11/21【NOAH】ホープ清宮が潮崎撃破! 逆転突破へ「絶対にあきらめない」
『GLOBAL LEAGUE 2018』福島・会津若松市文化センター(2018年11月21日)
Bブロック公式戦 ○清宮海斗vs潮崎豪×
会津若松大会のメインに据えられたグローバル・リーグ戦Bブロック公式戦で清宮が潮崎を撃破。3勝目をもぎ取って「絶対にあきらめない」と逆転突破へ声高に叫んだ。
初戦で現GHCヘビー級王者・杉浦貴を破った清宮だったが、その後3連敗。その後モハメド ヨネを破って脱落はまぬがれたものの、この日の潮崎戦で敗れれば脱落が決まる状況に変わりは無かった。
これまで4勝1敗の首位と快調な潮崎が、のっけから攻めに攻めた。強烈な逆水平を容赦なく叩き込み、早々に清宮の胸板は紫色に変色。回転地獄五輪や絞首刑式の肩固め、前方にひねりを加えて投げ飛ばす雪崩式ブレーンバスターも繰り出し、あらゆる局面で清宮を圧倒した。
それでも清宮は豪腕ラリアットだけは喰らわず。潮崎のポップアップ式パワーボムを、駆け上がり式のドロップキックで阻止するや、なおもショートレンジ式豪腕ラリアットを避けて後頭部へのドロップキックをズバリ。立て続けにタイガースープレックスで投げきって固め、潮崎から完璧な3カウントを奪ってみせた。
杉浦からは丸め込みだったものの、潮崎からは完璧な3カウントを奪取。何より初めて潮崎をシングルで下す結果をつかむ価値ある3勝目を上げた清宮は、全身で喜びを爆発させた。
とはいえ、依然崖っぷちの状況に変わりはない。すでに自力優勝も消えており、ブロック突破は“他力本願"な状況。それでも“カイトコール"のなかでマイクを握った清宮は「俺のリーグ戦、決勝進出の可能性は低いかもしれません。だけど最後の最後まで絶対にあきらめません! そしてさらにデカいレスラーになって、ここ会津に戻ってきますので、皆さん応援よろしくお願いします!」と叫んだ。
残る公式戦は11・23横浜大会でのマイバッハ谷口戦。「このシリーズずっと、タイガー(スープレックス)で決まるように、テーマを持ってやってきたので、やっとここに来て、その成果が出てきた。それが自分でもわかります」。手応えを強調しつつ、方舟のホープはあくまで頂点を見据えた。
【試合後の清宮】
――潮崎から真っ向3カウントを奪ったが?
▼清宮「いやぁ、これは凄い大きいです。でも、まだまだこれからですよ」
――杉浦からは丸め込みで3カウントだったが、潮崎からは完璧な3カウントを奪ってみせた
▼清宮「このシリーズずっと、タイガー(スープレックス)で決まるように、テーマを持ってやってきたので、やっとここに来て、その成果が出てきた。それが自分でもわかります」
――残るはマイバッハ谷口だが?
▼清宮「優勝決定戦、行けないのかもしれないけど、あきらめずに俺は前を向いて走っていきます」
