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12/1【全日本】越境タッグ不覚 TAJIRI&ヴァレッタが関本料理で3勝目

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』山口・周南市新南陽ふれあいセンター(2018年12月1日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○TAJIRI&ギアニー・ヴァレッタvs秋山準&関本大介×

 秋山&関本が3敗目。TAJIRI&ヴァレッタがまんまと関本を料理して3勝目を挙げた。

 優勝候補の秋山&関本はここまで3勝2敗と白星先行。前夜の加古川大会ではThe Endに快勝したばかりだ。折り返しの6戦目となったこの日、落とし穴が待っていた。

 相手はTAJIRI&ヴァレッタの曲者タッグ。主導権を握った越境タッグはTAJIRI相手に息の合ったダブルタックルを決め、秋山がパイルドライバーで攻め込む。TAJIRIがハンドスプリングエルボーで反撃し、ヴァレッタが噛みつき攻撃でペースを狂わせても、秋山はジャンピングニーで反撃。関本もTAJIRIをアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ、ヴァレッタに投げつける大暴れ。秋山がエクスプロイダーで援護射撃し、関本がラリアットを叩き込むと、エクスプロイダー&ジャーマンの変型眉山の構えに入った。

 越境タッグの勝機だったが、TAJIRIとヴァレッタはチェーンをつかみ合ってこれを食い止めた。TAJIRIがトラースキックで秋山を蹴散らすと、関本に回転十字固めで飛びつく。関本が踏ん張ってもグリーンミストを顔面に噴射。ヴァレッタの援護射撃を受けてそのまま丸め込み、3カウントを奪った。

 TAJIRIが関本をピンフォール。TAJIRI&ヴァレッタが3勝目をもぎ取った。次戦は12・4鹿児島大会のビッグガンズ戦で、公式戦は残り3試合。優勝の可能性はまだ残されている。だが、星勘定をあまり意識していないというTAJIRIは、「秋山&関本組に勝った。これはシリーズの枠を飛び越えて、物凄ぇこと二人でやらかしたなって。そういううれしさの方が強い」と値千金の勝利を誇るばかり。一方で「今まで一番大物食いしてるんじゃないかな自分が。まだまだいくよ、きっと」と優勝への自信ものぞかせていた。

 一方、不覚を取った秋山&関本は3敗目。これ以上の取りこぼしは間違いなく致命的で、残り全勝が求められる状況となった。次戦は12・5広島大会。ビッグガンズ戦を控える。

【TAJIRIの話】「最強タッグ中の戦いではあったんだけど、秋山&関本組に勝った。これはシリーズの枠を飛び越えて、物凄ぇこと二人でやらかしたなって。そういううれしさの方が強いですね。えぇ。たぶん誰も俺らが勝つと思ってなかったから。そういうことやっただけでも爽快感というか、楽しさっていうか、これが悪者の醍醐味なんだよ。で、あとこれでウチらどうなの星取り? 正直、全く興味ないというか、それよりもっと高いもので戦ってるというか。まだ優勝の可能性ってあるんですかウチら? 今まで一番大物食いしてるんじゃないかな自分が。まだまだいくよ、きっと。調子乗っちゃったね今日は」

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