11/25【DDT】ディーノの記憶が完全復活 後楽園でも“全裸"大暴れ

『総研ホールディングス presents DDT Special 2018』東京・後楽園ホール(2018年11月25日)
男色ディーノvs彰人(ノーコンテスト)

　仲間たちの奮闘により、ディーノの記憶が完全復活。両国大会に続き、後楽園でも全裸で大暴れした。

　ディーノは10・21両国で決意の裸体を披露したものの、佐々木大輔に敗れ、KO-D無差別級王座から転落。“棺桶葬"にされると、そのダメージのため、記憶喪失に陥った。その後、何度か記憶を取り戻したものの、その直後に運悪く頭を強打し、未だに記憶喪失が続いている。そんな状況ながらも、ディーノは総選挙7位にランクイン。総選挙2位の彰人と「DDT Special四大シングルマッチ」で一騎打ちを行った。

　記憶のないディーノはタイツ姿でリングに上がったものの困惑。声援を受けても表情を歪ませる。そんなディーノをセコンドについたジ・コンプライアンスの仲間である大石真翔やスーパー・ササダンゴ・マシンが必死に鼓舞。細かい動きにも指示を出した。対する彰人もディーノの手を鷲づかみにし、そのまま自分の股間を握らせて記憶を蘇らせようと試みるが未遂に終わる。

　大石たちはディーノに彰人の股間を掴ませようとするが、本人はわからず、正攻法のアイアンクローに捕獲した。男色ナイトメアの体勢になっても、身体を使って「命」の字を表すだけで終わる。彰人が自ら腰を突き出しても、またまた正攻法の河津落としを繰り出した。

　結果的に頭を強打したディーノを見て、ササダンゴが「お前の名前は男色ディー…?」とマイクを渡すが、本人の口から出てきたのは「ノ」ではなく「マ」だった。

　記憶を蘇らせるのを諦めない彰人は自らキス攻撃を決めるが、ディーノの口から出てきたのは「男色ディーミ」。すると、ササダンゴが松井レフェリーに許可を取り、大石が乱入する。大石はディーノと何度も決めてきた連係攻撃を狙い、コーナーに陣取って半ケツを出した。そして、彰人がそのケツにディーノを激突させる。

　これでも記憶が戻らないとみると、アントーニオ本多がリングに飛び込み、「お前と一緒に2年間ぐらい住んでただろうが!」と猛アピール。そして、彰人、大石、ササダンゴ、本多、さらには樋口和貞、飯野雄貴、までリング上で四つん這いになり、半ケツをさらした。

　そして、今林久弥APが笛を吹くと、選手たちが半ケツ状態でピラミットを作る。しかし、それを見てもディーノの口から出たのは「男色ディーミョ」だった。

　記憶が戻らない盟友にサジを投げた大石は、「てめえにはもうがっかりだ。うんざりなんだよ。俺はお前を殺して、2代目男色ディーノとしてこのプロレス界に君臨してやる」と通告。彰人が羽交い締めにしたディーノにパイプイスを振り下ろした。間一髪、回避したディーノは「殴らなきゃ殴られる…」とパイプイスを手に大石に襲いかかったが、避けられてイスがトップロープに衝突。跳ね返ってきて自らの頭を強打する。

　すると、とうとう記憶を取り戻したディーノは、ササダンゴの問いかけに、「私の名前は男色ディーノよ!」と雄叫び。両国大会よろしく自らタイツを脱ぎ捨てて裸体をさらすと、慌てて仲間たちが必死に股間を隠すが、ディーノは気にせず、全裸で彰人に男色ドライバーを敢行。ノーコンテストが通告されても、気にせず場内を練り歩き、男性客の唇を奪うなど大暴れを見せて完全復活を印象づけた。

　バックステージでは「ここ最近の記憶がすっぽり抜けている。何があったの?」と首を捻ったディーノだったが、「君たちが私のためにいろいろと一肌脱いでくれた気がする。ありがとう。あんたたちのために私はこれからも男色ディーノでい続ける!」と大石たちと約束。ここでも全裸をさらして気合いをみなぎらせた。

　一方、ディーノの記憶回復に手を貸す形となった彰人は、総選挙2位に与えられるタイトル挑戦権を行使し、ALL OUTとして#STRONG HEARTSの保持するKO-D6人タッグ王座奪還に動くことを宣言した。