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12/16【NOAH】原田ジュニア奪回でRATEL'S解散回避も…YO-HEYまさかの裏切り、鼓太郎&小川と結託

『GREAT VOYAGE 2018 in YOKOHAMA vol.2』神奈川・横浜文化体育館(2018年12月16日)
GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○原田大輔vs鈴木鼓太郎×

 原田が鼓太郎からGHCジュニア王座を奪回し、RATEL'Sの解散を回避した。しかし、仲間のYO-HEYがまさかの裏切り。鼓太郎&小川と結託し、タイトル挑戦を宣言した。

 今年9月に古巣・ノア参戦を果たした鼓太郎はジュニアリーグ戦を制し、GHCジュニア王座も奪取した。リーグ戦公式戦、さらにタイトル戦でも敗れた原田は率いてきたRATEL'Sの解散と剃髪をかけて、鼓太郎との大一番に臨んだ。

 序盤から激しい先読み合戦となったが、場外からエプロンへのブレーンバスターを繰り出した鼓太郎が先制。エルボー合戦でも競り勝った。だが、原田もセコンドについたHAYATA、YO-HEY、タダスケの声援に応えようと奮戦。ニーアッパーはキャッチされ、強烈なエルボーを食ってしまったものの、コーナーめがけてフロントスープレックスを繰り出し、ダブルダウンに持ち込んだ。

 鼓太郎は雪崩式ブレーンバスターをディフェンダーで切り返すと、エルボースイシーダを一閃。ダイビングエルボーバットもぶち込んで、再びアクセルを踏む。エンドレスワルツで何度もニアフォールを奪い取ると、ランニングエルボーやローリングエルボーが相打ちになっても、原田の脇腹へのエルボーをしっかりとガードし、エクスカリバーをズバリ。ブルーデスティニーも完璧に決まった。

 しかし、RATEL'Sを守りたい原田はタイガードライバーとマスドライバーを連続して回避。裏の読み合いを制し、投げ捨てジャーマン、ニーアッパー、ローリングエルボーと畳みかけて、決死の反撃に出る。ターンオーバーニーをお見舞いすると、片山ジャーマンも火を噴いた。

 鼓太郎はそれでも沈まない。エルボーの打ち合いとなると、ローリングエルボー2連発からジャベリンをグサリ。今度こそとタイガードライバーの構えに。これだけは食うまいと原田も死力を振り絞って抵抗。そのままリバースすると見せかけて、頭からマットに突き刺す荒技で強引に勝機をこじ開けると、最後は片山ジャーマンで死闘に終止符を打った。

 原田が2ヵ月ぶりにGHCジュニア王座に返り咲き。RATEL'S解散を回避した。仲間たちも勝利を祝福する。が、ここでまさかの事件が起こる。YO-HEYが突然、原田にトラースキックを突き刺してRATEL'Sに反旗をひるがえしたのだ。

 タダスケやタッグパートナーのHAYATAにまでトラースキックをぶち込むと、鼓太郎&小川と結託し、顔面Gで原田をKO。「ヘイ、ボス。いや、原田さん。ベルト奪取おめでとうございます。もうわかってますよね? 次、俺がそのあんたのベルトをいただきます」とマイクで次期挑戦者に名乗りをあげた。

 王座から陥落したものの、鼓太郎は「だから言っただろ? RATEL'S解散だって。俺はね、わかってたよ。一度全滅したチームが勝負に勝って継続したって、絶対野心あるヤツは動くってね。俺は確信してた」としてやったりの表情。その横に立ったYO-HEYは「まあね…いろんな意見があると思いますが、とりあえず今1つだけ言えることは、俺が今日あのベルトを奪取した原田大輔相手に、本気のYO-HEYを見せてね。チャレンジして、ベルトを奪取するという俺個人の野望っちゅうやっちゃ」と野心剥き出しに語り、「何が正しい、何が正しくない、そんなのは関係なしに、これが俺の、YO-HEYの信じた道って思っとるから。とりあえず、原田大輔からあのジュニアのシングルのベルトを奪取します」と予告した。

 一方、まさかの裏切りに遭った原田はさく乱状態で、パイプイス片手に「おい、YO-HEY、どこ行ったんや、コラ。YO-HEY!」とバックステージを追い回すもあとの祭り。GHCジュニア王座を取り戻したものの、新たな苦難に直面した。

【試合後の原田】
※パイプイスを持ってコメントブースに現れる

▼原田「おい、YO-HEY、どこ行ったんや、コラ。YO-HEY!」

※止める林を突き飛ばす

▼原田「どこ行った? 舐めんな!」

※HAYATAとタダスケが抑えて控え室へと消えていく

【試合後の鼓太郎&小川&YO-HEY】
▼鼓太郎「だから言っただろ? RATEL'S解散だって。俺はね、わかってたよ。一度全滅したチームが勝負に勝って継続したって、絶対野心あるヤツは動くってね。俺は確信してた。だから、解散って言ったんだ。匂いで感じ取ったんでしょ? 誰と組むのが上手くなれるのか、強くなれるのか、チャンスをもらえるのか。嗅覚でわかったんだよ」

※鼓太郎と小川はYO-HEYの肩を叩いて激励すると去っていく

▼YO-HEY「まあね…いろんな意見があると思いますが、とりあえず今1つだけ言えることは、俺が今日あのベルトを奪取した原田大輔相手に、本気のYO-HEYを見せてね。チャレンジして、ベルトを奪取するという俺個人の野望っちゅうやっちゃ。いろいろあると思うから、今は何ともパッパラパーかもしらんけど、俺は1人の人間として、1人のYO-HEYとして、ドンドンドンドン先に突き進んでいこうと思っとるから。今日はこんな感じになったけど、何が正しい、何が正しくない、そんなのは関係なしに、これが俺の、YO-HEYの信じた道って思っとるから。とりあえず、原田大輔からあのジュニアのシングルのベルトを奪取します」

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