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10/22【全日本】世界タッグV3から一夜 最強タッグへ諏訪魔が情報認識不足露呈も石川が連覇達成へ「全勝優勝」宣言

 10・21横浜文体で真霜拳號&KAIを退け、世界タッグ王座3度目の防衛を果たした暴走大巨人コンビ・諏訪魔&石川修司が一夜明けた22日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。暮れの『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』を前に、「どこのチームが出るとかもまだわかってない」と諏訪魔の情報認識不足を露呈しながらも、石川が「我々が話題も成績も独占して完全優勝したい」と全勝による連覇達成を描いた。

 10・21横浜文体の世界タッグV3戦は暴走大巨人にとって試練の一戦となった。諏訪魔が両ヒジ関節鼠の摘出手術のため、石川が「右肩鎖関節脱臼」のため10月前半から中盤にかけて揃って欠場。10・16横手大会で同時復帰を果たしたものの、今度はKAIが「左目ヘルペス性眼瞼炎」のため欠場し、前哨戦なしで本番を迎えた。

 そしてタイトルマッチでは真霜が右肩を負傷。故障者続出の中、タッグの至宝を守り抜いた。「まだ100%ではなかったんですけど、ホントに隣にいる諏訪魔選手の力のおかげで防衛できたかなと。改めて諏訪魔選手の強さと暴走大巨人のタッグチームの力を感じられた試合だった」と石川が振り返れば、諏訪魔も「凄ぇ今までにない防衛戦だったなっていう感じですね。またそれを乗り越えられたというのは、この世界タッグのベルトとね、今まで以上のいい付き合いができたなと。これからもいい関係ができていくんじゃないか」と長期政権の手応えをつかむことができた。

 これで二人は世界タッグ王者として暮れの最強タッグに出場することになった。当然、狙うは連覇達成。だが、この日の会見で不安要素が一つ持ち上がってしまった。「ややこしい奴らがいっぱいいるなと。どうぶっ潰していこうかなと。まだまだ全日本のタッグチームは暴走大巨人がナンバー1なんだとわからせるために、出てくるものは叩いて、まだまだ俺らここにありというのを示したい」と宣言した諏訪魔だが、「目の前のことにいっぱいいっぱいで、どこのチームが出るとかもまだわかってない」と告白したのだ。

 これには石川も「とりあえずリーグ戦のメンバーだけは把握してほしいなというのがありますね」と苦笑するしかない。それでも連覇にかける思いは同じで、諏訪魔が「石川選手がかなりリサーチ済みなんで、石川選手のアドバイスを聞きつつ作戦を練っていきたい」と話せば、「最強タッグというのは他の団体も含めて一番のリーグ戦にしたいというのもあるんで、我々がもちろんその先頭に立ちたい」と意気込む石川は「我々が話題も成績も独占して完全優勝したい」と全勝優勝を見据えていた。

【会見の模様】
▼石川「肩鎖関節を脱臼して、復帰して東北4連戦して文体という。昨日まずある程度復帰にピークに持っていきたいというのがあったんで、まだ100%ではなかったんですけど、ホントに隣にいる諏訪魔選手の力のおかげで防衛できたかなと。改めて諏訪魔選手の強さと暴走大巨人のタッグチームの力を感じられた試合だったと思います。向こうのKAI&真霜選手もちょっと途中で真霜選手が負傷したみたいなんで、また真霜選手が戻れば強いチームなんで、また最強タッグで当たると思うんで、そこはそこで。やってみて暴走大巨人が一番強いチームだなというのは改めて確認したんで、今度は最強タッグ、我々が話題も成績も独占して完全優勝したいなと思います」

▼諏訪魔「昨日はタイトルマッチ防衛できて一安心という、今は安堵しております。今回のタイトルマッチというのは俺らケガとの戦いというかね。俺は自分から悪かったヒジをクリーニング、手術して今回の文体のタイトル戦に臨むと計算、時期をみてやって、調子よく回復できた。それはよかったなと思うんだけど、石川選手が俺と同じ欠場する日に肩外れちゃうし、相手は目がヘルペスになっちまうわ、真霜選手も肩外れちまうわで、凄ぇ今までにない防衛戦だったなっていう感じですね。またそれを乗り越えられたというのは、この世界タッグのベルトとね、今まで以上のいい付き合いができたなと。これからもいい関係ができていくんじゃないかななんて思いますよね。この世界タッグのベルト、今まで持つとケガしたりだとか、何年も欠場したりだとかさ、いろんな問題があったイメージが僕の中であるんですよね。でも、それすらも乗り越えてベルトを巻き続けることができるというのは俺としてはね、うれしいんですよね。俺もデビューしてずっとやってきて、シングルの方が先に、三冠を先に巻いて苦労させてもらったんですけど、その頃から世界タッグ、タッグって難しいなってその当時から思ってたんですけど、今になってこの世界タッグのベルト、やっとちゃんと巻かせてもらえるようになってるなっていうふうに、暴走大巨人でこの世界タッグのベルトとちゃんと付き合いできてるなと思ってるんで。そういう戦いを昨日乗り越えられたのはよかったと思いますよ」

――最強タッグを控えるが、昨日の防衛で連覇へ向けて自信が深まったのでは?

▼石川「そうですね。ベルトを持ってタッグリーグに入ると違うと思うんで。最強タッグというのは他の団体も含めて一番のリーグ戦にしたいというのもあるんで、我々がもちろんその先頭に立ちたいですし、他のチームもタッグリーグにかける思いをどんどんアピールしてもらって、それでリング上でぶつかれば、リング上も盛り上がるし、それが広がると思うんで、そういうアピールもどんどんしていきたいと思います」

▼諏訪魔「深まりましたよ当然。チャンピオンとして挑めるというのは当然だなと思ったし、それが実現できたということはよかったわけで。あとは今年も最強タッグのメンバーはね、ややこしい奴らがいっぱいいるなと。そういう気持ちなんでね。どうぶっ潰していこうかなと。まだまだ全日本のタッグチームは暴走大巨人がナンバー1なんだとわからせるために、出てくるものは叩いて、まだまだ俺らここにありというのを示したいと思います」

――気になるチームは?

▼石川「結構どこのチームも強いなというのがあるんですけど、戦った中でジョーとディランは本当にでかくて強いチームなんで、これは結構崩すのは大変かなというのはありますね。あと外国人チーム(The End)は僕、見たことない人なんで。僕、人見知りなんですけど、特に外国人は人見知りなんで、ちょっと怖いですね。不気味なところがちょっとありますね。他のチームも強いチーム揃ってるんで、一戦一戦、星を落としたらズルズルいきそうな気がするんで、全勝優勝目指していきたいなと思ってます」

▼諏訪魔「俺自身はね、あんまし俺に情報が入ってきてないというのがあるんでね。最近、目の前のことにいっぱいいっぱいで、どこのチームが出るとかもまだわかってないし」

▼石川「それダメでしょ(苦笑)」

▼諏訪魔「興行日程も何かこうわかんねぇみたいな」

▼石川「ダメでしょ(苦笑)」

▼諏訪魔「それぐらいいっぱいいっぱいなんですよ。携帯サイトみてさ、この日試合?っていう感じで、やばいっていう。それぐらいもっと気を引き締めていかなきゃいけないんだけど、それほど戦うことって大変なんだなっていうふうに追いつめられてるんですけどね。だからマークっていうか、ヨソみる前に自分のコンディションよくしなきゃいけなかったし、タイトルマッチさ、二人痛い痛いだからさ。そういう面でこれから。石川選手がかなりリサーチ済みなんで、石川選手のアドバイスを聞きつつ作戦を練っていきたいなと思います」

――ややこしい奴らがいると言っていたが具体的に?

▼諏訪魔「何となく言っちゃっただけ」

▼石川「「(笑)」

▼諏訪魔「あまり聞くな、そういうとこ」

――そんな諏訪魔選手に石川選手はアドバイスするとしたら?

▼石川「とりあえずリーグ戦のメンバーだけは把握してほしいなというのがありますね。さっきその話したら『この選手出るの?』って言ってたんで。あと11月の興行の話も『その日試合なの?』って(苦笑) 格闘技DX、週プロモバイルをみていただいて。あとSNSとかも」

▼諏訪魔「いっぱいありすぎてわからないんですよね。SNSだけでもフェイスブックがあってさ、ツイッターあってさ、インスタあって、わかんねぇ。どれやりゃいいのかわからなくなってくるよ」

▼石川「「僕どれもやってますよ」

▼諏訪魔「俺もだよ」

▼石川「やってんじゃないですか(笑)」

▼諏訪魔「プロ格の日記だったんだから。忙しいよ。その前にコンディション作らなきゃいけないわけでしょ。練習だってしなきゃいけないでしょ」

▼石川「練習やったら、そのインターバル中にSNSをやるとか、DXをみるとか。そこも含めてお願いします」

▼諏訪魔「あとね、世界タッグのベルトがね、ちょっと外れちゃうんだよね鷲が。ぜひ全日本プロレスのスタッフにね、直してほしいなと。よろしくお願いします。俺いつも抑えて持ってるんだよ。年季入ってるからね。どこまで手を加えていいかっていうのは難しい問題だと思うんですけど、ベルトから叫びが俺に聞こえてるんで、よろしくお願いします」

▼石川「ずっと私たちが持ってるんで、ずっと」

▼諏訪魔「丁寧に扱っていきたいと思います」