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11/23【WRESTLE-1】アンディの最多戴冠記録更新を阻止 児玉がクルーザー王座V3

『WRESTLE-1 TOUR 2018 AUTUMN BOUT』東京・後楽園ホール(2018年11月23日)
WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ=○児玉裕輔vsアンディ・ウー×

 最多記録を保持するアンディ4度目の戴冠を阻止した児玉がクルーザー王座V3を果たした。

 クルーザー王者・児玉は9・2横浜で吉岡世起を撃破し、2度目の防衛を果たした。次期挑戦者に浮上したのが、10・21仙台で児玉を直接ピンしたアンディだ。アンディは過去3度、同王座を戴冠した経験があり(最多記録)、1年2ヵ月ぶりに王座返り咲きと同時に記録更新を狙っていた。

 アグレッシブな動きを見せたアンディがトペスイシーダで先制しようとするも、児玉はエルボーで撃墜。そのまま観客席に投げつけて挑戦者を痛めつけた。リングに戻っても、マスクに何度も手をかけて揺さぶりをかける。

 怒ったアンディは児玉をにらみつけ、エルボー合戦に持ち込む。児玉はサミングで黙らせ、ブレーンバスター、ダイビングエルボーと畳みかけたが、マッドスプラッシュは剣山で撃墜された。

 すかさずアンディは三角飛び式プランチャ、トペスイシーダと空中戦で一気に逆襲。打撃戦になっても変則的な蹴り技を効果的に繰り出し、ドラゴンスープレックスに繋げると、側頭部を蹴り飛ばした。しかし、必殺のフェイホンは児玉がマスクにまたも手をかけて阻止する。

 児玉はドロップキック、BKバスターで反撃に転じたものの、アンディは旋風脚、飛びつき式スイングDDTですぐに鎮圧。今度こそとフェイホンの構えに。ここでも児玉は何とかこらえて、アンディをそのままコーナーに担ぎ上げた。

 それでも止まらないアンディは児玉の追撃を防ぐと、ランニングパワーボムをズバリ。垂直落下式ブレーンバスターから三度フェイホンを仕掛ける。しかし、またまた踏ん張った児玉はそのまま変型ツームストンで真っ逆さまにマットに叩きつけると、這うようにしてコーナーに上がり、マッドスプラッシュを投下して接戦を制した。

 苦しい戦いを強いられたものの、アンディの必殺技を完全に封じた児玉がクルーザー王座V3。何も語ることなく、そのままメインのセコンドについた。一方、敗れたアンディは悔しさをあらわにすると、STRONG HEARTS入りを果たした吉岡にも怒りを見せた。

【アンディの話】「コンディションもスタミナもあいつに負ける要素は1つもないと思ったけど、あいつから初めてフォールを取られたんで。今まで生きてきて一番悔しいし。それと今日、もう1個悔しいことがあった。おい、吉岡。なんや、お前。ずっと休んどって、急に出てきたら、W-1を裏切ってSTRONG HEARTSか。何のプライドもないんか? お前のことを一番のライバルだと思ってたけど、今日もそれで終わりや。あんなやつとやってられるか」

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