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11/6【DRAGON GATE】6人タッグ4WAY戦でPACがMaxiMuM撃破 ドリームゲート王者・吉野が12・4後楽園での迎撃決意

 『THE GATE OF EVOLUTION』後楽園ホール大会が6日、行われ、大混戦となった6人タッグ4WAY戦でPACがMaxiMuMを撃破。オープン・ザ・ドリームゲート王座挑戦をぶち上げると、王者・吉野が迎撃を決意し、12・4後楽園を決戦の舞台に指定した。

 10・2後楽園でPACが電撃復活し、極悪ユニット・REDに加入。DRAGON GATE制圧を宣言した。その発言に呼応して、現在のドラゲーマットを引っ張る吉野&土井成樹、YAMATO&B×Bハルク、Kzyらがリングに集結して大混乱に。そこで八木隆行本部長が4ユニットによる6人タッグ4WAY戦を提案。REDからはPAC&ビッグR清水&Ben-K、MaxiMuMからは吉野&土井&ジェイソン・リー、TRIBE VANGUARDからはYAMATO&ハルク&フラミータ、そしてNATURAL VIBESからは現オープン・ザ・トライアングルゲート王者のKzy&横須賀ススム&堀口元気が出場することになった。

 その後、11・4大阪で吉野がBen-Kを下してドリームゲート王座を防衛に成功した。試合後にPACが吉野の前に立って、2人は視殺戦を展開。PACが次期挑戦者として急浮上していた。

 試合は後楽園ホール全体を使った大乱闘で波乱の幕開け。4軍が入り乱れるシーソーゲームが序盤から続き、YAMATOの髪をかき上げる仕草を各軍が真似したり、割り込んでフォールを奪い取ろうとする選手が続出したり、意外な連携が実現したりと、4WAYらしい場面が何度も見られた。YAMATOと堀口の同時トペコンヒーロを皮切りに、場外ダイブが連鎖。コーナー最上段のPACを捕獲したフラミータが場外めがけてスパニッシュフライを敢行すると、試合は一気に動き出す。

 最初に脱落したのはNATURAL VIBESだった。大混戦の中、フラミータが堀口に照準を絞り、キン肉バスター式ストマックバスターをお見舞い。堀口も得意の逆さ押さえ込みで逆転を狙ったが、しのいだフラミータがフラムフライで一気に3カウントを奪い取った。

 ここぞとばかりにREDが大暴れ。Ben-KがMaxiMuMの3人をジャーマンなどで投げまくる。清水はTRIBE VANGUARDの猛ラッシュに追い込まれたが、ハルクのファーストフラッシュは蹴り足をキャッチして防御。そのままハルクを上空高く投げ飛ばすと、そこにBen-Kがスピアーをぶち込んだ。間髪入れずに清水が砲丸投げスラムを敢行。ハルクから3カウントを奪い取った。

 残るはMaxiMuMとREDのみ。まずはREDが大技攻勢に出て土井を攻めに攻める。引かない土井は吉野とのパワーボム&スリングブレイドでBen-Kにお返し。大阪でのタイトル戦を再現するかのように、吉野とBen-Kが激しい打撃戦で競り合った。吉野はカウンターのラリアットをフルスイングで叩き込むと、吉野のトルベジーノ、土井のバカタレスライディングキックが時間差でBen-Kにクリーンヒットする。

 しかし、清水が急行。土井を場外に投げ飛ばす。PACも飛び込み、吉野を天高く放り投げて排除すると、ジェイソンにはロープの反動を利用した投げ捨てジャーマンを繰り出した。Ben-Kがスピアー、清水が餅つき式パワーボムで追い討ちすると、最後はPACがブラックアロー(360°シューティングスタープレス)を投下し、ジェイソンから完璧な3カウントを奪い取った。

 吉野の眼前でジェイソンを撃破。大阪では無言だったPACだが、後楽園ではマイクを持ち、満を持して王座挑戦を宣言した。対する吉野は「PAC、このドリームゲートに挑戦するやと? 俺が断ると思ってるのか、コラ」と即答。さらに、「ドリームゲートをやると言っても、いつどこでやるかが大事やな?」と意味深げにつぶやき、「ドリームゲート戦、どこでやったらええんや?」と観客を煽る。「後楽園!」と大歓声が巻き起こると、吉野は「あんたらの答えは後楽園か! ええやないか! 12月4日、後楽園ホールで俺とPACのドリームゲート戦見たいか!」と雄叫び。12・4後楽園を決戦の舞台に指定すると、場内は「吉野」コールに包まれた。

 「俺はあんたらの『後楽園』という声で完全に火が点いたぞ」と早くも闘志を燃やす吉野。「俺はこのドリームゲートを4回防衛した。5回目の防衛戦はPACや。ここまで来たらやるしかないな。俺は先日、大阪でBen-Kを弾き返した。今度はアメリカから6年ぶりに戻ってきたPACをキッチリと弾き返したるわ」とタイトル防衛をファンに誓った。

 さらに、12・4後楽園では年末恒例の土井ダーツが行われることに。年内最後の後楽園(今年は12・18)の対戦カードを観客によるダーツ…通称“土井ダーツ"で決めるのが毎年の慣わし。最初は難色を示した土井だったが、吉野に負けない大歓声を受けると「そんなに見たいんか!? PACとドリームゲートをやって、じゃあ、その後、土井ダーツやるぞ! 今年も最高の土井ダーツを用意してやるからな」と予告した。

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