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10/24【WRESTLE-1】芦野がペガソに完勝、W-1王座V2 STRONG HEARTS迎撃へ

『WRESTLE-1 TOUR 2018 UPDRAFT』東京・後楽園ホール(2018年10月24日)
WRESTLE-1チャンピオンシップ=○芦野祥太郎vsペガソ・イルミナル×

 芦野がペガソに完勝し、W=1王座V2。11・23後楽園でSTRONG HEARTSを迎撃すると宣言した。

 9・2横浜文体で半年ぶりにW-1王座に返り咲いた芦野は、9・29札幌で前王者・征矢学とのリマッチを制し、初防衛を果たした。そんな芦野に9・18新木場でペガソが直接勝利。8・11後楽園で初登場を果たしたばかりの新顔マスクマンが、実力行使で王座初挑戦のチャンスを掴んだ。

 まずは芦野が重厚なグラウンド戦で先手を取るが、ペガソもスピーディな仕掛けで対抗。ミステリオラナで場外に叩き落とすと、トペスイシーダをお見舞いし、間髪入れずに三角飛び式トルニージョで追い討ちしてリズムを掴んだ。

 リングに戻ってもドロップキックを連発していくが、単調になったところを見逃さない芦野は、強引に場外に投げ捨てると、スワンダイブ攻撃を狙われても突き落として阻止。場外に転落したペガソは大ダメージを負う。

 場外戦でも芦野ペースが続き、戦場がリングに戻ってもペガソは立ち上がれない。芦野は右ヒザに照準を絞り、逆片エビ固めなどで執拗に捻り上げると、フロントスープレックス、サイドスープレックスで豪快に引っこ抜いた。さらに、ジャイアントスイングでぶん回し、マフラーホールドでギブアップを迫る。耐えたペガソはロープに飛び乗っての反転式ミサイルキックで抵抗を見せたものの、空中でキャッチした芦野はパワーボムで撃墜した。

 ペガソは張り手やソバットなどで何度も反撃を試みたが単発で終わり、流れをなかなか掴めない。それでもスワンダイブ式エルボーでやっと芦野を足止めすると、カニバサミでセカンドロープに叩きつけ、一旦足を滑らせながらもロープを踏み台にして顔面をドロップキックで射貫いた。

 雄叫びを上げると、串刺しジャンピングエルボー、ロープに飛び乗っての反転式ジャンピングエルボーとラッシュ。一旦は芦野のアンクルロックに捕まったものの、ペガソは延髄斬りで振り払うと、トラースキック、キークラッシャー、ファイナルカットと畳みかけて再びチャンスを掴む。

 しかし、勝負を託したファイアーバードスプラッシュは決まらず。芦野がヒザを立てて迎撃する。すかさずアンクルロックへ。ペガソはメキシカンロールで丸め込んだものの、キッチリと肩を上げた芦野はロコモーション式ジャーマンで面白いようにぶん投げると、強烈なTボーンスープレックスがさく裂。完璧な3カウントを奪い去った。

 芦野が完勝をあげてW-1王座V2。試合後、「ペガソ、お疲れ。時間押してんだ。早く帰れ」と急かした王者は、「おい、1つ言っていいか。今日、俺は防衛したよ。でもよ、Enfants Terriblesは負けたよ。チームとして負けたからよ、次やらせろよ。STRONG HEARTSと」と迎撃を宣言。「おい、CIMA。お前、マイク長えんだよ。延長料金を誰が払うんだ? W-1が払うんだよ。お客さんも明日仕事とだよ。早く帰りてえんだ。お前らのマイクが長えんだ、ボケが」と指摘して拍手を浴びると、「来月、Enfants TerriblesとSTRONG HEARTSの全面対抗戦、観に来たいヤツ、11月23日、後楽園、集合。以上です」とCIMAたちとの違いをアピールするかのように、短いマイクアピールで締めくくった。

 バックステージでも「来月、ガイジンを連れてくる? 何人でも連れて来い。10人、20人連れて来い。どうせ出来の悪いヤツらだろ? 飛ぶしか能のねえヤツらだろ? 連れて来い。全員投げて、極めて、俺が勝ってやるから。Enfants Terriblesも舐められてるしよ、W-1も舐められてるよ」とSTRONG HEARTSに声を荒らげた芦野は、「名前を変えろ? ふざけんじゃねえよ。ここはよ、DRAGON GATEじゃねえんだ。W-1だよ。W-1のプロレスをやってもらいます」と団体の威信を懸けて対抗戦に臨む構えだ。

【芦野の話】「2回目の防衛ですね。ペガソ、お前から挑戦したいって言ってきたんだよな? それであれか? 資格ねえよ、メインの。W-1を舐めてんのか? W-1のメインのリングに上がる資格もねえし、もうW-1のリングに上がる資格すらない。舐めんなよ、プロレスを。今よ、プロレスラーもどきみたいのがいっぱいいるけどよ、舐めたことやってると死ぬぞ、本当に。俺らは仕事でやってんじゃねえんだよ。命懸けて、子供の頃からの夢でみんなやってんだよ。どうしてもやりたいことやってんだよ。それで死にたくねえよ。お客さんに喜び届けるのが俺らの仕事なんだ。怪我するとか、もうそんな全然、門前払いですよ。本当に一から、ゼロから…何ならよ、プロレス辞めちまえ。それぐらいだよ。俺、人と試合をして、こんな感情になったこと、今までないです。初めての感情、これはもう。ありえない。資格ない。まあ、いいや。あいつのことはこれぐらいでいいや。もうそんなことよりも、今はSTRONG HEARTS。来月、ガイジンを連れてくる? 何人でも連れて来い。10人、20人連れて来い。どうせ出来の悪いヤツらだろ? 飛ぶしか能のねえヤツらだろ? 連れて来い。全員投げて、極めて、俺が勝ってやるから。Enfants Terriblesも舐められてるしよ、W-1も舐められてるよ。名前を変えろ? ふざけんじゃねえよ。ここはよ、DRAGON GATEじゃねえんだ。W-1だよ。W-1のプロレスをやってもらいます。以上」

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