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10/11【NOAH】原田先勝、鼓太郎揺さぶりにも動じず 「何でも来い、俺は片山一発で」

『Autumn Navig. 2018』栃木・小山市立文化センター 小ホール(2018年10月11日)
○HAYATA&原田大輔&YO-HEYvs小川良成&鈴木鼓太郎&宮脇純太×

 “王者vs覇者"の構図となる10・30後楽園大会でのGHCジュニア王座戦に向けた前哨戦がスタート。先勝した王者・原田は、“決め技の謎かけ"を仕掛けてきた鼓太郎の揺さぶりに動じず「全部対処したる。その上でお前は俺の片山ジャーマン一発で沈む」と通告してみせた。

 「今のノアジュニアは最弱」発言を放った鼓太郎にジュニアリーグ戦公式戦で敗れ、優勝までかっさらわれた。現ノアジュニアの中心として面目丸つぶれとなった原田が、自ら鼓太郎を“指名"する形で10・30後楽園大会での王座戦が決定。ここ数年、ノアジュニア再興へ情熱を注いできた王者・原田にとっては後がない闘いとなる。

 この日の小山大会から前哨戦がスタート。のっけから先発して鼓太郎に気迫をぶつけた。中盤過ぎにも激しい先の読み合いを展開し、ニーアッパーとローリングエルボーを打ち合うなどして相譲らずの様相となった。

 最終的には原田側のHAYATAが鼓太郎側の宮脇を下して、原田が“先勝"した形となったが、「まだまだ向こうも深いところまで出してないんで、前哨戦いうても、まだ探り合いな感じ」と原田は兜の緒を締め直した。

 先のリーグ戦で鼓太郎はタイガードライバーで勝利の山を築いたものの、肝心の優勝決定戦では意表を突いてレクイエムをフィニッシュにセレクト。王座戦に向けても「俺が何の技で決めるか、過去も含めて俺の試合をじっくり見直して研究しろ」と王者・原田に“宿題"を与えて揺さぶりをかけていた。

 これに原田は「だったら俺は言ったるよ。俺は片山ジャーマンで3つ取ったる。何でも来い! 俺は全部対処したる。その上でお前は俺の片山ジャーマン一発で沈む」とあえて“フィニッシュ固定"を宣言し、横綱相撲での返り討ちを宣言。「しっかりとタイトルマッチであいつの全てを上回って勝たないと。鈴木鼓太郎も一時期はこのベルトを持ってノアジュニアを引っ張ってきたとは思いますけど、俺は俺で今のノアジュニアを引っ張って、守ってる自負があるから。その気持ちを全部みせたうえで、あいつを倒したい」と屈辱を帳消しにするほどの“完勝防衛"を見据えた。

【試合後の原田】
――前哨戦が始まったが?

▼原田「まだまだ向こうも深いところまで出してないんで、前哨戦いうても、まだ探り合いな感じですね」


――後がない状況でベルトを懸けることになったが?

▼原田「リーグ戦で負けて、優勝も持ってかれて、ノアジュニアにとったらこんなに悔しいことはないから。やっぱり自分で落とし前つけなアカンと思って、このベルト懸けるしかないなと自分から言いました」

――鼓太郎はタイガードライバーでリーグ戦を勝ちまくった末に、決勝では一切出さずにレクイエムで勝利。原田選手に『今回も何で決めるか分からないぞ? 俺の技をよく研究しとけ』と揺さぶりをかけているが?

▼原田「だったら俺は言ったるよ。俺は片山ジャーマンで3つ取ったる。何でも来い! 俺は全部対処したる。その上でお前は俺の片山ジャーマン一発で沈む」

――鼓太郎を『さび付いている』と言っていたが、その認識は変わっていない?

▼原田「優勝されたら『俺が言ったことが間違いやった』ってことしか証明されてないんでね。しっかりとタイトルマッチであいつの全てを上回って勝たないと」

――鼓太郎は何か『やりたいことがある』からベルトを獲りにいくようだが?

▼原田「そんな個人的な“やりたいこと"のために、このベルトを簡単に使われたくない」

――後楽園で終わりにして、お引取り願うくらいの気構え?

▼原田「せやね。鈴木鼓太郎も一時期はこのベルトを持ってノアジュニアを引っ張ってきたとは思いますけど、俺は俺で今のノアジュニアを引っ張って、守ってる自負があるから。その気持ちを全部みせたうえで、あいつを倒したいと思います」

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