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12/9【全日本】野村が毒霧被弾も青柳決めて最終公式戦で3勝目、「2019年のノムヤギ旋風」誓う

『2018世界最強タッグ決定リーグ戦』京都・KBSホール(2018年12月9日)
「2018世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦=○青柳優馬&野村直矢vsTAJIRI&ギアニー・ヴァレッタ×

 野村が毒霧を被弾するなど苦戦を強いられながら青柳が決めてノムヤギがTAJIRI&ヴァレッタ撃破。最終公式戦で3勝目をもぎ取った二人は「2019年のノムヤギ旋風」を誓った。

 アジアタッグ王者・ノムヤギはここまで2勝7敗と大きく黒星が先行。この日、最後の公式戦を迎え、TAJIRI&ヴァレッタと対戦した。

 TAJIRIの頭脳とヴァレッタの凶暴性にノムヤギは大苦戦。試合前、TAJIRIは李日韓レフェリーに竹刀を注意されると「使いません。悪いこと大っ嫌い!」と言い切ったが、そんなはずはなく、ヴァレッタが噛みつき攻撃で野村をもん絶させ、反撃に出る野村をTAJIRIがエプロンから竹刀で殴りつけた。

 その後もTAJIRIが野村の顔面をトップロープにこすりつけ、ヴァレッタが頭に噛みつくなどやりたい放題。反撃に出た野村が青柳にタッチしてもレフェリーの注意を引いて目視させず。2度もタッチを阻んだ。

 それでも野村はTAJIRIのハンドスプリングエルボーをかいくぐると、スピアーでなぎ倒してようやく青柳につないだ。ジャンピングエルボー、ダイビングボディアタックで躍動した青柳は、ヴァレッタの噛みつき攻撃によって動きが止まり、タイガードライバーで攻め込まれても串刺しドロップキックで反撃。すかさず野村が串刺しジャンピングエルボーで加勢し、青柳がダイビングボディアタック、野村がフロッグスプラッシュ、青柳がダイビングエルボードロップと息もつかせぬ連続攻撃に出た。

 ならばとTAJIRIがグリーンミストで鎮圧にかかったが、青柳は回避。その背後にいた野村が顔面に被弾してしまったものの、ドロップキックでTAJIRIを蹴散らした青柳は、ヴァレッタのチェーンラリアットもかいくぐると回転足折り固めで丸め込んで3カウントを奪った。

 ノムヤギがTAJIRI組を破って3勝7敗・勝ち点6で公式戦全日程を終えた。不本意な成績とあって、青柳は「今年の最強タッグ、結果残せず、期待してくれた人たちに申し訳ない結果になってしまった」と無念さをにじませながらも、年内残り2大会を見据えて「僕らが最後、公式戦ないですけど、僕らしっかりお客さんに印象残して、来年も応援してもらえるように、来年こそノムヤギ旋風をみせたい」と宣言した。

 中でも年内最終興行となる12・22新木場大会ではノムヤギ対決が久々に実現。青柳が「そこで今年、埋めれなかった分の結果、それを超えるような試合やってお客さんを満足させたい」と誓うと、野村も「OK。やろう」と呼応した。最強タッグは不振に終わったものの、若い二人がノムヤギ対決で弾みをつけ、2019年の全日マットに新風景をもたらすか。

【試合後の野村&青柳】
▼青柳「やりました! 大丈夫ですか?」

▼野村「いやぁ、もう何にも見えない。目が開けられない…」

▼青柳「とりあえず僕らの最強タッグ、今日が最終戦で終わってしまいましたが、こうやって最後の最後で何とか逆転して勝つことができました。今年の最強タッグ、結果残せず、期待してくれた人たちに申し訳ない結果になってしまったんですけど、今年残りの全日本プロレスの大会、後楽園ホールと最後にファン感謝デーがあります。その二つで…」

▼野村「OK」

▼青柳「僕らが最後、公式戦ないですけど、僕らしっかりお客さんに印象残して、来年も応援してもらえるように、来年こそノムヤギ旋風をみせたいですね」

▼野村「来年頑張ろう、来年!」

▼青柳「ファン感謝デーでは僕らシングルマッチありますから」

▼野村「OK」

▼青柳「そこで今年、埋めれなかった分の結果、それを超えるような試合やってお客さんを満足させたいと思ってます」

▼野村「OK。やろう、青柳(と握手を求める)

▼青柳「ちょっと今日は…(と野村の右手が毒霧に染まっているため拒んでから)いきましょう」

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