プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/25【全日本】TAJIRIとの“ひと夏のかげろう”復活で岩本が世界ジュニア戦へ刺激

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦〜横浜三ツ沢チャリティープロレス大会』神奈川・横浜市平沼記念体育館(三ツ沢)(2018年11月25日)
○ゼウス&ボディガーvs岩本煌史&TAJIRIvsパロウ&オディンソン×

 岩本がTAJIRIとの“ひと夏のかげろう"復活によって4日後に迫った世界ジュニア戦へ向けて刺激を得た。

 8月のJr.TAG BATTLE OF GLORYに優勝したひと夏のかげろうがこの日、限定復活を果たした。11・20&21仙台大会2連戦で6人タックながら組んでいるが、二人だけの純粋タッグは3ヵ月ぶり。゛ビッグガンズ、The Endとの3WAYマッチに登場した。

 相手はいずれもスーパーヘビー級。二人は真っ向勝負を避け、要所要所に飛び込んでかき回した。The Endに加勢して合体パワーボムを呼び込んだり、かと思えばTAJIRIがThe Endにグリーンミストを噴射したりとうまく立ち回ったが、最後はゼウスがジャックハマーでオディンソンを仕留めた。

 勝利こそならなかったものの、復活ひと夏のかげろうが変わらぬチームワークを発揮して存在感をみせた。4日後の11・29名古屋大会で世界ジュニア王者・近藤とのリマッチを控える岩本にとって、TAJIRIと組んだ3試合は格好の刺激となった。「前哨戦が一回もないんで、世界ジュニアに向けての切り替えというのが今回難しかった」というが、2日前の新木場大会での岡田との一騎打ちで「何だこいつ、生意気だ、むかつくと思ったけど、逆にあれでスイッチがカチっと入った」と着火。そしてこの日、3ヵ月ぶりにTAJIRIとひと夏のかげろうを限定復活させ、「ワクワクだったり楽しさっていうのを体感できたんで、もう世界ジュニアへ向けてのスキはあと自分が気を緩めない限り間違いない」と言い切った。

 TAJIRIからは「近藤選手から世界ジュニアを獲ったあかつきにはちょっと変えていかないとね。何も変わってないから」とエールを送られた。全日ジュニアのさらなる活性化はもちろん岩本も考えていること。それを推進していこうとしていた矢先、近藤にベルトを奪われてしまった。「所属だからこそできること、所属だからこそ訴えられることっていうのがあるんで、獲った先には必ずそういったこと実現させていこうと、そう思ってます」と誓った岩本は、「初めて世界ジュニアを獲った時のシチュエーションに似てるかなと。世界ジュニア挑戦前もTAJIRIさんと組んで、そこでいろんなことを学んだり、ワクワクだったりとか、楽しさだったりとかっていうのを試合しながら感じて、で、やっと世界ジュニアたどり着いて獲れた」とこの夏同様、TAJIRIから得たものを活かし、ジュニアの至宝を取り戻す。

【試合後のTAJIRI&岩本】
▼TAJIRI「前より息が合ってた気がする」

▼岩本「ホントそうですよね。何も言わなくてもお互いの意思の疎通がしっかりできて。ああしてほしい、こうしてほしい、ここ助けてほしいって時、何にも言わなくても絶妙なタイミングで」

▼TAJIRI「一回も一緒に何もやってないけど、たぶんすごく連係感があったよ」

▼岩本「そうですね。お互い周りの状況をしっかり見れてたと思いますね。ホント楽しかったですね」

▼TAJIRI「楽しかったね」

▼岩本「やっぱ昨日とかも遠足前日のようなワクワク感が自分にはあって、そのワクワクは裏切らなかったですね。TAJIRIさんと組むとやっぱりワクワクしますね」

▼TAJIRI「楽しくなきゃ。楽しくないとお客さんが絶対楽しくないから」

▼岩本「そうですね。ホント楽しかったですね。試合時間6分ぐらい? 短く感じなかったというか」

▼TAJIRI「お客さんずっときてたね」

▼岩本「そうですね。濃密でしたね」

▼TAJIRI「ちょっとテンポがアメプロだった、今日はね」

▼岩本「ひと夏のかげろう、終わったと思ったら、ひょんなことから今日一日だけ復活したんで。僕らはまたどこでどうなるか神出鬼没」

――世界ジュニアを控えてる中でTAJIRI選手と組んでプラスになったのでは?

▼岩本「何か僕が初めて世界ジュニアを獲った時のシチュエーションに似てるかなと。世界ジュニア挑戦前もTAJIRIさんと組んで、そこでいろんなことを学んだり、ワクワクだったりとか、楽しさだったりとかっていうのを試合しながら感じて、で、やっと世界ジュニアたどり着いて獲れたっていうのが今、シチュエーション的にも似てるし。前哨戦が一回もないんで、世界ジュニアに向けての切り替えというのが今回難しかったんですけど、(11・23)新木場で岡田がヤイヤイ突っかかってきて、何だこいつ、生意気だ、むかつくと思ったけど、逆にあれでスイッチがカチっと入ったというか。むかつくんですけど、あいつがガンガンきてくれたことによって完全に世界ジュニアのスイッチ…シングルなかったんで、あそこでシングルやれてスイッチを完全に切り替えられて、今日TAJIRIさんと久々にひと夏のかげろう組んでワクワクだったり楽しさっていうのを体感できたんで、もう世界ジュニアへ向けてのスキはあと自分が気を緩めない限り間違いないです」

▼TAJIRI「近藤選手から世界ジュニアを獲ったあかつきにはちょっと変えていかないとね。何も変わってないから。同じところでトグロ巻いてるだけで全然渦になって上がっていってないと思う。ここしばらくね。何にも変わってないよ」

▼岩本「自分もやっぱそれ見てて感じるし、持ってた時も感じてたし、やろうとしてた矢先にベルト獲られちゃったんで。やっぱ奪った先にはそのプラン、TAJIRIさんが言ったこと、もちろん僕も思ってるんで、それをやっぱり実現していかないと世界ジュニアを獲った意味、自分が所属で獲った意味っていうのがホントになくなるんで。所属だからこそできること、所属だからこそ訴えられることっていうのがあるんで、獲った先には必ずそういったこと実現させていこうと、そう思ってます。ジュニア盛り上げていかないとダメですからね。ヘビーだけじゃないですから。またどこかで(とTAJIRIと握手)」

プロ格 情報局