のおかげで最後まで生き残ることができました。でも本番はロイヤルランブルじゃなくて王道トーナメント。1回戦はゼウスさん、三冠チャンピオン。俺が食ってやりますよ。もうチャレンジマッチじゃない。やってやります。(ゼウスに勝ったら三冠ベルトに挑戦すると?)もちろん。三冠チャンピオンに勝ったら三冠ベルトに挑戦できる権利はあると思うんで、勝って勢いに乗って優勝して、そのまま俺が三冠ベルト挑戦します。(決勝の相手はやはりパートナーの青柳とやりたい?)もちろん。僕ら二人で決勝にいくことに意味があると思うんで。また二人で上がったら違った景色もみえてくると思います。新しい力みせますよ」

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