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9/24【DRAGON GATE】鷹木が最後の大田区でKAIと熱戦展開 ラストマッチで同期ハルクと対戦、10・2後楽園でタッグも結成

 『DANGEROUS GATE 2018』大田区総合体育館大会が24日、行われ、鷹木信悟が所属として迎える最後のビッグマッチでKAIと熱戦を展開した。試合後、同期のB×Bハルクがラストマッチとなる10・7博多の対戦相手に名乗り。10・2後楽園では最後の同期タッグを結成することも決定した。

 鷹木は9・6後楽園でDRAGON GATE退団し、フリーになることを発表。デビューの地である10・7博多をラストマッチに定めた。所属最後のビッグマッチとなる大田区大会の対戦相手は、アニマル浜口ジムの同門・KAIに。両者はプロレスラーを目指してしのぎを削った仲間で、鷹木が先輩にあたる。“大仁田信者"という共通項もあり、昨年10月には大仁田厚とのトリオも実現した。7・7横浜で行われたKAI自主興行でシングル初対決。30分時間切れ引き分けに終わっており、2ヵ月ぶりの再戦となった。

 のっけから意地の張り合いに。何度もエルボー合戦やラリアット合戦、ショルダータックルの打ち合いで火花を散らす。KAIも感情的になり、ドラゴンスクリューから足4の字固めに捕らえると、自ら「信悟」コールを起こして挑発した。鷹木がコーナー最上段から雪崩式ブレーンバスターを繰り出せば、KAIはクラッチを外さずに、すぐさま垂直落下式ブレーンバスターを返す。バックドロップやサンダーファイヤーパワーボムの投げ合いも展開された。

 先に勝機を掴んだKAIはスプラッシュプランチャを放つも、鷹木は剣山で撃墜する。ラリアットの相打ちでまたもせめぎ合ったが、先に動いた鷹木はパンピングボンバーを乱射。MADE IN JAPANも完璧に決まったが、KAIはカウント3寸前でキックアウトした。なおも鷹木はパンピングボンバーで突っ込んだが、KAIは狙いすました雁之助クラッチで丸め込んで同門対決を制した。

 試合直後はレフェリーに抗議して悔しさを爆発させた鷹木だったが、最後はKAIと握手を交わし、互いに手を掲げて健闘を称え合った。KAIがリングを去って行くと、入れ替わるようにハルクがリングに姿を現した。

 「俺の大嫌いな鷹木信悟! DRAGON GATE所属として最後の大田区大会。負けて残念だったな」と同期をけなしたハルクは、「お前、勝ったままDRAGON GATEを去ろうとしてねえだろうな? お前と最後にシングルマッチをやったのは去年のKING OF GATEの後楽園ホールだ。俺は覚えてるぞ。お前に勝ち逃げなんてさせねえぞ」と宣言。「DRAGON GATE所属として最後の試合、10月7日博多! そこで、俺とシングルで勝負しろ!」と一騎打ちを要求した。

 鷹木も気持ちは同じだった。「俺も最後の相手はお前しかいないと思ってたぜ。唯一残った同期。10月7日博多、鷹木信悟vsB×Bハルク、やってやろうじゃねえか、コノヤロー。俺らにしかできない最後の試合をやろうじゃないか」と承諾し、常にいがみ合ってきた両者の対戦が決定した。

 さらに、鷹木は「ここ東京で博多の話ばっかりしてもしょうがねえよな。俺の大嫌いな後楽園ホールだけど、最後ぐらい恩返しさせてくれ。来週、後楽園ホールがあるだろ? 博多で戦うんだったら、最後の後楽園で10年ぶりにタッグを組むっていうのはどうだ?」と提案。観客の後押しを受けると、ハルクも「お前のひねくれた性格、理不尽大王、大嫌いなんだよ。でもな、最後の最後、お前のワガママを聞いてやる」と渋々その提案を飲み、同期タッグ結成が決まった。

 バックステージでも2人は言い争いを繰り広げたが、そこにアンチアス改めREDのメンバーが乱入。最近まで鷹木と共闘していたREDは潔く送り出すつもりだったものの、ハルクとの合体に怒りをあらわに。Eitaが10・2後楽園の対戦相手に名乗りをあげ、パートナーに新メンバーXを投入すると予告した。

 常に敵対してきたハルクとのコンビネーションは未知数で、仲間割れの可能性も低くはない。そして対戦相手のXも不気味に映る。鷹木の退団まであと2週間となったが、まだまだ波乱含みだ。

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