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10/16【新日本】棚橋が開幕戦で快勝 オメガとの前哨戦に向け「業界に友達はいらない」

『九州三国志 presents Road to POWER STRUGGLE 〜SUPER Jr. TAG LEAGUE 2018〜』東京・後楽園ホール(2018年10月16日)
○棚橋弘至&真壁刀義&本間朋晃vs飯伏幸太&高橋裕二郎&チェーズ・オーエンズ×

 棚橋がシリーズ開幕戦で快勝。試合後、ケニー・オメガとの前哨戦に向けて「俺はプロレスラーである限り、この業界に友達はいらないと思っている」と断言した。

 1・4東京ドームでIWGPヘビー級王者・オメガへの挑戦が決定した棚橋が第2試合に登場。真壁&本間と組み、オメガの盟友・飯伏にBULLET CLUB THE ELITEの裕二郎&オーエンズを加えたトリオと対戦した。

 挑戦権利証の入った白いアタッシュケースを持った棚橋が入場すると、後楽園は大歓声に包まれる。飯伏が先発を買って出ると、棚橋も呼応してリングに残り、いきなりG1 CLIMAX決勝戦の顔合わせが実現。両者への声援がこだました。飯伏は棚橋をロープに押し込むと、ブレイクすると見せかけてエルボーをお見舞い。棚橋も打ち返し、激しいエルボー合戦に。グラウンド戦になってもお互い譲らず、ファンを煽って声援でもせめぎ合った。

 その後、代わった本間が捕まる展開に。飯伏に蹴り飛ばされ、裕二郎の老獪さにコントロールされていいようにやられてしまう。首を狙われて苦痛の表情を見せる本間だったが、裕二郎を強引にぶん投げて逆転。あとを受けた真壁がショルダータックルやラリアットを乱れ打ち、試合を立て直した。代わった飯伏の反攻にあうが、すぐにラリアットでやり返し、いい場面で棚橋に繋ぐ。

 棚橋は飯伏のヒザを低空ドロップキックで射貫くと、ダイビングサマーソルトドロップを投下して先手。そのまま打撃戦でやりあったが、飯伏のオーバーヘッドキックに被弾してタッチを許す。あとを受けたオーエンズはランニングニーやワンハンドバックブリーカーで追い討ちしたものの、棚橋は続くパッケージドライバーを回避し、ツイスト&シャウトをズバリ。飯伏がスワンダイブ式ミサイルキックで飛び込むも、すぐさま真壁がラリアットで分断する。ここがチャンスと棚橋はオーエンズにスリングブレイドをズバリ。本間が小こけしでアシストすると、一気にハイフライフローを投下して3カウントを奪い取った。

 試合後、棚橋は飯伏を自軍に勧誘するような仕草を見せる。タイする飯伏はそれに応じず、距離を取るとそのまま去っていった。

 何はともあれ、開幕戦で快勝した棚橋。9日に行われた記者会見で激しい舌戦を繰り広げたオメガとの前哨戦は11・3大阪からスタートする。「いろいろ言いたいことがあるけど、一番言いたいことを言っておこうかな」とバックステージで語り始めた棚橋は、今日対戦した飯伏とオメガの関係を意識したかのように、「俺はプロレスラーである限り、この業界に友達はいらないと思っている」と断言した。「同じ志を持つ仲間はいっぱいいる」としながらも、「俺が知っているプロレスラーはみんな一番になりたいヤツの集まりだから」と棚橋。前哨戦に向けて、改めてオメガにメッセージを投げかける形となった。

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