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11/27【全日本】ザ・ボンバー4勝目で首位タイ、GET WILD2敗目も「こんなとこで止まってらんねぇ」

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』福島・白河市中央体育館(2018年11月27日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○ジョー・ドーリング&ディラン・ジェイムスvs大森隆男&征矢学×

 ザ・ボンバーがGET WILDを粉砕して4勝目。暴走大巨人と並ぶ首位タイに浮上した。

 ジョー&ディランのザ・ボンバーはここまで3勝2敗。前夜の新潟大会でヨシケンに敗れたばかりだ。6戦目となったこの日は同じく3勝2敗のGET WILDと激突。圧倒的な強さを発揮して立て直しに成功した。

 ディランが征矢とのタックル合戦を制すれば、ジョーは逆水平で大森を圧倒。そのまま大森に的を絞って試合を支配した。GET WILDも征矢がディランにフライングワイルドボンバーを叩き込んで巻き返し、アックスボンバーとワイルドボンバーのサンドイッチ攻撃をジョーにさく裂。ダブルブレーンバスターで投げると、征矢がワイルドボンバーを叩き込んで勝機を作った。

 だが、ジョーはフライングボディアタックで二人まとめてねじ伏せて形勢逆転。ここからはボンバーの独壇場となった。ディランが串刺しラリアット、ジョーが串刺しタックルの連続攻撃を征矢に浴びせ、ディランがサイドバスターを叩きつける。そのまま征矢をローンバトルに追い込むと、必殺のボンバードライバーを爆発させて一気に3カウントを奪った。

 GET WILDを粉砕したザ・ボンバーが4勝目。勝ち点を8に伸ばし、得点上は暴走大巨人と並ぶ首位タイに浮上した。前夜の2敗目を払しょくするような豪快勝利に二人も自信を深めるばかり。ジョーが「ほとんど結果は決まったようなものだ。すでに俺たちのバイオレンスが全てを飲み込んでいるだろう」と豪語すれば、ディランも「その通りだ。ファイナルの後楽園ホールで優勝するのは誰でもない、俺たちだ」と確信するように断言した。ボンバーの次戦は11・30加古川大会のジェイク&崔戦となる。

 一方、2敗目を喫したGET WILDは勝ち点6で足踏みを強いられた。それでも二人は前向きさを失わない。「俺たち今日は負けたかもしれねぇ。だけど俺たちの本当の最強タッグは今日から始まった」と前を見た大森は、「ここから険しい道のりをよ、切り開いて優勝までたどり着く、それがGET WILDだ」と宣言した。

 確かに逆境に追い込まれるたびに、それを乗り越えてタッグの栄冠を勝ち取ってきたのがGET WILDの歴史。もちろん優勝の可能性も十分に残っており、征矢は「こんなとこで止まってらんねぇからよ」と言い切った。二人の次戦は11・29名古屋大会のTAJIRI&ヴァレッタ戦となる。

【試合後のジョー&ディラン】
▼ジョー「ほとんど結果は決まったようなものだ。すでに俺たちのバイオレンスが全てを飲み込んでいるだろう」

▼ディラン「その通りだ。ファイナルの後楽園ホールで優勝するのは誰でもない、俺たちだ」


【試合後の大森&征矢】
▼大森「バカヤロー、冗談じゃねぇよ。ジョー、ディラン、俺たち今日は負けたかもしれねぇ。だけど俺たちの本当の最強タッグは今日から始まった。そういうことだ。ここから険しい道のりをよ、切り開いて優勝までたどり着く、それがGET WILDだ」

▼征矢「こんなとこで止まってらんねぇからよ。クソ。想像以上だよ、あいつら二人。想像以上のパワーだ。久しぶりに(ジョーと)当たって、正直なめてたところもあるかもしれない。あいつら化け物級だ。負けてないぞ。俺の気持ちは負けてない!」

▼大森「わかるよ」

▼征矢「今日3カウント獲られたかもしれないけどよ、逆に熱くなってきたんじゃないか最強タッグ!」

▼大森「気持ちはわかるよ。なぜなら俺たちタッグチームでよ、アニキの負けは俺の負けなんだ!」

▼征矢「昨日と言ってること違うじゃねぇか!」

▼大森「最初からそんなことはわかってるよ。アニキの勝ちは俺の勝ちだけどな」

▼征矢「最後だけちょっと納得できないな。俺が勝っても大森さんが勝ってもあんたの手柄じゃねぇかバカヤロー! 何だそれ!?」

▼大森「お前の負けは俺の負けだよ。俺の負けはお前の負けだ」

▼征矢「だから絶対負けるなよ」

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