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10/29【NOAH】史上初の2連覇へ拳王が杉浦、丸藤を“至近距離"挑発 グローバル・リーグ戦開幕直前会見に15選手登場

 ノア年間最大のリーグ戦となる『GLOBAL LEAGUE 2018』開幕前日となる29日、後楽園ホール直下の『TGI FRIDAYS 東京ドームシティ店』で公開会見が開かれ、長井満也を除く出場15選手が登場。昨年覇者の拳王が丸藤正道、杉浦貴を“至近距離"で挑発しつつ、史上初の2連覇を宣言した。

 今年で9回目となる“GL"もいよいよ開幕目前。出場16選手中15選手が直前会見に臨んだが、“主役"をさらったのは昨年覇者の拳王だった。

 拳王は「ノア=丸藤・杉浦」の打破を掲げ、昨年のリーグ戦では初出場・初優勝。その後エディ・エドワーズを破ってGHCヘビー級王座戴冠も果たして越年したが、今年3月に杉浦に敗れて王座から陥落。リターンマッチでも敗れ、丸藤からも一騎打ち要求突っぱねられた状況で今年のGLを迎える。

 直前会見では奇しくも杉浦・丸藤に挟まれる席に。丸藤を鋭くにらみつけてから着席した拳王は、マイクが回ってきたところで左隣の丸藤に顔を近づけ「丸藤正道! テメーを倒して、俺がこのリーグ戦を2連覇する」と通告。続けて今度は右隣の杉浦に顔を近づけ、「杉浦貴! テメーからGHCヘビーのベルト、必ず獲り返してやる」と宣告した。

 さらに再び丸藤に顔を向けると「丸藤正道! ベルト獲ったらテメーをすぐに挑戦させて、テメーをまた倒して俺がノアの顔になってやる」と予告。11・8後楽園大会の公式戦で丸藤を倒したうえで史上初の連覇を成し遂げ、そのまま杉浦からGHCヘビーを奪回。そして初防衛戦で再び丸藤を退けて「ノア=杉浦・丸藤」を打破する――。拳王時代の再来に向けた青写真を、“至近距離"から現ノアの象徴二人に刻み込んだ。

 ところが当の杉浦は表情を変えず。「とりあえずリーグ戦終わってみないと。まだまだそこには俺の頭は行ってないから。まずはリーグ戦優勝することだな」と拳王にクギを刺し、丸藤に至っては余裕十分に顔を近づけ返すと「拳王くん、俺と杉ちゃんの間にうまいように挟まって、自分でこの席指定したのか?(笑) 試合じゃそうはうまくいかねえぞ」と余裕の笑みを浮かべた。

 直前会見では、杉浦が史上初の“GHCヘビー&GL同時制覇"、丸藤が“GHCヘビー奪取での20周年イヤー締めくくり"を改めて見据えたほか、2016年準優勝のマサ北宮は「民意を問いたい」と主張。シングル戦線であと一歩の壁に苦しむ清宮海斗は「今までの悔しい思いを、まずはリーグ戦の初戦(杉浦戦)でぶつけて、ここで殻を破りたい」と語った。今年もあらゆる思惑が交錯するGL。約1ヶ月に渡る長丁場のゴングが間もなく鳴る。

 会見における各選手のコメントは以下の通り。


【会見の模様】
――リーグ戦に向けた意気込みを

▼樋口和貞「今回はこのような機会を与えていただき、本当にありがとうございます。自分としてはこの緑のマットというのは、ずっと憧れの対象でありましたが、尊敬の念をもって対戦相手を全員叩き潰すつもりで、頂点目指して頑張りますんで、皆さん応援のほどよろしくお願いします」

▼コーディ・ホール「見ての通り、俺はこの中で一番デカくて背も高い。その“違い"がプロレスではいかに大切か、お前らに見せてやる。そのうえでこのトロフィーは俺がもらう」

▼マイバッハ谷口「……」

▼清宮海斗「今の俺の全力をリーグ戦にぶつけたいと思います。優勝狙います」

▼小峠篤司「(スーツにマントを羽織り)今日はバッチリ、フォーマルでキメてきました。ちょっとコミカル要素が最近強かったかなと思うんですけど、このグローバル・リーグではバッチリ、カッコいいヒーローを見せますんで期待してください。革命!」

▼潮崎豪「去年は準優勝。優勝しないと意味のないリーグ戦なんで、しっかり優勝をつかみたい。そのためにも、まずはあすの初戦を突破したいと思います」

▼モハメド ヨネ「やっぱりですね、スーツを着ると身が引き締まりますね。こういう格好で皆さんの前で“優勝します!"とぜひ宣言して、リーグ戦を迎えたいと思います。皆さん、本当は全会場に来ていただきたいですね、各会場でお待ちしておりますんで、応援よろしくお願いします」

▼杉浦貴「GHC王者の杉浦です。GHCチャンピオンとして参加して、そしてリーグ戦を制覇。誰もなし得なかったことをしたいと思ってます。応援よろしくお願いします」

▼佐藤耕平「とにかく、楽しみです。頑張ります!」

▼マサ北宮「今のノアのファンに問いたい。民意は誰にあるのか、どの世代にあるのか。リーグ戦で優勝して、民意もトロフィーも力ずくで俺の手につかみ取りたいと思います」

▼中嶋勝彦「ついに明日から始まるグローバル・リーグ。今年は俺が引っかき回すんで、楽しみでなりません。まぁブロックが分かれて全選手とは戦えないんですけども、同じAブロックの皆さん、そしてお客さん。ゾクゾクする夜を存分に楽しみましょう」

▼クワイエット・ストーム「コンバンハ! 今年ワタシ、5回メのグローバル・リーグ! 5回はラッキーナンバー! 優勝シマス! 50cm、イン・ユア・フェイス!」

▼齋藤彰俊「今回はシングルのリーグ戦。Aブロックの面々全員と戦える、こんなにワクワクすることはないんで、前へ前へ行きます。よろしくお願いします」

▼丸藤正道「2018年俺の20周年イヤーはまだまだ続いてます。最高の締めくくりにするには、このリーグ戦を勝って、今年の最後に杉浦貴の持つベルトに挑戦して獲ること。それが俺にとっての最高の20周年イヤーの終わり方だと思ってます。若くて勢いのある選手もいますが、それだけじゃ勝てないってことを証明したいと思います。特に…拳王、中嶋、手加減してくれ。以上です」

▼拳王「グローバル・リーグ戦。(※左隣の丸藤に顔面を近づけながら)丸藤正道! テメーを倒して、俺がこのリーグ戦を2連覇する。そして…(※今度は右隣の杉浦に顔を近づけながら)杉浦貴! テメーからGHCヘビーのベルト、必ず獲り返してやる。そして…(※再び丸藤に顔を近づけて)丸藤正道! ベルト獲ったらテメーをすぐに挑戦させて、テメーをまた倒して俺がノアの顔になってやる」

――開幕戦の「潮崎vs杉浦」に向けてそれぞれ直前の心境を

▼潮崎「初戦からGHCチャンピオン、しかも杉浦貴と当たることができる。夏に挑戦して負けたばかりなんで、その借りを返すことも含めて、初優勝をつかみ取るために、スタートダッシュを決めたいと思います」

▼杉浦「8月に勝って、今度また勝ったら、かなり彼はレスラーとしてのヘビー級としての価値もなくなると思うし。まぁリーグ戦、優勝もなくなるんじゃないか。それくらいの気持ちを味わわせるつもりで戦います」

――拳王から挑発的な言葉を投げかけられたが?

▼杉浦「まだ先だね。とりあえずリーグ戦終わってみないと。まだまだそこには俺の頭は行ってないから。まずはリーグ戦優勝することだな」

――丸藤選手も拳王選手から挑発されたが?

▼丸藤「(※隣の拳王に顔を近づけながら)拳王くん、俺と杉ちゃんの間にうまいように挟まって、自分でこの席指定したのか?(笑) 試合じゃそうはうまくいかねえぞ。なぁ? 覚えとけ」

――中嶋選手、あすの開幕戦で当たる丸藤選手から『手加減してくれ』と言われたが?

▼中嶋「あぁ大先輩ですからね〜♪ もちろん“いたわらせて"いただいて、試合を楽しみたいなと思いまーす」

――耕平選手はZERO1を背負って出場する気持ちが強い?

▼耕平「いや、背負ってというほどの気持ちではないんですけど、ZERO1のスタイルは貫き通したいと思います」

――樋口選手はDDTを背負って出場するというより、個人として出場する気持ちが強い?

▼樋口「半々くらいですかね。DDTを背負う気持ちはもちろんありますけど、自分がやってきたことがどこまで通用するのか。そういう感じですね」

――改めてノアの印象は?

▼樋口「高校時代、日テレジータスに入って見ていた団体でもありますし、いまだに憧れはあります。ただ、プロレスラーとして上がるなら話は別。自分の力がどこまでこの人達に通じるか、やってみたいという気持ちが強いですね」

――気になる選手は?

▼樋口「個人的には清宮君は気になりますね。若いし、自分たちでノア、DDTを盛り上げていかないといけないんで。そして自分の開幕戦である潮崎選手との戦いが自分は楽しみですね」

――清宮選手はシングルで結果が出ていない1年となっているが?

▼清宮「ずっと大事な一戦で結果が出なくて、凄い悔しい思いをずっとしてきたので、僕は8日から公式戦が始まるんですけど、今までの悔しい思いを、まずはリーグ戦の初戦でぶつけて、ここで殻を破りたいなと思ってます」

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