プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/29【全日本】世界ジュニア戦へ近藤が徹底挑発も 王者・岩本動じず孤高の芸術でKO

『BS11 presents GROWIN' UP vol.15』
東京・新木場1stRING(2018年8月29日)
○岩本煌史&青木篤志vs近藤修司&丸山敦×

 世界ジュニア最初で最後の前哨戦は王者・岩本が挑戦者の度重なる挑発にも冷静さを失わず、近藤を孤高の芸術でKOしたうえで勝利を飾った。

 8・26流山大会で青木を破り、悲願の世界ジュニア初戴冠を果たした岩本。「今年だけで2回、近藤修司に負けてるので、もし僕の意見が通るのであれば、ぜひ初防衛戦の相手は近藤修司をお願いしたい」と指名し、9・22博多大会で近藤とベルトをかけて対決することになった。

 この日、最初で最後の前哨戦が実現。王者・岩本が前王者・青木、近藤が丸山とそれぞれ組んで激突した。いきなり両者が先発で対峙すると、ロープに追い込んだ近藤が離れ際のチョップを打ち込み、逆に岩本がロープに押し込むと、「張れよ」と挑発に出る。その後も近藤は控えに戻ったところに何度も攻撃を加えるなど、岩本を逆なでしようとした。

 それでも動じない岩本は丸山相手にニーアッパー、ラリアット、ネックスクリューで攻め込んだ。すると近藤がカットに入り、岩本の頭を何度も蹴りつけて挑発。乗らない岩本が丸山に追撃を狙ってロープに飛んだところを近藤がエプロンからの蹴りで妨害した。

 これでついに岩本にスイッチが入った。リングに飛び込んできた近藤を一本背負いで豪快に投げると、場外まで追いかけ、グッズ売店に叩きつける。それでも飽き足らずテーブル、イスを手当たり次第に投げつけた。怒りの感情をみせたが、冷静さは失わず。リングに戻ると、追いかけてきた近藤に孤高の芸術をさく裂。大の字となった近藤の眼前で丸山を孤高の芸術で料理した。

 試合後、岩本は世界ジュニアのベルトを肩に、大の字となったままの近藤をしばし見下ろした。「オイ、近藤修司。いつまでも余裕ぶっこいて小僧扱いしてんじゃねぇぞ」と言い放った岩本は、「タッグリーグの後楽園の試合で俺、負けてるけど、まだあの時の俺が頭の中に残ってるんだったら、あいつは俺の足元にも及ばない、勝てねぇよ」と断言した。

 8・18後楽園におけるJr.TAG BATTLE OF GLORY公式戦では近藤相手に感情的になりすぎたのが災いし、丸め込まれて3カウントを聞いた。この日は度重なる挑発にも冷静さを失わず、最終的には怒りの感情を爆発させたもののキッチリ勝利。「怒ったけど冷静だよ。周り見えてるよ。相手誰だかわかってるよ。最後の相手、丸山敦だろ。わかってるし、キッチリ獲ってんだよ。やられてんのどっちだ? ちゃんと理解しろ近藤修司バカヤロー」と勝ち誇った岩本は、自ら指名した近藤返り討ちに自信を深めたようだった。

【岩本の話】「オイ、近藤修司。いつまでも余裕ぶっこいて小僧扱いしてんじゃねぇぞって。まだ今月の出来事ですけど、タッグリーグの後楽園の試合で俺、負けてるけど、まだあの時の俺が頭の中に残ってるんだったら、あいつは俺の足元にも及ばない、勝てねぇよ。みただろ今日。怒らせようとしてる…確かに怒ったよ。怒ったけど冷静だよ。周り見えてるよ。相手誰だかわかってるよ。最後の相手、丸山敦だろ。わかってるし、キッチリ獲ってんだよ。やられてんのどっちだ? ちゃんと理解しろ近藤修司バカヤロー」

プロ格 情報局