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12/17【WWE】アスカ快挙、ついにスマックダウン女子王座奪取 アンブローズ新IC王者に、ストローマン挑戦権獲得でコービンGM解任 PPV大会『TLC』

 現地時間16日にベイカリフォルニア州サンノゼのSAPセンターにてペイ・パー・ビュー(PPV)大会『TLC』が開催され、アスカが日本人初の女子スマックダウン王座を獲得する快挙を成し遂げた。

 無敗街道をばく進して迎えた今年のレッスルマニアではシャーロット・フレアーの前に敗れて、王座奪取を逃したアスカだが、年末ついに栄冠を手繰り寄せた。

 暮れの大一番で、現王者ベッキー・リンチとシャーロットを相手にしたトリプルスレット戦で挑戦。テーブル、ラダー、チェアを使用して頭上に吊り下げられたベルトを奪い合った。

 序盤からベッキーをラダーに、シャーロットをパワーボムでテーブルに叩きつけるなどして試合を優勢に進めたアスカだったが、王者ベッキーがイス攻撃などで巻き返して反転攻勢。テレビ解説席に寝かせたシャーロットに場外ダイブ式のエルボードロップを投下してみせたが、これで着火したシャーロットも竹刀を持ち出して大暴れ。バリケードを破壊しながらスピアーでアスカに突っ込み、ベッキーにはコーナートップから場外へのトペ・コンヒーロでテーブルクラッシュ。意地がぶつかり合う白熱の攻防を繰り広げたが、終盤に突然ロウ女子王者のロンダ・ラウジーが現れてベッキーとシャーロットが昇ったラダーを倒して2人を場外に落とすと、1人残ったアスカがラダーを駆け上って吊り下げられたベルト奪取。アスカは日本人初となる悲願の女子スマックダウン王座を獲得した。

 そのロウ女子王者ロンダ・ラウジーは、“フェイスブレイカー"ナイア・ジャックスと王座を賭けて対戦。返り咲きを狙うナイアのパワーに再三に渡って苦しめられたものの、終盤にはセコンド・タミーナの介入を阻止したうえで、最後は“フェイスブレイカー"のナイアが拳を振り上げたところを、飛び付き式のアームバーで絡め取って王座防衛を果たした

 インターコンチネンタル王者セス・ロリンズは、仲間割れしたディーン・アンブローズと王座をかけて激突。互いを知り尽くす両者だけに、一進一退のシーソーゲームに。スリングブレイドやブロックバスター、トペ・スイシーダ2連発にファルコンアローを繰り出した王者ロリンズが好機を作ったが、アンブローズも“シールド"の象徴だった拳を突き出してロリンズの動揺を誘う。感情的になったロリンズはアンブローズをバリケードに叩き付けて怒りを爆発させたが、最後はアンブローズがスキを突いてのダーティ・ディーズを繰り出して3カウント。アンブローズが新IC王者となった。

 ブラウン・ストローマンとバロン・コービンGM代理のTLC戦も行われ、負傷していたストローマンが仲間とともにコービンGMを撃破してユニバーサル王座挑戦権を獲得した。

 ストローマンが勝てば挑戦権獲得、コービンが勝てばロウの終身GM、負ければGM職を失うことが条件となった一戦。リングに現れたコービンは右腕を手術したストローマンがカウント10以内に現れなかったら不戦勝と主張するも、腕を吊った状態のストローマンが登場。「TLC戦は失格判定なしだ。俺を助けたいヤツやGM代理にうんざりしている奴たちが参加しても合法だぞ」とストローマンが告げ、イスを持ったフィン・ベイラーら4人のスーパースターやレフェリーだったヒース・スレーターも参戦してコービンを滅多打ちに。堪らず花道から逃げるコービンだったが、正規GMのカート・アングルも現れてリングに引き戻すと、そのままアングル・スラムをさく裂。7対1の状況で最後はストローマンが倒れたコービンを踏みつけて3カウント奪って勝利した。

 ストローマンはPPV「ロイヤルランブル」で王者ブロック・レスナーに挑戦することが決定。コービンは“GM解雇"となった。PPV「ロイヤルランブル」は日本時間1月28日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

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