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1/6【NOAH】宮脇奮闘も査定試合で挑戦ならず 大原は7・27カルッツかわさき大会の開催を発表

『Navig. For The Future 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月6日)
○熊野準&大原はじめvs諸橋晴也&宮脇純太×

 宮脇が奮闘したものの、査定試合で敗れ、諸橋とのGHCジュニアタッグ王座挑戦は立ち消えに。そんな宮脇に「お前には伸びしろしかないよ。ドンドン成長してこい」とエールを送った王者・大原は7・27カルッツ川崎大会の開催も発表した。

 12・16横浜文体で“背面砕者達"大原&熊野は悲願のGHCジュニアタッグ王座戴冠を果たした。そんな2人に諸橋&宮脇が挑戦を名乗り。大原は宮脇が未だに自力勝利を挙げていないことを指摘し、ノンタイトルでの「査定試合」を課し、両軍の対戦が実現した。

 Hi69と稔をセコンドに付けた宮脇が序盤から奮戦。大原とスピーディなグラウンド戦で渡りあってどよめきを誘う。腰攻めに苦しんだものの、パートナーの諸橋がジャーマンやラリアットで反撃に打って出ると、好機に再び登場。熊野の左腕に狙いを定め、腕ひしぎ逆十字固めに捕獲して、あわやの場面を何度も生み出した。

 しかし、熊野にも意地がある。かつての先輩・平柳玄藩の得意技である昇龍玄藩(アッパー式ラリアット)をあえて繰り出して宮脇を追い詰めると、最後はMNで3カウントを奪い去った。

 諸橋&宮脇は査定試合で敗北し、挑戦は認められず。それでも大原はマイクを持つと、「お前には伸びしろしかないよ。ドンドン成長してこい。そして、お前がタイトル挑戦する時は一発で獲れ。それぐらいのドラマをみんなに見せてやれ。楽しみにしているからな」と宮脇にエールを送った。熊野も気持ちは同じ。バックステージで「勝手に使ったワケですけど、あの人のタッグパートナーでもあったんで。あの人の背中を見て育った僕が、生え抜きとしてこのノアジュニアを盛り上げていく気持ちも込めて」と宮脇に放った昇龍玄藩に込めた思いを明かした。

 諸橋&宮脇の挑戦はこれで立ち消えになったが、すでにガンバレ☆プロレスの石井慧介&岩崎孝樹組から挑戦表明が届いている。「こうやって次々とチャンピオンになって課題が生まれてるってことは、僕はうれしいですね。ノアジュニアの活性化につながると思いますし、まだどうなるかは分かりませんけど、こうやってノアジュニアが広がりを持ってくれれば…と思います」と大原は迎撃に前向き。シリーズ中の対戦を熱望した。

 そして、大原は7・27カルッツかわさき大会の開催もリング上で発表。昨年8月に続いての地元興行に向けて、「今年は去年やった分のもの(上積み)もありますし、去年は客席の上半分が埋めてなかったんで、今年は全席埋めて、進化をみせて、川崎にもどんどんプロレスを広めていきたいと思います」と意気込んだ。

【試合後の大原&熊野】
▼大原「リング上で言ったとおりですけど、本当はタイトルマッチやってあげたい気持ちもありますし、お客さんの後押しもあるから。査定試合だったとはいえ、宮脇の成長っぷりを肌で感じると、やって良かったなと思います。だからあいつがね、この悔しさをバネにどんどん成長して、年内にでもベルトに挑戦して巻いてくれたら俺はうれしいかな…と思います」

――石井&岩崎も名乗りをあげているが?

▼大原「そうですね。こうやって次々とチャンピオンになって課題が生まれてるってことは、僕はうれしいですね。ノアジュニアの活性化につながると思いますし、まだどうなるかは分かりませんけど、こうやってノアジュニアが広がりを持ってくれれば…と思います」

――スケジュールが合えば今シリーズ中にも手を合わせたい?

▼大原「そうですね。そこで全勝してしまうと、タイトルマッチをやる意義は生まれないかもしれないですけど、やってみないと分からないことなんで、楽しみにしてます」

――熊野選手も新年一発目の試合だったが?

▼熊野「今日ちょっと、僕の先輩の“ある人"の技を使ってみたんですけど、まだまだ練習不足でしょっぱい感じで…。まぁ僕はその人の技、昇龍玄藩を使って、名前通り上をただ目指していくだけなんで。ここからです」

――なぜ昇龍玄藩を使った?

▼熊野「まぁ俺は(※平柳玄藩さんと同じ)生え抜きなんでね。勝手に使ったワケですけど、あの人のタッグパートナーでもあったんで。あの人の背中を見て育った僕が、生え抜きとしてこのノアジュニアを盛り上げていく気持ちも込めて」

▼大原「あと、カルッツかわさき、7月27日に開催が決まりました」

▼熊野「まだまだ半年以上ありますね」

▼大原「新年一発目だとやっぱりこういう発表はあった方がいいと思ったんで。まだ早いですけど発表させてもらいました。去年苦労して大会が開催できましたけど、今年は去年やった分のもの(上積み)もありますし、去年は客席の上半分が埋めてなかったんで、今年は全席埋めて、進化をみせて、川崎にもどんどんプロレスを広めていきたいと思います。…というワケで今日もムイビエン」

【試合後の諸橋&宮脇】
▼宮脇「場内の反応、ファンの支持、全部俺たちが上回ってんだよ。これで挑戦できないってどういうことだよ? 勝敗だけが全てなのか、プロレスは? 違うだろ。支持、お客さんの熱さ。お客さんの見たい希望をする(叶える)のが会社の意志だと思うんだ。それを尊重してほしいと思います」

▼諸橋「プロだからさ、いい試合をするのは当たり前。いい試合をして、お客さんの支持を集める。それは当たり前。あとは結果。うちらはやっぱ結果を残さなきゃ。ただ勝つんじゃないよ。いい試合をして、お客さんの納得いく試合をして勝たなきゃ。うちらはまだまだいけるよ。全然いける。純太、いけるよ」

▼宮脇「自分たちで言うのもあれなんですけど、俺たちには伸びしろしかないと思っているんで。コンビネーションもまだまだ。組んで1年も経ってない。それでここまで来ているんだから、もっともっといけると思うんで。次また、絶対期待してください」

――2人でジュニアタッグ挑戦は諦めないと?

▼諸橋「当たり前、当たり前。これからもずっといくよ。純太の成長が凄い楽しみ。自分も凄い成長しているのがわかるし」

▼宮脇「今日、試合をして思ったのは、セコンドにHi69さん、田中さんがついてくれた。それが凄い心強かったと僕は思ってます。これがどういうことなのか、何を意味するのか、僕はわからないですけど、凄い心強かったです」

▼諸橋「Special4、一個空いてるからな。ゆくゆくはな。OK!」

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