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12/18【WWE】マクマホン・ファミリーが番組改革を宣言、新IC王者アンブローズをロリンズが襲撃

 ロウが米国現地時間17日、カリフォルニア州サクラメントのゴールデン1センターで開催され、マクマホン・ファミリーが勢ぞろいし、「みんなが望むものを提供する」と番組改革を宣言した。新インターコンチネンタル王者ディーン・アンブローズはタイラー・ブリーズを下して防衛に成功したものの、試合後、セキュリティに扮していたセス・ロリンズの襲撃を受けた。

 この日のオープニングにビンス・マクマホン会長が登場した。「25年続いているロウは時代とともに変わってきた」と切り出したビンス会長がステファニー・マクマホンを呼び込むと、トリプルH、シェイン・マクマホンもやってきて、マクマホン・ファミリーが勢ぞろいした。ステファニーが「今日から大きな変化を起こす」と番組改革を宣言すれば、シェインも「俺たち4人が責任を持ってベストな体験を提供する」と同調。さらにトリプルHも「みんなが望むものを提供する。今はあなたがオーソリティだ」と視聴者重視を強調した。

 そこへGMを解任されたばかりのコービンが現れ、GM職復帰を懇願。大ブーイングが起こる中、トリプルHは最後のチャンスとして正規GMのカート・アングルとの試合を組んだ。勝利すればGM復帰が約束されたコービンだったが、試合途中でトリプルHがハンディキャップ戦に変更。ボビー・ルード、チャド・ゲイブル、アポロ・クルーズの3人が参戦。シェインも加わって反則裁定なしのノーDQルールに変更されると、レフェリーのヒース・スレーターまで4人に加勢し、お仕置き試合と化した。5人はイス攻撃でコービンを徹底的に痛めつけると、最後はアングルがアングル・スラムで沈めて3カウント。GM復帰のチャンスを逃したコービンは試合後もアングル・スラムによってテーブル葬にされるなど散々だった。

 PPV大会『TLC』で新IC王者となったアンブローズがガスマスクを装着したセキュリティ4人とともに登場した。「ロリンズはTLCで自分をコントロールできなくなって俺が勝った」と王座戦を振り返ったアンブローズは、「これが始まりだ。ロリンズのキャリアを終わらせてやる。出て来い」と要求。一向に出てこないロリンズをなおも侮辱したアンブローズはオープンチャレンジとしてタイラー・ブリーズとのIC王座防衛戦に臨んだ。ヒールキックからクロスボディと勢いよく攻撃するブリーズだったが、余裕のアンブローズはダーティ・ディーズ一発で王座防衛を決めた。が、最悪の事態が待っていた。試合後、ロリンズの入場曲が流れ、ステージを警戒するアンブローズだったが、セキュリティに扮していたロリンズが背後から迫り、スーパーキックをぶち込んだ。セキュリティ3人が制止に駆けつけると、その間にアンブローズはベルトを持って逃走した。

 ロウ女子王者のロンダ・ラウジーが次週のロウで、8人ガントレット戦を勝ち抜いたナタリアと王座戦を行うことが決まった。PPV大会『TLC』で王座防衛に成功し、スマックダウン女子王座にも介入したロンダは「昨日のことを言うためにここに来たわけではない。本当の王者は人間の限界に挑戦し、誰の挑戦でも受ける」とオープンチャレンジを宣言。バックステージで8人の女子スーパースターが挑戦をアピールし、コミッショナーのステファニーが挑戦権をかけたガントレット戦を行うことを決定した。ガントレット戦ではナタリアがエンバー・ムーン、ルビー・ライオットの2人を丸め込んで勝利すると、最後に残ったサーシャ・バンクスにシャープシューターでタップ勝ち。次週のロウでの王座挑戦を決めたナタリアは盟友ロンダと健闘を誓い合うように握手を交わした。

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