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1/6【NOAH】潮崎&中嶋を無法連破…マイバッハ&火野がタッグ初防衛 50FPと対決へ

『Navig. For The Future 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月6日)
GHCタッグ選手権試合 ○マイバッハ谷口&火野裕士vs中嶋勝彦&潮崎豪×

 “フーリガンズ"のGHCタッグ王者・マイバッハ&火野組が、無法ファイトの末に潮崎&中嶋組を王座戦で連破。“50ファンキーパワーズ"ヨネ&ストーム組の挑戦表明を承諾した。

 火野を新戦力に迎えたフーリガンズは12・16横浜文体大会でのタッグ王座戦では総出のラフファイトを展開。潮崎を血祭りに上げた末に潮崎&中嶋組を初防衛戦でタッグ王座から引きずり下ろし、軍団初のベルト強奪に成功していた。

 納得いかぬ潮崎&中嶋の再戦要求を受けて立ち、年頭後楽園で立場を逆にしたリマッチ。怒りの潮崎&中嶋組がフーリガンズのお株を奪う奇襲を仕掛け、潮崎はのっけからマイバッハ相手に猛烈な逆水平を乱射して“制裁モード"に入った…かと思われた。

 だが、フーリガンズサイドはセコンドの長井満也、KAZMA SAKAMOTO、コーディ・ホールが随所で暗躍して場外戦に引きずり込むと、試合はやはり乱戦模様に。そして火野も潮崎の逆水平、中嶋の左ミドルを“壁"のように受け止めるモンスターっぷりを発揮して存在感を発揮した。

 それでも終盤には潮崎がマシンガンチョップなどでマイバッハ相手に巻き返し、中嶋のトラースキック&潮崎の垂直落下式フェイスバスターの合体攻撃も敢行。さらには左ラリアットも当ててフィニッシュ態勢に入ったものの、やはり場外のKAZMAが西永レフェリーの足を引っ張ってカウントを阻止した。

 このスキに長井とコーディがリング上に介入。すかさず中嶋が助けに入って巻き返したものの、ならばとマイバッハも潮崎の豪腕ラリアットを避けると同時に、潮崎を突き飛ばして西永レフェリーとの衝突を誘う。無法地帯となったところで刺又を持ち込んだマイバッハは、刺又攻撃で中嶋を排除すると、返す刀で刺又式デッドリードライブからの刺又ラリアットで潮崎を打ち抜き、最後はマイバッハボム・ツヴァイをズバリ。強制リングインさせられた西永レフェリーが力なく3カウントを叩いた。

 マイバッハ&火野のフーリガンズコンビが、まんまと潮崎&中嶋を連破してGHCタッグ初防衛に成功。ブーイングのなか、軍団総出でリング上を占拠しながら勝ち誇ると、血相を変えてヨネ&ストームが飛び込んできた。

 K-DOJOからの“親友"でもあるストームに火野は「長い付き合いや。フーリガンズ、入りたいんやろ? そんなワケのわからんアフロヘアなんかとつるんでないで、こっちこいや」と白々しく“勧誘"したものの、ストームは「火野、フーリガンズに入って欲しいか? そのために生きてんじゃネエヨ! お前がフーリガンズに入って、友達の関係も終わり!」と拒絶しながら絶交まで宣告し、「次の挑戦は俺たちしかネーヨ!」と挑戦を表明した。

 火野はやはり白々しく目頭を押さえると「いやぁショックや…。まぁでもね、ワシも34歳。生きてればいろいろあるよ。出会いもあれば別れもある。ええよ、友達は終わり♪」と早すぎる切り替えで場内の笑いを誘うと、「上等やんけ、やったろやんけ!」と挑戦を承諾した。

 ヨネも「ようこそ火野選手!…とは思ったけどな、お前のフーリガンズ入り、全員認めてねえんだよ。ベルトが似合うのは俺たち50ファンキーパワーズです。皆さん俺たちがベルト獲るとこ見にきてください!」と通告したものの、火野は「いやあ盛り上がった! この会場にいる3人くらいが盛り上がったね」と嘲笑。最後は「僕たちが次も当たり前のように正々堂々防衛しますんでね。このこのボケどもがあ!」と締めくくり、「マイバッハ&火野vsヨネ&ストーム」のGHCタッグ王座戦が決定的となった。

【試合後のフーリガンズ】
▼長井「これが結果だよ、オラ! お前らがな、この間の横浜文体で“流血どうのこう"の“ノアらしくねえ"とか言うからな、今日は流血なしでしっかり勝ってやったよ。もうこれで何も文句は言えねえだろ!? 俺たちフーリガンズがな、このノアのリングをビッシビシ面白くしてやるからな、エーオラ! 次は腕がふてぇヤツとアフロ? この二人にかなうワケねーだろオラ!」

▼火野「特にアフロは終わってるよね」

▼長井「ちょっとコイツもな、長年の友達を失って寂しいみたいだけどな、今度は俺たちが仲間だ! いつでもタイトルマッチ組め。俺たちがビッシビシ受けてやるからな!」

▼火野「ビッシビシや」

【ヨネ&ストームの話】
――フーリガンズに挑戦表明をしたが?

▼ヨネ「ストームの怒りはわかります。まず火野選手が来て、ヘビーが面白くなるならいいと思いましたけど、まさかのフーリガンズに入って、あんな暴挙を。特にノアを守るために、俺らが立つしかないなと思って。ストームのしんどい気持ちもわかります。でも、行くしかないね」

▼ストーム「ネクスト・チャンピオン、オレとヨネ。50ファンキーパワーズ。フーリガンズ、あの試合のやり方は終わり!」

――フーリガンズ対策は考えている?

▼ヨネ「ノアでずっと本当に何年もタッグを組んでますから。もうそれはやつらに対策も何もないでしょ。正々堂々、真っ向勝負で行きますよ。あんなのにやられてたら、俺らもタッグを組んでいる意味ないです」

――ベルトを獲ると?

▼ヨネ「もちろん獲ります。ね?」

▼ストーム「ワンモア・タイム、ベイビー。2タイム・タッグチームチャンピオン、ベイビー」

▼ヨネ「なんでかわかりますか?」

▼ストーム「キャント・ストップ!」

▼ヨネ「ウォント・ストップ!」

▼2人「ゴーイン、ゴーイン、ゴーイン!」

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