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12/30【DDT】6人タッグ王座前哨戦でCIMAが飯野撃破 彰人狙いを予告

『D王 GRAND PRIX 2019 the FINAL!!』東京・後楽園ホール(2018年12月30日)
○CIMA&エル・リンダマン&吉岡世起vs彰人&梅田公太&飯野雄貴×

 6人タッグ王座前哨戦でCIMAが飯野を撃破。1・3後楽園でのタイトル戦では彰人狙いで行くと予告した。

 #STRONG HEARTS(SH)のCIMA&リンダマン&吉岡組がALL OUTの彰人&飯野に梅田を加えたトリオと第5試合で対戦した。1・3後楽園では6人タッグ王者のCIMA&T-Hawk&イーナン組に竹下&彰人&飯野組が挑戦するタイトルマッチが組まれており、その前哨戦となった。

 飯野が巨体を活かした動きでCIMA&リンダマンをショルダータックルで吹き飛ばすと、代わった梅田と吉岡が蹴撃戦で火花を散らす。続いて、彰人が登場すると、SHは攻勢に。

 CIMAは変型ゆりかもめで右腕をしつこく絞め上げると、ショルダーアームブリーカーもお見舞い。リンダマンもエルボーを右腕に振り下ろした。吉岡のカカト落としからSHが連続ギロチンドロップを投下。リンダマンはランニングボディプレスからスリーパーに固める。

 彰人がリンダマンをブレーンバスターでぶん投げて一矢報いると、飯野がショルダータックル、串刺しボディアタックでSHをナデ斬りに。リンダマンにはボディスラムからピープルズエルボーを投下した。

 リンダマンがエクスプロイダーで梅田を引っこ抜いてピンチを脱すると、吉岡はミドルキック合戦から串刺しニーをズバリ。ロープの反動を利用して後頭部を踏みつけると、リンダマンのバックドロップ、CIMAの背中へのダイビングダブルニー、吉岡のトラースキック、バズソーキックが立て続けに火を噴いた。

 いい場面でタッチをもらったCIMAだったが、梅田はスワンダイブ式ミサイルキックで押し返すと、飯野が登場。CIMAはバッククラッカーを繰り出すが、彰人のニーアッパー、飯野のスパインバスターがCIMAにさく裂する。

 飯野は彰人のアシストを得て、バックフリップ、変型フルネルソンバスターとラッシュ。足を踏み鳴らすと、スピアーを狙って突っ込んだ。だが、CIMAが避けると、吉岡がそこにハイキックを一閃。すかさずリンダマンも巨体を気にせずに飯野をジャーマンでぶん投げる。さらに、CIMAもシュバインを敢行。最後はメテオラで飯野から3カウントを奪った。

 王者のSHが前哨戦で快勝。試合後、マイクを持ったCIMAは「2018年、SH最後はこのDDTでしっかり締めることができた。しかも、俺的にはALL OUTである意味、竹下幸之介以上に厳しい壁だと思ってた飯野から3つ取ったぞ。俺は重たい選手が苦手やからな」と勝ち誇った。

 そして、「幸之介にはシングルで勝った。今日は飯野に勝った。次の標的は1人しかおらんやろ?」と彰人狙いを予告。「彰人、俺やT-Hawkがいくんじゃないぞ。DDTに屈辱を味わわせるために、トナン(・イーナン)に葬ってもらうからな。トナンのことはいまいちわかってへんと思うけど、1月3日にトナンの名前をこのDDTのリングに刻んでまうからな。しっかり幸之介に伝えておけや。最後は彰人から取って、本当にあいつらはリングからオールアウトや」と言い放った。退場時、1・3後楽園で対戦する島谷の奇襲を受けたリンダマンは背比べで意地を張り合うと返り討ちにした。

【試合後のCIMA&リンダマン&吉岡】
▼CIMA「最後のなんや?」

▼リンダマン「なんすか?」

▼CIMA「飯食いに行くぞ!」

▼リンダマン「行きましょうよ」

▼CIMA「始発で来て、今日は日帰りせなあかんわ」

▼リンダマン「ハードスケジュールだよ、バカヤロー」

▼CIMA「数年ぶりに日本で年越しだぞ、コノヤロー。毎年ギリシャに帰ってるのに、久しぶりに帰らないで。でもまあ、吉岡選手と合流して。ドンドン話しましょう」

▼吉岡「梅田って言ったっけ? あの紫色のヤツは。熊本出身で、キック使って、キャラが被ってんだよ。先輩に譲れ、コノヤロー。ぶち殺してやるからな」

▼CIMA「礼儀わきまえなあかんで。DDTは礼儀ないで、ホンマに。今、W-1に生意気なヤツ、たくさんいてるわ。W-1はこう(右肩上がり)に来てるわ。DDTはどうや? 俺らがもっともっと荒らしたるからな。特にT-Hawk、それから復帰した山村。上海で調整しとるからな。まだまだ上海にはいっぱいいてる。メキシコ人もいてる。アメリカ人もいてる。DDT、その気になったら、全面対抗戦でもいけるんやからな。何人でもええんや、SHは。今、吉岡が入ったけど、何人でもええんや。DDTの中にもいてるんやったら、リンダに言ってこい。リンダに」

▼リンダマン「そうっすね。DDTの中にいるんだったら、誰でも言ってこい。とりあえず2018年はSH、いい年越しできそうで」

▼CIMA「そうやな。俺は芦野に負けたけどしょうがない」

▼リンダマン「しょうがないっすよ。それは置いといて、いい餅食って、ガンガンパンパンにして」

▼CIMA「芦野、お前に腹負けへんぞ。芦野、腹見とけ。それからSH、日本人、外国人、誰でもええけど、1つだけ審査があるんや。この審査、メチャクチャ厳しいからな。SHに入るには、うちのエル・リンダマンより高身長じゃないとあかんのや。これはなかなか難しいぞ」

▼リンダマン「そうですよ。なかなか難しいこの条件に引っ掛かっちゃうバカヤローが来たんですよ。島谷。1月3日、シングルマッチが決まってるけどよ。急にいい気持ちで年越ししようとしてるところで邪魔に入って来やがって。おい、島谷。もう1回、お前に地獄を見せてやる。リング上は身長が全てだ。よく覚えとけ」

▼CIMA「覚えとけ、コノヤロー」

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