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11/23【全日本】変型眉山で首のダメージ蓄積…秋山が関本とのタッグに好感触も一抹の不安

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』東京・新木場1stRING(2018年11月23日)
○ヨシタツ&宮原健斗vs秋山準&丸山敦×

 秋山が関本との越境タッグに好感触をつかみつつ、変型眉山による首のダメージの蓄積を明かし、一抹の不安を残した。

 秋山&関本はここまで2勝1敗と白星先行。今大会が初タッグとは思えない安定感をみせている。関本をパートナーに指名した秋山も「何も言うことないし、そんなに気をつかうこともないし、非常にやりやすいパートナー。全く安心してますよ」と好感触をつかんでいる。

 だが、一つだけ不安要素がある。エクスプロイダーで相手を投げる秋山を関本がジャーマンで投げる変型眉山だ。ここまでの2勝はいずれもこの合体技が勝利の呼び水となってきた。が、11・21仙台大会では関本が秋山だけを投げる形となって不発に終わり、ジョー&ディランに黒星を喫した。

 3戦連続で関本に投げられてきた秋山は「効いてますね。首にダメージが蓄積してますよ」と明かした。失敗すれば秋山だけが投げられる諸刃の剣であることも露呈。もし秋山が相手を投げ切らないと、相手が上にのしかかってくる危険性もある。秋山は「それがあるから、よけいに俺がしっかりと投げないといけない。投げたら投げたで落下速度が上がるからね。まさに諸刃の剣だよ。俺にとってはね」と頭を抱えている。

 現時点で致命傷には至っていないのが幸いだが、公式戦はまだ7戦残っている。できることなら温存もしたいところだが、「ここ一番に出したいって技だろうけど、今回は毎試合がここ一番だから」と強調したように、強豪との連戦が続く最強タッグ公式戦でそんなことも言っていられない。そして変型眉山を使い続けることで、秋山の首が耐えられなくなる可能性も否定できない。

 それでも秋山は「僕が習ったところでは受け身が一番」との自信を胸に、「今、暴走大巨人が全勝でしょ? 俺らが負けて全勝だったらあれだけど、俺らまだやってないから。土つければいい話。優勝を目指しますよ」と腹をくくった。

【秋山の話】
――毎試合、関本選手に投げられて、秋山選手のダメージが心配されるが?

▼秋山「効いてますね。首にダメージが蓄積してますよ」

――しかも11・21仙台では秋山選手だけ投げられてしまい、諸刃の剣であることを露呈してしまったが?

▼秋山「諸刃の剣というか、普通に決まっても諸刃の剣だから、どっちもどっちなんだけどね。まぁ、外されてもそうだし、成功してもそうだし、俺も投げられてるからね。決まれば威力は絶大だけどね。だから、ここ一番に出したいって技だろうけど、今回は毎試合がここ一番だから。でも、あと7試合あるのはきついね。俺、相手の重さも加わってるから首にくるんだよね。俺も頭の中で考えてるうちはそんなに相手を途中で離して投げっぱなせばいいかなと思ってたけど、やってみたらある程度、相手の重さも加わってくるから。自分の体重プラス相手の体重もある程度はかかるから首のダメージがね。難しいところですよ」

――まだ致命傷には至っていないのが幸いだが?

▼秋山「でもタイミングが狂えばモロ脳天というか、いくからわかんない。だから怖いといえば怖いよ」

――投げ切らないと相手が乗っかってくると?

▼秋山「それがあるから、よけいに俺がしっかりと投げないといけない。投げたら投げたで落下速度が上がるからね。まさに諸刃の剣だよ。俺にとってはね」

――関本とのタッグに関しては?

▼秋山「もう非常にやりやすい。何も言うことないし、そんなに気を使うこともないし、非常にやりやすいパートナー。全く安心してますよ。自分自身も彼とやってると諸刃の剣の技もそうだし、いろんなことが想像力豊かに考えられるんで、そういう時はいい時だから」

――これからタッグチームとしてどんどんよくなっていく可能性も高いと?

▼秋山「そうだね。悪くなる可能性もあるけど。楽しみながら。今、暴走大巨人が全勝でしょ? 俺らが負けて全勝だったらあれだけど、俺らまだやってないから。土つければいい話。優勝を目指しますよ」

――あの合体技が唯一の不安要素だと?

▼秋山「若干ね。あれが決まったらあと一発でいいぐらいの感じだから。相手もいい角度で落とされてると思うんで、効くことは効くと思うから」

――あとは秋山選手の首が耐えられるかだと?

▼秋山「来年50歳。でもこれだけ受け身取ってる奴いねぇだろうというのはあるけどね。僕が習ったところでは受け身が一番だから。まだまだ俺も50手前でこれだけ受け身取れるよというのをみせるのも(他の選手に対する)一つのプレッシャーというかね」

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