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8/31【WWE】NXT女子王者・カイリが初凱旋、インセインエルボーで華麗に快勝

『WWE Live Osaka』
エディオンアリーナ大阪(2018年8月31日)
○カイリ・セイン&サーシャ・バンクス&ベイリーvsルビー・ライオット&リブ・モーガン&サラ・ローガン×

 NXT女子王者・カイリが日本初凱旋。インセインエルボーを華麗に決めて勝利で飾った。

 昨年6・30両国大会でWWEと契約したカイリは、同年9月の第1回「メイ・ヤング・クラシック」に優勝。そして今年8月18日、『NXTテイクオーバー:ブルックリン4』でシェイナ・ベイズリーを破ってNXT女子王座を奪取。アスカに次ぐ日本人二人目の戴冠を果たし、王者としての日本凱旋を決めた。

 この日、カイリはサーシャ&ベイリーの元RAW女子王者二人と組んでライオット&モーガン&ローガンのライオット・スクワッドと対戦した。先発を買って出たカイリはローガンの挑発にバックブローを連発。いずれも空を切ったが、ライオットを相手に「いくぞ大阪!」と叫んで小橋建太ばりのマシンガン逆水平を披露して沸かせた。

 その後もカイリはトペを発射するなど躍動。ベイリーが捕まる展開が長く続いたが、カイリにタッチが渡ると、一気に試合は動いた。低空ローリングネックブリーカードロップを連発したカイリは、フライングヘッドシザース、スピアーで一気呵成。行進ポーズからの串刺しスライディングD、ダイビングエルボーとヒジも冴え渡る。イカリはライアットにカットされたが、混戦模様の中、ローガンにバックハンドブローをさく裂。すかさずインセインエルボーを華麗に決めて3カウントを奪った。

 試合後、カイリはサーシャ&ベイリーとともに笑顔で勝ち名乗り。コーナー上で誇らしげにNXT女子ベルトを掲げた。

【囲み取材におけるカイリ】
――NXT女子王者として凱旋となったが?

▼カイリ「先日テイクオーバーが今月の18日にありまして、そこでチャンピオンになって、しかも初めての凱旋なので、そこに何かお土産を持って帰れたらいいなというのはずっと思ってたんですけど、やっぱり一番のお土産はチャンピオンベルトをこうやって日本に、NXT女子のベルト、凄く重たいベルトなんですけど、今まで6年NXTの歴史がある中で8人しか巻いたことがなくて、8人目で巻くことができて。本当に光栄に思いますし、今日こうして日本でこのベルトをお披露目できるのをうれしく思います」

――この先どんな活躍をしていきたい?

▼カイリ「今年の10月に女子初のPPV大会、エボリューションというんですけど、今、その大会に向けて女子選手が凄く強化されていて、そういう大きな初めての大会もあるので、そこでも活躍できるように、これからも女子をどんどんチャンピオンとして盛り上げていけたらと思います」

――紫雷イオ選手が入ってきたが?

▼カイリ「そうですね。ちょうど1ヵ月ぐらい経ったぐらいなんですけど、イオさんがいらして、さっそくメイ・ヤング・クラシックという女子の大会が開催されて、イオさんが参戦されて、里村さんと松本選手ですね。日本のトップ3といわれる選手がメイ・ヤング・クラシックに出てるのを私もそばで拝見したんですけど、3人とも本当に強かったですね。まだ結果は秘密なんですけど、これから配信されるので、アメリカの舞台で3人がどうやって活躍するかをぜひ日本のみなさんにもみていただきたいと思いましたね。イオさんとは毎日、パフォーマンスセンターでも会いますし、プライベートでもよく一緒にご飯に行ったりして。うれしいですね。私ずっと今まで1年間、一人だったので。全部英語になっちゃうので、細かいこととか一人で考えるとかしかなかったんですけど、今イオさんが来て、あそここうしたらよかったかなとか、お互いの試合について意見交換ができたりとか、それが凄く私はうれしいし、お互いにまた切磋琢磨して、今は一緒に協力してやってますけど、一回もうタッグ組んだんですけどNXTの試合で。これからタッグを組むのか対立するのかわかりませんけど、どっちになってもいいものをみせられるんじゃないかなと思います。日本にいた時よりお互いがパワーアップして、もっと凄いものをみせられるんじゃないかなと。日本のプロレスの良さとアメリカのプロレスの良さ、どっちもあって、それをうまくミックスしていい感じにできたらなと思いますね」

――NXTのベルトを巻いて日本でベルトを巻いた時との心境の違いは?

▼カイリ「違いますね。今、私はWWEに入って1年ちょっと経つんですけど、メイ・ヤングで優勝できたんですけど、そこから特に言葉の面で凄く苦労して、一時期ちょっと鬱っぽくなった時期もあったりして、自分アメリカ向いてないんじゃないかとか、プロレス向いてないんじゃないかとか、凄く自信をなくした時期があったんですけど、あきらめなければ、テイクオーバー、2万人ぐらいのお客さんの前でセミファイナルで、女子1試合しかなくて、そのプレッシャーの中で巻けたベルトで、試合内容も自分の中で凄く楽しめたっていうか、本当に心からプロレスを楽しめて、そのうえで勝てたので、本当にもう勝った瞬間は天に上る気持ちでした」

――女子で誰が一番怖い?

▼カイリ「最高のライバルなのはシェイナ・ベイズラーですかね。お互いゲームとかでたとえると、ラスボス感ですね。お互いに盛り上がれるというか、いい試合…シェイナだったからこのベルト戦も盛り上がったと思うし、怖いというか倒したい相手で、倒すことが今回できたんですけど、最後丸め込みだったので、今度もう一回やる時は(インセイン)エルボーで仕留めたいと思います」

――日本のファンにメッセージを?

▼カイリ「日本のファンのみなさん、お久しぶりです。ついにこうして日本に帰ってくることができました。しかもみてください。NXTのウーマンズチャンピオンになっての凱旋になります。今日はどんな試合になるかわかりませんが、来てくれたみなさんを楽しませて、来てよかったなと思ってもらえるような試合にしますので、ぜひ楽しみにしていてください」

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