プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/11【大日本】6ヵ月ぶり決着戦 関本が鈴木を熱戦撃破で4度目のストロング王座戴冠

『両極譚〜RYOGOKUTAN〜2018』東京・両国国技館(2018年11月11日)
BJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合=○関本大介vs鈴木秀樹×

 関本が6ヵ月ぶりの決着戦で鈴木に勝利し、約1年7ヵ月ぶり4度目のストロング王座戴冠を果たした。

 今年4月のストロング王座戴冠以来、5度の防衛を重ねてきた鈴木。この日、最強の挑戦者といえる関本を相手にV6戦を迎えた。両者がストロング王座をかけて戦うのは時間切れドローに終わった5・5横浜文体以来6ヵ月ぶり。その決着戦となった。

 まずは関本が万力のようなヘッドロックで絞め上げ、ハンマーロックで固めたが、その都度、鈴木が巧みに脱出。逆にヘッドシザースで絞め上げたが、関本も逃れてレッグロックで捕獲した。さらに、再びヘッドロックで捕らえると、鈴木がネックロックで固めてもボディスラムを敢行。鈴木も離さずねちっこく絞め続けたものの、関本はフルネルソンで切り返し、ハンマーロックに固めた。

 息詰まる技術戦でどよめきの連発となった中、スタンドに戻ると手四つによる力比べでしのぎを削る。関本がヘッドロック地獄に持ち込んで消耗させたが、鈴木は電光石火のワンハンドバックブリーカーで逆種。ダブルアームが不発に終わってもスリーパーで捕まえたが、関本はアトミックドロップでやり返す。バックの取り合いから延髄斬りをさく裂させ、一気にジャーマンで引っこ抜いた。

 勝負あったかに思われたが、鈴木は2カウントで肩を上げた。反撃の卍固めで捕らえ、関本が逃れてもドロップキックを放つ。自爆に終わっても、関本のラリアットをかいくぐり、2発目もラリアットで相打ちに持ち込む。カウンターのエルボースマッシュを打ち込み、ドロップキック、ツームストンパイルドライバーで一気呵成。そして必殺のダブルアームスープレックスを爆発させた。

 今度は関本が2カウントで返してみせた。ならばと鈴木は起き上がろうとする関本の胸板を蹴り上げ、エルボーもフルスイングしたが、関本はショートレンジラリアットで逆襲。手をつかんでの頭突きもぶち込むと、そのままリストクラッチ式ジャーマンを爆発させて熱戦に終止符を打った。

 関本が2017年3月、鈴木に敗れて第9代王者から陥落以来、約1年7ヵ月ぶり4度目の戴冠を果たした。鈴木との決着をつけ、ストロングBJの頂点に返り咲いた関本は「鈴木秀樹は素晴らしいチャンピオンだった。もう1回やりたい。何度でも戦いたい」と鈴木を称賛し、「これからどうする? 俺は鍛えて、自分を磨いて突き進むのみだ。それにお前らついて来い」と王者としての所信表明を口に。ストロングBJは象徴・関本を中心にこれから回っていく。

【関本の話】「獲ったぞ、オラ! 鈴木秀樹から獲ったぞ。これからどうする? 俺は鍛えて、自分を磨いて突き進むのみだ。それにお前らついて来い。いいか? 一言、鈴木秀樹は素晴らしいチャンピオンだった。もう1回やりたい。何度でも戦いたい。以上です」

プロ格 情報局