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10/21【DDT】入江が壮行試合で勝利 DDTマットに涙の別れ

『両国ピーターパン2018〜秋のプロレス文化祭〜』東京・両国国技館(2018年10月21日)

 入江が涙の勝利でDDTに別れを告げた。

 9月いっぱいでDDTを退団した入江の壮行試合がDDT秋の両国で組まれた。若手ユニット“ドリフ"時代からの盟友・石井と組んで、HARASHIMA&坂口組と対戦した。のっけから石井が捕まり、入江が反撃に転じてもHARASHIMA&坂口に二人がかりで鎮圧されて流れを掴みきれない。逆に坂口とHARASHIMAの強烈なミドルキックを交互に浴びて崩れ落ちた。

 それでも単身、二人相手に立ち向かった入江は、坂口の上にHARASHIMAを突き刺すパイルドライバーで反撃。ならばとHARASHIMAも追撃を許さずにリバースフランケンシュタイナーを発射し、坂口もランニングローキックをズバリ。さらには坂口が飛びヒザ蹴りで入江のアゴを打ち抜き、スリーパーで絞め落としにかかった。

 だが、入江が声援に支えられて立ち上がると、石井もHARASHIMAをタイガースープレックスで投げ捨てて援護射撃。さらには入江もスリーパーを仕掛け続ける坂口をおぶりながらダッシュし、コーナーのHARASHIMAめがけてキャノンボールを発射だ。続けざまに坂口に必殺のビーストボンバーをズバリ。クリアした坂口も逆にHARASHIMAの援護を得ての串刺し飛びヒザ蹴り“神の右膝"を狙ったものの、入江も避けて喰らわない。逆に石井が飛び込んでフライングニールキックで坂口を射抜くや、最後は両手を広げて受け止める構えをみせた坂口を入江が必殺ビーストボンバーで力いっぱいなぎ倒し、3カウントが数えられた。

 DDTとの別れを勝利で飾った入江。試合後は顔をくしゃくしゃにしながらHARASHIMAや坂口、石井と抱き合い、その愛嬌で愛された“入江くん"が蘇った。そして温かな拍手のなかで、四方に礼。育ててくれたDDTのファンにも感謝。今後はフリーとして「海外でチャンスをつかんで、大きいところへ挑戦したい」という。元KO-D無差別級王者の新たな挑戦に注目となる。

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