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11/28【東京愚連隊】青木の腕攻め&佐藤の耳噛み耐えた 望月&川村が東京ICタッグ王座V1、SUSHIコンビ迎撃へ

『TOKYO DREAM 2018』東京・新宿FACE(2018年11月28日)
東京インターコンチネンタルタッグ選手権試合=○ロッキー川村&望月成晃vs青木篤志&佐藤光留×

 青木の腕攻め、佐藤の耳への噛みつきなどで追い詰められた川村だったが、最後は大逆転勝利。望月&川村組が歓喜の東京ICタッグ王座初防衛を果たした。試合後、雷陣&鼓太郎のSUSHIタッグが挑戦を表明。望月は来年4月に予定されている次回興行での防衛戦を示唆した。

 望月&川村は初タッグながら9・26新宿で宮本裕向&塚本拓海との王者決定戦を制し、第9代東京インターコンチネンタルタッグ王者となった。そんな新王者に宣戦布告したのが佐藤だった。望月とは愚連隊興行でタッグを組んでおり、川村はパンクラスの後輩にあたる。佐藤は2人にタイトル返上を迫ったものの、拒否されると「私も正パートナーを連れて来ましょう」と宣言。全日本の青木を愚連隊興行に呼び寄せ、変態自衛隊として王座に挑戦した。

 佐藤は川村を意識してボクシンググローブ着用でリングイン。王者組はグローブの確認を要求する。どちらも8オンスグローブで問題なしとなり、川村と佐藤のボクシング対決で試合の幕が開けた。佐藤も蹴りを使わず、ボクシンで対応。激しく拳を交錯させる。クリンチ状態でボディを打ち合うと、佐藤はマイク・タイソンばりに右耳へのかみつきを敢行。強引にペースを奪い取った。

 代わった青木も右耳を捻り上げていくが、控えの望月がエプロンから蹴り飛ばして川村を救出する。タッチをもらった望月は重たいミドルキックで青木を蹴り飛ばし、ニークラッシャー、ローキックと左足攻めにシフト。川村はレフェリーに自分の耳がついているか、何度も確認した。

 望月が青木を羽交い締めにすると、そこに川村はボディアッパーをズバリ。さらに、パンチを唸らすが、青木のマンハッタンドロップを食らうと動きが鈍る。代わった佐藤とはフックの打ち合いで火花。佐藤も「全然痛くありません」からフックを返すが、途中で裏切り、ローキックを連射した。川村はレフェリーに反則だとアピールするも、当然認められない。さらに、佐藤はクリーンファイトをアピールして拳を合わせるかと見せかけて、ジャンピングハイキックを一閃。グローブを脱ぎ捨て川村に投げつけると、その後も青木とともに川村を一方的にいたぶった。

 佐藤に何度も蹴られ、逆エビ固めで追い詰められた川村だったが、望月のゲキに応えて、強引に拳を振り回して形勢打開を果たす。代わった望月は右腕だけ佐藤がはめていたグローブを装着してリングに入ると、ミドルキック連打から時折効果的なアッパーをぶち込んでいった。

 しかし、佐藤はグローブが装着された右腕をミドルキックで蹴り飛ばして足止め。あとを受けた青木も右腕攻めで攻めに攻め、ショルダーアームブリーカーを連発する。青木は相手が望月に代わっても腕への一点集中攻撃を継続。腕固めに捕獲すると、川村がアッパーでカットするが、余計に腕が極まってしまい、望月は悲鳴を上げた。

 流れを変えたい王者組は、川村が得意のパンチをぶん回して青木の足止めに成功する。豪快なフィストドロップがクリーンヒットすると、青木はもん絶。観客や望月に背を押された川村は、何度も躊躇しながらダイビングフィストドロップへ。だが、時間がかかってしまい、避けられて自爆に終わる。

 再び佐藤が猛攻。ランニングローキックなどを挟みつつ、腕ひしぎ逆十字固めでギブアップを迫る。望月がカットを狙うが、青木がアキレス腱固めで分断。佐藤は三角絞めに移行して、絞め落としにかかった。

 だが、青木を振り払った望月がアッパーで三角絞めの体勢に入った佐藤をなぎ倒すと、そのまま川村はジャックナイフ式エビ固めの要領でクルリ。残る力を振り絞って押さえ込み、大逆転の3カウントを奪い取った。

 望月&川村が初防衛に成功。川村は「エイドリアーン!」とベルトを掲げて喜びを爆発させる。そこに姿を現したのが鈴木鼓太郎&雷陣明のSUSHIコンビだ。第1試合で抗争に区切りを付け、タッグ結成をアピールしていた2人は東京ICタッグ王座挑戦を表明。望月は次回興行が来年4月に予定されていることを明かし、「覚えていたら受けてやるよ」と迎撃を示唆した。

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