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11/23【NOAH】GL決勝は「丸藤vs清宮」 奇跡の逆転突破で清宮「新しい景色みせる」

『GLOBAL LEAGUE 2018』神奈川・横浜ラジアントホール(2018年11月23日)
Bブロック公式戦 ○清宮海斗vsマイバッハ谷口×

 方舟のホープ・清宮が、グローバル・リーグ戦Bブロックを奇跡的に突破。11・25後楽園大会の優勝決定戦は「丸藤正道vs清宮海斗」に決まった。

 GHCヘビー挑戦を表明しながら、王者・杉浦貴に“却下"される状況で臨んだリーグ戦。初戦でその杉浦を破る大番狂わせを演じたものの、その後3連敗。崖っぷちの状況で潮崎豪、モハメド ヨネ相手に辛くも連勝し、3勝3敗の星取り五分で最終公式戦を迎えた。

 相手は4勝2敗で首位タイのマイバッハ。捲土重来を期す暴走鉄仮面はいつも以上の気迫で序盤から清宮を場内外で圧倒し続け、清宮はマットを這うばかりの展開となった。

 それでもマイバッハ必殺のマイバッハボム・ツヴァイをDDTで切り返すや、カウンターのドロップキックで反撃。急角度ジャーマンで3カウントを迫る。肩を上げたマイバッハもすぐさま巻き返しにかかったものの、清宮もラリアットを避けるや、後頭部へのドロップキックをズバリ。立て続けにタイガースープレックスホールドで固めて、逆転3カウントを掴み取った。

 かろうじて“生き残った"形となった清宮だが、優勝決定戦進出の条件は「続くセミファイナルで潮崎、メインイベントで杉浦が敗れること」。奇跡に近い条件だったが、「自分に自信を持って待つだけ」とセミとメインを花道奥で見届けた。

 すると潮崎はヨネに、杉浦は小峠にことごとく敗れる波乱。この結果、Bブロックは清宮、マイバッハ、杉浦。潮崎の4選手が勝ち点8で並び、直接対決で残り3選手に唯一全勝している清宮のブロック突破が決まった。

 今年のグローバル・リーグ戦優勝決定戦は「清宮vs丸藤」に。メインを見届けていた両雄はそのままリングに上がってにらみ合い、まずは左肩負傷の影響が残る丸藤が「清宮、このリーグ戦でお前が残した結果、勢い、そして自信、すべて認めざるを得ない。それに比べて俺は見てのとおりの満身創痍だ。だからこそ、お前が相手でも、がむしゃらに勝ちに行くぞ。超えられるもんなら超えてみろ」と通告。これに清宮も「ノアで一番になって、突き抜けて、このリーグ戦、俺が優勝します!」と真っ向から宣言してみせた。

 “奇跡の突破"となった清宮は「奇跡かもしれないです。でも、そういう運も全部味方につけて、俺がこのまま行きたい」と表情を引き締めた。潮崎、杉浦に続いて丸藤をも倒せば、一気に“新世代の旗手"として台頭することが可能だけに「新しい景色をみせたいです」と言っきった。

 一方の丸藤は「チャンピオンカーニバルも制覇して、グローバル・リーグも制覇して、そして杉浦貴とベルトを懸けて試合をしたい。俺の20周年イヤー、それ以外の締めくくり方は何もない」と改めて断言。左肩の状態は悪いが「俺を見てきた人なら分かると思うけど、いろんな手を使ってカバーしてきてるから。ダテに20年やってないよ。いろんな意味でまだまだあいつは俺を超えられない」と、ある種“怪我と戦ってきた20年"の集大成とする構えもみせた。今年の栄冠をつかむのは奇跡のゴールデンボーイか、傷だらけの天才か。その結果は間もなく出る。

【試合後の清宮】
――リーグ戦を勝利で締めくくったが?

▼清宮「はぁはぁ…なんとかもう…自分ができる力を振り絞りましたよ!」

――とはいえ続く潮崎か杉浦が勝った時点で脱落だが?

▼清宮「今まで自分のやってきたことには自信があるから。結果はどうなるか分からないけど、自分に自信を持って待つだけです」

【メイン後の清宮】
――奇跡的な星取りで突破が決まったが?

▼清宮「奇跡かもしれないです。でも、そういう運も全部味方につけて、俺がこのまま行きたいと思います」

――相手は丸藤だが?

▼清宮「今までいっぱいチャンスが有りましたけど、ここで必ず俺がこのチャンスをモノにして、必ず突き抜けてみせます」

――杉浦、潮崎に勝って、決勝で丸藤。世代交代では願ってもないシチュエーションだが?

▼清宮「新しい景色をみせたいです」

――あと2日あるが、どう過ごす?

▼清宮「もう準備はできてるんで。あとは今まで培ってきたすべてを出し切って、すべてを丸藤さんにぶつけたいと思います」

【メイン後の丸藤】
――清宮が上がってくるのは予想外だった?

▼丸藤「どうだろうな。彼の若さと勢いは、ずっと上り調子だったと思うし。彼が倒してきた相手というのも本物の選手ばかりだったんで、予想外では無い…といえば無いかもしれない。でもここで俺を超えさせるワケにはいかないし、なんせ今年は俺の年だから。最後の最後にアイツに負けちゃったら、たまったもんじゃない」

――20周年イヤーをリーグ戦制覇&杉浦からのGHC奪取で締めくくる?

▼丸藤「そりゃそうだよ。チャンピオンカーニバルも制覇して、グローバル・リーグも制覇して、そして杉浦貴とベルトを懸けて試合をしたい。俺の20周年イヤー、それ以外の締めくくり方は何もない」

――左肩の状況がかなり悪そうだが、何でカバーする?

▼丸藤「俺を見てきた人なら分かると思うけど、いろんな手を使ってカバーしてきてるから。ダテに20年やってないよ。いろんな意味でまだまだあいつは俺を超えられない。それを見せる良い機会になるんじゃないですか?」

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