11/30【全日本】ビッグガンズが22分の熱戦制して初白星、ノムヤギは早くも脱落
『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』兵庫・加古川市立総合体育館(サブアリーナ)(2018年11月30日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○ゼウス&ボディガーvs青柳優馬&野村直矢×
ビッグガンズが22分の熱戦を制し、3戦目にして初白星。6敗目を喫した野村&青柳は早くも脱落が決まってしまった。
前夜の名古屋大会からビッグガンズは公式戦9連戦。3戦目となったこの日はアジアタッグ王者・野村&青柳と対戦した。中でも存在感をみせたのはゼウス。今大会開催を前に加古川の地を訪れ、プロモーション活動を行ってきたとあって、気合十分で臨んだ。
野村相手に逆水平を何発も打ち込んで圧倒。野村の抵抗も逆水平で黙らせ、マシンガン逆水平を浴びせる。青柳に攻勢を許しても、ショルダータックルでねじ伏せて鎮圧した。
負ければ脱落の崖っぷちとあって、ノムヤギも必死だ。ゼウスが打撃の雨を降らせても、野村はエルボー連打で徹底抗戦。ゼウスがカウンターのバイセップスエクスプロージョンでねじ伏せても、青柳とのダブルドロップキックをさく裂。スピアー、山折りで一気に攻め立て、青柳もジャーマンで援護射撃。野村がフロッグスプラッシュで勝負に出た。
するとボディガーがカットに飛び込んで3カウントを入れさせない。ラリアットで野村をねじ伏せると、青柳をハイキックで撃退。すかさずビッグガンズが野村をダブルチョークスラムで叩きつけた。粘る野村もゼウスのジャックハマーを食い止め、スピアーからのジャックナイフであわやの場面を作ったものの、ゼウスがカウンターのバイセップスエクスプロージョンでシャットアウト。ジャックハマーを爆発させて3カウントを奪った。
ビッグガンズがノムヤギを粉砕し、3戦目にして初白星を挙げた。わっしょい三唱で締めたゼウスは「加古川の大会で、プロモーションやった場所で、自分がメインイベントでこうやって勝つことができて、本当によかった」と安ど。「ゼウスが試合前から気合入ってたし、集中力高かったんで、今日は俺が補佐役というかサポート役したらいいなと思った」と相棒を立てたボディガーの好フォローも光った。
次戦は明日12・1周南大会。昨年覇者で世界タッグ王者・諏訪魔&石川と激突する。残り7連戦の過酷日程だが、ゼウスは「他よりはかなりハンディキャップがあると思ってます。だけどその9連戦を自分の中で今回試練やな思って全力で全部を駆け抜ける、全勝したい」とキッパリ。ボディガーも「体調に関しては問題ないんで、ケガだけせんように思いつつも、ケガする時はするんで、そんなことびびらず思い切りいきます」と呼応した。
一方、野村&青柳は6敗目を喫し、早くも脱落が決まってしまった。残る公式戦は3試合。次戦は12・6大正大会の秋山&関本戦となる。
【試合後のゼウス&ボディガー】
▼ゼウス「僕の地元は大阪なんですけど、同じ近い関西ということでね、同じにおいというかあるんですけどね。加古川の地にこの間プロモーションで来させてもらって、たまたま今日、興行をやって下さった方がたまたま僕の友人の方やったんで。そういうのもあって凄い加古川に親近感が沸きました。こうやって加古川の大会で、プロモーションやった場所で、自分がメインイベントでこうやって勝つことができて、本当によかったなと思ってます。あとはやっぱりお客さんをもっと埋めたい。特にテレビに映ってる側のお客さんが少なくて、他はほとんど埋まってたんですけど。こんなん言うたら言い訳みたいに聞こえるけど、席ひっくり返した方がよかったんちゃうかなって。試合に関していったら、まだまだ自分の中で点つけたら、まだまだ高い点を取っていけると思うんですけどね。もっともっとファイト、ガッツをみせていって、ゼウスのプロレスってものを作れたらなと思ってます」
▼ボディガー「今日はゼウスが試合前から気合入ってたし、集中力高かったんで、今日は俺が補佐役というかサポート役したらいいなと思ったんで、今日はそんな形の試合にしました」
――残り7連戦でコンディションがカギになりそうだが?
▼ゼウス「そうですね。今日も全力、明日も全力。全力でどこまで駆け抜けていけるかっていうのが勝負なんで。僕ら昨日からリーグ戦9連戦続くんでね、他よりはかなりハンディキャップがあると思ってます。だけどその9連戦を自分の中で今回試練やな思って全力で全部を駆け抜ける、全勝したいなというのがまず一つ年末の目標なんで。気合入れて完走します必ず」
▼ボディガー「体調に関しては問題ないんで、ケガだけせんように思いつつも、ケガする時はするんで、そんなことびびらず思い切りいきます」
▼ゼウス「人生は、そして全日本プロレスは祭りやで!」
▼ゼウス&ボディガー「わっしょい、わっしょい、わっしょい。まぁ、そういうこっちゃ!」
