12/22【全日本】宮原がKAI眼前でゼウス料理 三冠V1戦へ「格の違いみせてやる」

『ファン感謝デー』東京・新木場1stRING(2018年12月22日)
○宮原健斗vsKAIvsゼウス×

　宮原がKAIとの前哨戦で前王者・ゼウスを料理。2019年最初の三冠戦となる初防衛戦へ向けて「格の違いを見せつけてやる」と豪語した。

　11・25横浜大会での最強タッグ公式戦(宮原&ヨシタツvs真霜拳號&KAI)で王者・宮原をピンフォールしたKAIが三冠ベルト挑戦を表明。1・3後楽園大会で2019年最初の三冠戦が決まった。年内最終興行となったこの日、前哨戦が実現。前王者・ゼウスを加えた3WAYマッチで両者が激突した。

　まず仕掛けたのは挑戦者。宮原を場外に叩き落としたKAIは、ゼウスの攻撃をかいくぐってトペスイシーダを発射していく。当然、宮原も黙っておらず、フロントハイキックで反撃し、お返しとばかりに場外戦に持ち込むと、鉄柱攻撃や頭突きで攻め立てた。

　その後も宮原とKAIはフロントハイキックを打ち合って火花。そこにゼウスが割って入り、KAIをリフトアップすると宮原に向かって投げつける。ならばとKAIはゼウスを延髄斬りで場外に転落させ、ドラゴンスクリューからの足4の字固めで宮原を追い込んだ。

　再びゼウスが割って入り、宮原にチョークスラムを仕掛けたが、KAIが阻止して宮原を救出する形に。延髄斬り、垂直落下式ブレーンバスターでゼウスを攻め込むと、メテオインパクトを仕掛けたが、宮原がゼウスにフロントハイキックを見舞って阻止。KAIとエルボー合戦で渡り合い、頭突きを打ち込んだ。

　するとKAIがトラースキック、延髄斬り、トラースキックでたたみかけたが、スプラッシュプランチャを狙ってコーナーに上がったところをゼウスに阻止されてしまう。ゼウスに捕まった宮原だが、KAIのトラースキックを回避してゼウスに直撃させると、ブラックアウトをぶち込んでKAIを撃退。すかさず回転足折り固めでゼウスを丸め込んで3カウントを奪った。

　混戦を制した宮原が挑戦者・KAIの眼前で2018年最終戦に勝利した。試合後、KAIから「1月3日、後楽園の三冠戦、熱い試合をしましょう。だが、そのベルトは俺がもらって…2019年は俺が最高なスタートを切らせてもらう」と通告されたが、動じない最高男は腰に巻いた三冠ベルトを誇示。「2019年、一発目の三冠戦。必ず俺が当たり前のように防衛する」と豪語した。

　1・3後楽園は宮原にとって大事な初防衛戦。2019年、全日本をさらに最高へと高めていくためにも断じて負けられない。「2019年1月3日は、この宮原健斗が歴史を残す上で一発目の防衛戦だ。覚悟はいいか、KAIよ」と通告した宮原は「かつてエースと呼ばれた、エースと叫んだ男vsプロレスの神様からエースを宿命付けられた男・宮原健斗。格の違いを見せつけてやる」と豪語してみせた。

　まだ1・2後楽園での前哨戦が残っているが、宮原が見据えるのはV1のみ。2019年を最高の年とするためにも、最高男にとってKAI返り討ちは既定路線だ。

【宮原の話】「もうとにかく、2018年、全日本プロレスファン、プロレスファンの皆様にお礼を言う日だ、今日は。勝ち負け以上に今日はそれ重視だ。ただ、KAIよ。2019年1月3日は、この宮原健斗が歴史を残す上で一発目の防衛戦だ。覚悟はいいか、KAIよ。この歴史的初防衛戦に選ばれたKAIよ。かつてエースと呼ばれた、エースと叫んだ男vsプロレスの神様からエースを宿命付けられた男・宮原健斗。格の違いを見せつけてやる。1月3日、プロレスファンよ、集まれや」