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12/22【全日本】ノムヤギ対決制して野村が2018年最終興行締め、2019年の三冠奪取誓う

『ファン感謝デー』東京・新木場1stRING(2018年12月22日)
○野村直矢vs青柳優馬×

 野村が青柳とのノムヤギ対決を制し、年内最終興行のメインを締め。2019年の三冠ベルト奪取を誓った。

 2018年最終興行となったこの日、メインに組まれたのはアジアタッグ王者・野村と青柳によるノムヤギ対決だった。この一戦につけられたタイトルは「Go Forward 2019」。まさに2019年へ向けて前進する意味合いと、二人への期待が込められたものだった。

 先手を取ったのは青柳。リング内外でDDTを敢行して首に攻撃の的を絞り、胴締めスリーパーで絞め上げる。エプロン上でのジャーマンは未遂に終わると、野村がニークラッシャーを敢行して反撃を開始。ニークラッシャー、レッグロックで左足への一点集中攻撃を展開し、足4の字固めでギブアップを迫った。

 耐えた青柳もドロップキックで反撃し、ダイビングボディアタックを連発したが、ジャーマンは野村が阻止。低空ドロップキック、ドラゴンスクリューから再び足4の字地獄に引き込んだ。何とか逃れた青柳はフロッグスプラッシュを両ヒザで迎撃し、串刺しジャンピングニー、ジャーマンで挽回を図ったが、野村もジャーマンの投げ合いに持ち込んで戦況をイーブンに戻した。

 終盤になると一進一退。エルボー合戦で意地を張り合い、野村がニークラッシャーを仕掛ければ、青柳はヒザ蹴りで阻止してエルボースマッシュを連打していく。ダイビングボディアタックを狙ってセカンドロープに飛び乗ったところを野村が高角度ジャーマンで叩き落とし、フロッグスプラッシュを放てば、マキシマムは青柳がDDTで切り返す。意地の青柳もロコモーション式ジャーマンで勝負に出た。

 野村も3カウントを許さない。ロックスターバスターを食い止めると、強引に担ぎ上げてマキシマムを敢行。ダメージが色濃くカバーに入れなかったものの、エルボー連打を浴びせ、青柳が追尾式ジャンピングニーで応戦しても、スピアーを突き刺して返り討ち。すかさずマキシマムを爆発させて接戦に終止符を打った。

 ノムヤギ対決を制した野村が2018年最終戦のメインを締めた。「今年最後の大会でパートナーの青柳優馬と対戦したことは本当に嬉しいです。ありがとう、青柳」と喜びとともに感謝した野村は、「今年1年、僕自身何も結果を残せてません」と悔しさとともに振り返りつつ、「来年、アジアタッグはもちろんなんですけど、三冠ヘビーのベルトを狙っていきます。俺が宮原健斗を引きずり下ろします」と豪語してみせた。思えば2018年の目標も「三冠」だったが、挑戦にすらたどりつけなかった。来年こそ野村は全日本の頂点に獲りに挑むつもりで、「三冠のベルトに必ず挑戦、そして奪取。それが来年の目標です」と言い切った。

 敗れた青柳も2019年の躍進を誓うばかりだ。今年は1月に右足首を骨折し、半年間の欠場を余儀なくされた。不本意な一年となったが、だからこそ、「こうやって最後の最後に会社が組んでくれたこの戦いを無駄にしないためにも、来年は、2019年はドンドンドンドン僕たちがメインイベントを張って、メインイベントを最後に締めて終わりたい」と誓うばかりだった。

 2018年は大きな結果を残せなかったノムヤギだが、2019年を大躍進の年に。今年最後に一騎打ちで刺激し合った二人の思いは同じだ。

【野村の話】「最後の大会で、パートナーの青柳優馬選手と対戦できたことが本当に嬉しいですし。リング上で言った通りなんですけど。僕らでより一層また来年に向けて、アジアタッグ戦線を盛り上げていこう、そう思いましたね。盛り上げていけるって確信しました。そして、僕個人としてなんですけど、来年は三冠のベルトを狙っていきたいというのがあるんで。リング上で言った通り、三冠のベルトに必ず挑戦、そして奪取。それが来年の目標です」

【青柳の話】「まずは応援してくださったファンの皆さん、今年1年応援ありがとうございました。本当に僕も2018年最後に野村さんとシングルマッチができて…。そしてシングルマッチを考えてくださった会社に本当に感謝いたします。その会社がこうやってタイトルまで付けて僕たちのシングルマッチを組んだってことは絶対に意義があるし、来年の2019年に繋げていかないといけない。僕なんかは本当に今年に入って怪我をして、1年の半分を休んで、結果を残すこともできなかったですし、今年1年、印象に残ることもできなかったんですけど、こうやって最後の最後に会社が組んでくれたこの戦いを無駄にしないためにも、来年は、2019年はドンドンドンドン僕たちがメインイベントを張って、メインイベントを最後に締めて終わりたいです」

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