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12/5【全日本】関本が締めた ビッグガンズ正面突破で越境タッグ4勝目

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』広島マリーナホップ(2018年12月5日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○関本大介&秋山準vsゼウス&ボディガー×

 秋山&関本がビッグガンズを正面突破で4勝目。優勝圏内に生き残り、関本が全日本のメインをマイクで締めた。

 ここまで3勝3敗の秋山&関本の越境タッグ。負ければ自力優勝が消滅するこの日の7戦目で、同じく3勝3敗のビッグガンズと星を潰し合った。

 試合は20分を超える熱戦となった。中でも関本とゼウスは理屈抜き。マシンガン逆水平を打ち合い、逆水平合戦も互いに譲らず。無数のチョップが飛び交う真っ向勝負に広島の地が沸きに沸いた。

 一進一退の攻防が続く中、まず流れをつかんだのはビッグガンズだった。ゼウスがフライングバイセップスエクスプロージョンで関本とのラリアット合戦に競り勝つと、ボディガーは串刺しラリアット、ショートレンジラリアット連打で追い討ちをかける。関本がダブルチョークスラムを食い止め、逆に秋山がフロントネックロックでゼウスを、関本がアルゼンチンバックブリーカーでボディガーを同時に捕らえて挽回したが、エクスプロイダーとジャーマンの変型眉山は決められず。ビッグガンズが関本を孤立させ、ゼウスがチョークスラム、ボディガーがハイキック、ラリアットで一気にたたみかけ、バウンスの構えに入った。

 これを関本が食い止め、ジャーマンで投げ飛ばすと、越境タッグに流れが傾いた。秋山が串刺しジャンピングニー、エクスプロイダーで援護射撃に出ると、関本は珍しいダイビングボディアタックを発射。そして怒とうのラリアット連打から最後はジャーマンでボディガーをぶっこ抜いて22分超の熱戦に終止符を打った。

 秋山&関本がビッグガンズを破って4勝目。白星先行とし、優勝圏内に生き残った。しかも変型眉山を決めずして勝利。それも秋山の好フォローに応えるように関本が大爆発してみせての結果だった。試合後は秋山からの要請で関本がマイクで締め。「俺に締めさせろって目してたから。圧力に負けたんだから」という秋山に、困惑する関本は「秋山さんに気持ち汲み取ってもらって、気持ちよく締めさせてもらいました」と苦笑いした。

 公式戦は残り3試合。「ここで一発負けたら結構きつい」としながらも、秋山は「でもいけるんじゃないですか」と豪語。「勝とう!」と呼びかけると、関本も「はい!」と力強く呼応した。二人の次戦は明日12・6大阪・大正大会でアジアタッグ王者・野村&青柳と激突する。

 一方、ビッグガンズは4敗目を喫し、自力優勝が消滅してしまった。次戦は明日12・6大阪・大正大会の真霜&KAI戦。負ければ脱落が決まる崖っぷちだが、地元・大阪で4勝目を挙げ、望みをつなぎたいところだ。

【試合後の秋山&関本】
▼秋山「今日はありがとう」

▼関本「ありがとうございました(と握手)」

――関本選手が勝利して締めたが?

▼秋山「いやぁあれは完全に最後締めてもらわないと。最後はもう何を言ってるかわからなかったけど、バッチリ締まったよ」

▼関本「(苦笑)すいませんでした。危なかったですね。ありがとうございます」

――しかもあの合体技なしで勝利となったが?

▼秋山「合体なしでも勝負できるんだっていうのをみせておかないとね。よかったと思いますよ」

――全日本のリングで締めたが?

▼関本「秋山さんが締めろっていうから締めたんですが……」

▼秋山「俺に締めさせろって目してたから。圧力に負けたんだから」

▼関本「すいません。秋山さんに気持ち汲み取ってもらって、気持ちよく締めさせてもらいました(苦笑)。ありがとうございました」

――今後の公式戦へ向けては?

▼秋山「今から今日、そして明日、大阪で大きなヤマ3連戦。今日は一発勝ったんで。俺たちは消化が遅いんで、他のチームはだいぶ終わってるんで、ここで一発負けたら結構きついんで。でもいけるんじゃないですか」

――特に12・8大阪の諏訪魔&石川戦がヤマ場だと?

▼秋山「そこが一番のね。チャンピオンだからね。それはしょうがない。チャンピオンが出てくるのは。勝とう!」

▼関本「ありがとうございました!」

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