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11/17【全日本】ヨシケン2連敗 TAJIRI&ヴァレッタが悪らつに初戦白星

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』北海道・ホテルエミシア札幌(新札幌)(2018年11月17日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○ギアニー・ヴァレッタ&TAJIRIvs宮原健斗&ヨシタツ×

 ヨシケンがまさかの2連敗。TAJIRI&ヴァレッタが初戦で元世界タッグ王者狩りをやってのけた。

 宮原&ヨシタツは開幕戦の11・13後楽園で世界タッグ王者・諏訪魔&石川に敗れ、黒星スタートを余儀なくされた。続く2戦目となったこの日、TAJIRI&ヴァレッタと対戦。早期立て直しが求められる状況だったが、最悪の結果が待っていた。

 TAJIRI&ヴァレッタは狡猾に開幕前に「正々堂々となんか絶対やりません。ずるいことと悪いこと、この二つをやりまくって、それで優勝を目指します」と宣言していたとおり、ラフ殺法を随所で披露してヨシケンのペースを狂わせた。TAJIRIが宮原の尻を蹴り上げ、ヴァレッタはチョーク攻撃や噛みつき攻撃でヨシタツをもん絶させる。ヨシタツが反撃に出ても、TAJIRIが飛び込んで背後から尻に蹴りをお見舞い。TAJIRIがレフェリーの注意を宮原に向けたスキにヴァレッタがチェーンでヨシタツの首を絞めたり、二人がかりで噛みついたりと完全に流れを支配した。

 それでもヨシケンは終盤になって逆転。ヨシタツがヴァレッタにスワンダイブ式ミサイルキック、シングDDTの猛攻を浴びせ、宮原も串刺しブラックアウトで援護射撃に出る。ヨシタツがヨシタツ幻想(ファンタジー)で勝機を作り、仕上げとばかりにヨシケンサンバの構えに入った。

 だが、好事魔多し。ヨシタツのCBJをヴァレッタが阻止すると、宮原がジャーマンを仕掛けても、TAJIRIがまたも尻を蹴りつけて決めさせない。ならばとヨシタツがCBJで撃退にかかってもTAJIRIはグリーンミストで返り討ち。レフェリーをミドルキックで蹴りつけて無法地帯を作ると、ヴァレッタがチェーンラリアットを叩き込んでヨシタツから3カウントを奪った。

 この結果、ヨシケンは開幕2連敗で勝ち星なし。リーグ戦はまだ始まったばかりで、巻き返しは十分可能だが、スタートダッシュ失敗は二人に暗い影を落としたと言わざるを得ない。次戦は明日11・18札幌大会。アジアタッグ王者・野村&青柳との同門対決を控える。ここで初勝利をもぎ取らないと、このままズルズルといきかねない。

 一方、TAJIRI&ヴァレッタは初戦で元世界タッグ王者を撃破し、白星スタート。「レフェリーの下から潜り込むように、見えないように蹴るというですね。そういうカンニングをしてしまいました」と勝ち誇ったTAJIRIは、「レフェリー何やってるかもわかんなくて、誰がやってるかもわかってなくて、だから蹴っちゃった(笑) 大丈夫だよ、あれ。そのあとね、起こして『カウントですよ』って言ったら、ちゃんと数えやがった。あれでいいよ」と笑いが止まらない。

 次戦は同じく明日11・18札幌大会。ジョー&ディランのザ・ボンバーと激突する。「このメンツ見渡して、あの二人に勝たなきゃ、たぶん誰にも勝てないよ。そういうメンツだよ」と言い切ったTAJIRIは、ヨシケン狩りで手応えをつかんだようだった。

【試合後のTAJIRI】
▼TAJIRI「レフェリーの下から潜り込むように、見えないように蹴るというですね。そういうカンニングをしてしまいました」

――初戦でヨシケンを破ったのは大きいのでは?

▼TAJIRI「そうですね。レフェリー何やってるかもわかんなくて、誰がやってるかもわかってなくて、だから蹴っちゃった(笑) 大丈夫だよ、あれ。そのあとね、起こして『カウントですよ』って言ったら、ちゃんと数えやがった。あれでいいよ」

――初戦から手応えがあったのでは?

▼TAJIRI「このメンツ見渡して、あの二人に勝たなきゃ、たぶん誰にも勝てないよ。そういうメンツだよ」

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