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10/10【全日本】ワイルドめんそーれ返り討ち 野村&青柳V2でアジアタッグ王者として最強タッグへ

『2018旗揚げ記念シリーズ』東京・後楽園ホール(2018年10月10日)
アジアタッグ選手権試合=○野村直矢&青柳優馬vs大森隆男&ブラックめんそーれ×

 野村&青柳がワイルドめんそーれを返り討ちにし、アジアタッグ王座V2。アジアタッグ王者として出場することになりそうな暮れの最強タッグ優勝を今から誓った。

 野村と青柳はワイルドめんそーれを解散に追い込むことと、大森のアジアタッグ戦線追放を宣言してこの日のV2戦を迎えた。が、大森&めんそーれの好連係もあって苦戦を強いられた。

 序盤こそめんそーれに的を絞って主導権を握った王者組だったが、場外戦でめんそーれにDDTを敢行された野村が劣勢に。ワイルドめんそーれのハブクロに捕まり、大森のパイルドライバーを被弾。青柳がダイビングボディアタックで巻き返しを図っても、大森のフロントハイキック、ニールキックの連続攻撃で遮断されてしまった。

 それでも王者組は野村がスピアーで大森をなぎ倒してワイルドめんそーれを分断。孤立しためんそーれに青柳がダイビングエルボードロップ、野村がフロッグスプラッシュを立て続けに発射したが、合体技ハブネルソンクラッシャー!によって野村の動きが止まり、大森のアックスギロチンドライバー、めんそーれのダイビングフットスタンプの連続攻撃を被弾。青柳が加勢に飛び込んでも大森のアックスボンバーで蹴散らされた。

 焦燥感からか野村は不用意にスピアーを繰り出したものの、めんそーれにリープフロッグで回避されて鉄柱に激突してしまう。丸め込みで冷や汗をかき、エルボー連打でねじ伏せても、フロッグスプラッシュは両ヒザで迎撃されてもん絶。急所蹴りからの首固めで3カウント寸前に追い込まれた。

 それでも野村は勝機を見逃さなかった。トラースキックを連発するめんそーれが飛びつこうとしたところをキャッチ。そのまま肩に担ぐとマキシマムを爆発させて逆転の3カウントを奪った。

 苦戦の末、野村&青柳がアジアタッグ2度目の防衛に成功。最古のベルトを守り抜いた。これで大森の連続挑戦を退けた形。大森からの直接勝利を予告していた野村は「もしまた次、挑戦してくるんであればね、俺が今度こそ必ず大森隆男の息の根を止めてやります」と誓うばかり。青柳は「若い世代でこのベルトの価値をドンドンドンドン上げていく。その中心に立つのが俺ら。野村さんと僕。この2人だ」と言い切った。

 これで暮れの最強タッグにアジアタッグ王者として出場することになりそう。「確かに今日はあの2人、真剣に挑戦してきたけど、ここで立ち止まってられない」と前のみを見据える青柳は「アジアタッグチャンピオンが世界最強タッグを制覇しますよ。皆さん、見ててくださいね」と力強く宣言。昨年は最終戦まで優勝争いに絡みながら涙をのんだ。今年こそ初優勝を遂げ、新時代の扉を開くつもりだ。

【試合の野村&青柳】
▼青柳「どんなもんだ!」

▼野村「勝ったぞ! これでまたアジア最多防衛記録、近づきました」

▼青柳「時間ですよ。待ってられないんだ、俺は。確かに今日はあの2人、真剣に挑戦してきたけど、ここで立ち止まってられない。もう最強タッグに出場するのは決まってますからね。アジアタッグチャンピオンが世界最強タッグを制覇しますよ。皆さん、見ててくださいね」

――正直、大森隆男はもう十分?

▼青柳「そうっすね。僕の中ではもう十分かなって思ってたんですけど、やっぱああやって死に物狂いで放ってくるアックスボンバーは本当に強烈ですね。まだまだ元気だなと思いますよ。でも、これからはもうこのベルト、日本最古のベルト。だけども、若い世代でこのベルトの価値をドンドンドンドン上げていく。その中心に立つのが俺ら。野村さんと僕。この2人だ、野村&青柳だ」

▼野村「自分の中で、大森さん…僕は今回、大森さんから直接取れば、もう本当に納得すると。本人も納得すると思ってたし、挑戦して来ないだろうって思うんですけど、まあ、直接取れなかったし。もしまた次、挑戦してくるんであればね、俺が今度こそ必ず大森隆男の息の根を止めてやります」

▼青柳「弾き返してやりますよ。誰が相手でも、僕らが弾き返します」

▼野村「OK!」

【試合後の大森&めんそーれ】
▼めんそーれ「死なねえぞ!」

※悔しさをあらわにしながらめんそーれが控え室へと消えていく

――めんそーれ選手が頑張ったが?

▼大森「頼もしいな。めんそーれ選手とのタッグ…。俺はやっぱこのコンビでアジアタッグ狙いたいな。やっぱ一度口にして、公言したからには貫き通さないと。だけど! その前に、最強タッグ優勝。そしてアジアタッグももらう! 俺は欲しいものを全部手に入れないと気が済まない性格なんだ。それがワイルドだろ、お前、だってよ…」

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