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9/16【大日本】優勝候補・ヤンキー二丁拳銃を熱戦突破 小林&宇藤が2連勝で急浮上

『〜BIG JAPAN DEATH VEGAS〜』神奈川・横浜文化体育館(2018年9月16日)
「最侠タッグリーグ」デスマッチブロック公式リーグ戦=○アブドーラ・小林&宇藤純久vs宮本裕向&木高イサミ×

 優勝候補のヤンキー二丁拳銃を熱戦突破し、小林&宇藤が2連勝。勝敗をイーブンに戻し、急浮上した。

 第6試合は「最侠タッグリーグ」デスマッチブロック公式戦。“ヤンキー二丁拳銃"宮本&木高組と小林&宇藤組が「蛍光灯デスマッチ」で激突した。ヤンキー二丁拳銃は過去3回の優勝を誇る大本命で、現在は2勝1敗。一方、このリーグ戦からデスマッチに挑戦している宇藤と小林のチームは開幕2連敗となったが、9・9博多で植木嵩行&佐久田俊行組を下して初日を迎えた。

 場外戦を仕掛けた二丁拳銃がまずペースを握る。宮本と木高が代わる代わる蛍光灯を使って小林を暴行。早くも流血に追い込んだ。しかし、小林も同じく額から流血した木高にチョップ連打でお返し。代わった宇藤がパワフルな攻撃で巻き返す。

 二丁拳銃は連係攻撃で対抗。宮本がカニバサミでセカンドロープに叩きつけると、木高が場外からドロップキックを発射した。ダブルフェイスバスターもさく裂。経験を活かし、蛍光灯を使った攻撃でも圧倒する。

 長時間捕まってしまった宇藤だったが、カウンターのスパインボムを宮本に放って何とか逆転。「よっしゃ-、いったるぞ!」と小林がリングに飛び込む。「愛してま〜す」からのダイビング脳天チョップを決めると、身体をたぎらせる。宮本が先に動いてドロップキックを浴びせたが、小林も頭突き合戦から地獄突きを発射。譲らない宮本もノーモーション頭突き、ラリアット、その場飛び式ムーンサルトニードロップで押し返した。

 あとを受けた木高は、小林の攻撃をことごとく切り返し、コブラクラッチに固めると、後頭部にヒザ蹴りを放つ。宇藤がカットに入るも、木高は正拳突きで反攻。ロープに持たれた宇藤に、宮本が場外からパイプイスを投げつけた。小林にも連係攻撃でラッシュ。同時顔面低空ドロップキックを放つと、木高は蛍光灯を挟み込んだダイビングダブルニードロップで勝負に出る。

 しかし、小林が避けて自爆を誘うと、反撃に転じる。宇藤は場外に蹴落とされても、木高のトペスイシーダをセコンドに誤爆させて回避すると、リング上では小林が宮本にスリングブレイド、シャイニングウィザードと猛攻。リングに戻った木高をすかさず十字固めで押さえ込み、ニアフォールを奪い取った。

 宇藤が回転型蛍光灯を脳天に振り下ろすと、小林もロープに吊された蛍光灯を1つ残らず木高に投げつける。そして、サンドイッチラリアット、宇藤のリバースパイルドライバーと大技を惜しげも無く連発すると、最後はダイビングバカチンガーエルボードロップで、小林が木高から3カウントを奪い去った。

 連敗スタートだったが、小林&宇藤組だったが、宇藤がデスマッチに順応し、2連勝で上昇気配。二丁拳銃撃破に気をよくした小林は、横浜文体で伝説を残すアントニオ猪木vs藤波辰爾にあやかり、宇藤を肩車して喜びを爆発させるも、途中で崩れてしまって笑いを誘った。

 バックステージでは二丁拳銃から「アマチュア」呼ばわりされたものの、宇藤は「プロだからやってんだよ。ふざけんな。飯食うためにやってんだ。ふざけんじゃねえぞ。ただ蛍光灯当てて、気持ちいいだなんだって、そんなバカなこと言うつもりねえんだよ」と勝ち気に言い返した。

 「思った以上に痛いですけど、思った以上に収穫はありますね。その収穫は全部終わったあとに変化を見せて、そのあとに語りたいと思います。全部変えたらどれだけレベルが上がるかってことですよ」とデスマッチで奮闘する宇藤が胸を張ると、小林は「日々課題を見つけて、それをある程度克服してますから。それは並みのレスラーじゃできないことですね。課題が課題のまま終わって何年もかかるけど、宇藤はこの1ヵ月ちょっとでそれなりに克服してるから」と絶賛。「まだ団子レースですから、(優勝の)目は全然あると思います」と断言すると、宇藤も「みんなきっ抗してるから1個勝てばデカい。二丁拳銃に勝ったのはデカいですよ」と先を見据えた。次戦は9・30名古屋。2人は星野勘九郎&藤田ミノル組と対戦する。

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