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1/1【ZERO1】両軍流血総力戦…田中&菅原がタッグ王座奪取 2・16電流爆破でVM内紛最終決戦へ

『すしざんまいプレゼンツ 謹賀新年』東京・後楽園ホール(2019年1月1日)
インターコンチネンタルタッグ選手権試合 ○菅原拓也&田中将斗vsクリス・ヴァイス&TARU×

 “TARU派"と“田中将斗派"で内紛状態にあるブードゥ・マーダーズ(VM)が、インターコンチネンタルタッグ王座をかけてZERO1元旦決戦で激突。流血戦の末、田中&菅原組がTARU&ヴァイス組を破って王座奪取に成功し、2・16川崎大会における電流爆破形式ののVM内紛最終決戦が決定的となった。

 王者のTARU&ヴァイスのセコンドには“TARU派"の将軍岡本、横山佳和、挑戦者の田中&菅原組のセコンドには“田中派"の火野裕士、日高郁人、久保田兄弟が就いて全面対決の様相。

 のっけから両軍場外になだれ込んでの大乱闘を繰り広げ、テーブルクラッシュ攻撃を繰り出した田中がTARUの額を破片でえぐって流血させれば、TARUも菅原の額を叩き割って報復。両軍流血の文字通り“血で血を洗う抗争"状態となった。

 仁義なき世界では、田中も手段を選ばずに菅原を救い出す。TARUの股間を蹴り上げ、竹刀で殴りつけると「スーパーフライ!」と叫んでコーナーに上がった。

 ところが、セコンドの横山が足にしがみついて飛翔を阻止。すかさず岡本ら“TARU派"の面々がいっせいにリング上へと乱入し、菅原めがけて4人がかりで集中砲火。岡本のカイケツ、横山のダイビングエルボードロップ、そしてヴァイスのラリアットで青息吐息となった菅原を、TARUがTARUドリラーで仕留めにかかった。

 だが、間一髪で田中がカット。救われた菅原もヴァイスの巨体をリバーススープレックスで投げ飛ばすと、そこへ田中がスライディングDをドンピシャリ。さらに菅原は試合権のあるTARUの鉄パイプ攻撃を避けるや、延髄斬りを発射だ。介入した横山のパウダー攻撃もTARUに誤爆させるや、燃えた菅原がラリアットからの垂直落下式ブレーンバスター、そして必殺の十三不塔と猛攻。TARUも肩を上げる意地を見せたものの、最後は田中派セコンド勢がTARU派セコンドを必死に押さえつけるなか、菅原がコーナー最上段からのスターダストプレスを投下して3カウントを奪ってみせた。

 田中&菅原が“内紛王座戦"を制してインターコンチネンタルタッグ王座を奪取。赤鬼状態で歓喜の雄叫びを上げた菅原がマイクを握ると「おい! 獲ったぞ! TARUから取ったぞ!? リアル・ブードゥだかなんだかしらねえけどな、そのボスのお前から勝ったんだ。ブードゥにふさわしいのは俺たちだ!」と改めて“真VM"を主張した。

 すると“創始者"TARUも「おい菅原、見事俺らからベルト取ったな? お前らそこまでブードゥ、ブードゥ言うんやったら今度川崎で爆破あるやろ? そこで勝負せいや。今度の爆破でどっちがブードゥ・マーダーズかハッキリさせようやないか。負けたら二度とブードゥを名乗んなよ?」と提案。すかさず田中も「名前もベルトもすべて懸けてやったらええ。どっちが強いか川崎でやったらええ」と承諾した。

 最後は菅原が「2月の電流爆破? 俺たちは逃げも隠れもしねえよ! 俺たちがブードゥ・マーダーズだ!」と“田中派"面々とともに絶叫。ともあれ、これで超花火2・16川崎(カルッツかわさき)大会における電流爆破形式のVM内紛最終決戦が決定的となった。

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