11/17【NOAH】中嶋と1年越し決着、3勝目・拳王が大阪でも「希望の光」宣言
『GLOBAL LEAGUE 2018』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2018年11月17日)
Aブロック公式戦 ○拳王vs中嶋勝彦×
大阪大会のメインイベントに据えられたグローバル・リーグ戦Aブロック公式戦で、拳王が中嶋を撃破。1年越しの決着をつけて3勝目を手にし、大阪でも「希望の光」宣言を叫んだ。
昨年の公式戦では激闘の末、フルタイムドロー。1年越しの決着戦で主導権を握ったのは中嶋だった。序盤から試合放棄すらチラつかせて拳王をイラ立たせ、かと思えば一気にヒザ攻めに転じて拳王の生命線・足を壊しにかかる。拳王も持ち直して中盤には強烈な“蹴撃戦"が熱を帯びたものの、やはり競り勝ったのは中嶋。投げ捨てジャーマンの“ラリー"にまで発展したが、急角度バックドロップからのランニングローキック、バーティカル・スパイクとつなげた。
万事休すか…と思われたものの、拳王はギリギリでキックアウト。すると中嶋は“ひとでなし"ローキックで拳王の顔面を狙ったものの、寸前で避けた拳王は中嶋の右ハイキックも避けて逆に右ハイキックをズバリ。まともに浴びた中嶋は一撃でダウン。拳王は中山レフェリーのチェックも払いのけるや、ダメ押しの蹴暴を叩き込み、コーナー最上段からのダイビングフットスタンプを投下。合唱とともに3カウントが数えられた。
中嶋と1年越しで決着をつけて3勝目。マイクを握った拳王は「どんなにキツくても、どんなに痛くても、このリング、それが当たり前だろ!? どんなにフラフラでも、最後にリングに立ってたのは、この俺・拳王だ! そして、グローバル・リーグ。2敗はしてるけど、最後まで希望を捨てずに立って、優勝するのもこの俺・拳王だ!」と叫んで拍手喝采。
さらには「大阪のクソヤローども、今日はこんなにたくさんのご来場、どうもありがとな!」と超満員の観客に感謝しつつ、「いいか!? 日本中探しても、世界中探しても、てめーらクソヤローどもがな、幸せにプロレス会場を後にできるのは、この俺・拳王だろ!?」と問いかけて場内も歓声で呼応。最後は「そうだよな! テメーら、大阪のクソヤローども! テメーらがまだ見たことがない、素晴らしい景色を見せてやるからな! プロレスリング・ノアの…プロレスリング・ノアの!…プロレスリング・ノアの!!希望の光になる、この俺・拳王についてこい」と締めくくった。
丸藤正道を破った後楽園ホールに続いて、大阪でも「希望の光」宣言を放って支持を集めた拳王。続く公式戦(11・18京都)では齋藤彰俊と当たる。
【拳王の話】「グローバル・リーグ、2敗はしてしまったけど、自力優勝は無くなったけど。最後まで何を捨てたらダメなんだ? テメーらクソヤローども分かるだろ? 希望を捨てたらいけねーんだろ!? 希望を捨てたら優勝なんて見えてこねーわ。俺はずっと優勝する気でいるぞ! 残り2試合勝って俺が優勝するんだ。そして杉浦の持つベルトを取り返すんだ。そして一番最初の挑戦者は丸藤正道。テメーら“ノアの顔"の首を狙ってやるわ!」
