12/6【全日本】好連係で6勝目 真霜&KAIが首位タイ浮上 ビッグガンズは地元で脱落
『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』大阪・アゼリア大正ホール(2018年12月6日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○真霜拳號&KAIvsゼウス&ボディガー×
好連係をみせた真霜&KAIがビッグガンズを地元・大阪で脱落に追い込んで6勝目。首位タイに浮上して最終公式戦を迎えることになった。
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つかず離れずの関係が続いてきた真霜&KAIだが、ここまで5勝3敗で勝ち点10をマーク。白星を重ねるごとに二人の距離も徐々に近づきつつある。9戦目となったこの日はゼウス&ボディガーのと激突。二人は随所でビッグガンズに勝るとも劣らない連係を披露した。
まずは苦境で幕を開けた。KAIのトラースキックが真霜に誤爆し、真霜がゼウスに逆水平の雨を降らされてもん絶。KAIが巻き返しに出ても、中盤には真霜のフロントハイキックがKAIへの同士討ちを誘われてしまう。流れがつかめない展開が続く中、真霜がゼウスのバイセップスエクスプロージョンとボディガーのスピアーを同時に被弾した。
続くダブルチョークスラムを真霜が食い止めると、KAIとの連係で打開を図った。ボディガーによって正面衝突させられながらも、ダブルトラースキックをさく裂。KAIのトラースキックを挟んで真霜のサッカーボールキックとKAIのトラースキックによるサンドイッチ攻撃もズバリと決めた。真霜が無道でボディガーを捕らえると、KAIも無道でゼウスのカットを阻む競演も見られた。
ビッグガンズもそこから立ち上がると、バックフリップを同時に敢行して逆襲。ダブルチョークスラムで真霜に追い討ちをかけ、ボディガーがハイキック、ラリアット連打で一気加勢。バウンスの体勢に入ったが、真霜が不時着して回避。と同時にKAIが飛び込んでボディガーにトラースキックをぶち込むと、すかさず真霜が首固めで丸め込んで3カウントを奪った。
苦戦を強いられながらも逆転勝利を収めた真霜&KAIが6勝目をマーク。勝ち点を12に伸ばし、暴走大巨人、The Endと並ぶ首位タイに浮上した。残る公式戦は12・11後楽園のジェイク&崔戦のみ。優勝するには勝利しかない。
息の合った連係をみせつけ、最後もKAIの援護射撃から真霜が勝利。二人がこの短期間でタッグチームとして進化してきたのは間違いない。「俺がアシストして丸め込みしましたよ! 二人の力で勝ちましたよ!」と喜ぶKAIに、真霜は「俺の力で勝ったんだ」と言い張るばかり。KAIが求める握手を最後まで拒み続けたものの、「優勝みえてきたよ。それ勝ちゃあいけるんじゃねぇか」と手応えをつかんだようだった。
一方、ビッグガンズは5敗目を喫し、地元・大阪で脱落が決まってしまった。残る公式戦は2試合。次戦は12・8大阪大会のヨシケン戦。地元2連戦で2連敗は何としても避けたいところだ。
【試合後の真霜&KAI】
▼KAI「真霜選手、勝ちましたよ。勝った勝った!」
▼真霜「勝った?」
▼KAI「勝った勝った!」
▼真霜「勝ったな! (KAIが右肩を何度も叩くと)痛い痛い!」
▼KAI「よし、俺らめちゃくちゃ不利な状況打破できたっていうのはでかいよ」
▼真霜「何だ? 最後、何したんだ俺?」
▼KAI「俺がアシストして丸め込みしましたよ! 二人の力で勝ちましたよ!」
▼真霜「KAIがアシストしたの? ホントに? ホントか?」
▼KAI「ホント! ねぇ、そうでしょ?」
▼真霜「ホントに?」
▼KAI「ホントに。やったぁ! これで俺ら勢いに乗ったぜ」
▼真霜「もう勝ち方なんでもいいや。結果、俺が勝ったんだろ!?」
▼KAI「いや、俺らが勝った!」
▼真霜「俺が勝ったんだよ!」
▼KAI「いや、俺ら!」
▼真霜「俺の力で勝ったんだ!」
▼KAI「俺らだ! 真霜選手やった! 俺らあと後楽園!」
▼真霜「優勝みえてきたよ。それ勝ちゃあいけるんじゃねぇか」
▼KAI「いきましょう、いきましょう、いきましょう(と握手を求める)」
▼真霜「何それ? しないよ、そんなの」
▼KAI「ウソォ!」