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1/7【新日本】ジェイとのV1戦決定 IWGP王者・棚橋が最多防衛記録更新と2020年ドームのメインに照準

 1・4東京ドーム大会で約4年ぶり8度目となるIWGPヘビー級王座戴冠を果たした棚橋弘至が7日、東京・目黒の新日本事務所で会見。2・11大阪大会でジェイ・ホワイトとの初防衛戦が決まった逸材は、最多防衛記録更新を視野に入れつつ、「ジェイを退けたら、もうその先は50手、100手先まで決まってます」と突破に自信をみせ、今から2020年東京ドームのメインを見据えた。

 3日前の1・4ドーム大会で39分13秒の激闘の末、ケニー・オメガを下し、IWGP王者に返り咲いた棚橋は、約4年ぶり8度目の戴冠で逸材完全復活を印象づけた。「このIWGPのベルトを巻いてみて、何かね、とても新鮮でした。ドームの会見後にも言いましたけど、ホントに初めて巻いたような感覚でした。それぐらいIWGPは遠かった」と感慨をのぞかせた棚橋は、42歳2ヵ月にして頂点に返り咲いた今回、「チャンピオンになったからには絶対こうしてみせますというような段階ではないんですよ」とは言いながらも、「自分の記録、そしてオカダの記録を抜けるようにこのIWGPのベルトと日本全国回ります」と最多防衛記録更新も視野に宣言してみせた。

 さっそく2・11大阪大会ではジェイを迎え撃っての初防衛戦が決まった。昨年10・8両国におけるIWGP挑戦権利証争奪戦以来、4ヵ月ぶり3度目の対決となる。ジェイはドーム大会でオカダ・カズチカとの一騎打ちに勝利して初挑戦を決定。昨夏のG1公式戦では棚橋を撃破してもいる。「オカダがね、ドームで倒されてしまったという事実は認めないといけない。その実力は認めます」と評価した棚橋だが、「なので油断もないです。だから盤石です」とキッパリ。セコンドにつくであろう外道の存在が厄介だが、「警戒はしてますけど、必要以上に意識する必要はないかなと」と問題視していない。

 IWGPベルトを再び手にしたことで棚橋は今現在の己の力に自信を得ることができたようだ。「ジェイを退けたら、もうその先は50手、100手先まで決まってます」と言い切り、ジェイ突破を既定路線と言わんばかり。「2020年のドームまで決まってますので。イメージは固まりつつある」と史上初の2連戦で開催される2020年の東京ドームのメインイベントを今から見据えた。IWGPベルトとともに新たな歴史を紡ぐ逸材の戦いがジェイとのV1戦から始まる。

【会見の模様】
▼棚橋「第67代IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋です。4年ぶりにこのIWGPのベルトを巻いてみて、何かね、とても新鮮でした。ドームの会見後にも言いましたけど、ホントに初めて巻いたような感覚でした。それぐらいIWGPは遠かったと。けどね、こうしてベルトと一緒にあるというね。今日はこのベルトと一緒にいる棚橋を撮ってもらうのが一番の目的なので、特に大したことは言いません。チャンピオンになったからには絶対こうしてみせますというような段階ではないんですよ。もうね。まずジェイの挑戦決まりましたんで、ジェイを退けたら、もうその先は50手、100手先まで決まってますので、2020年のドームまで決まってますので。イメージは固まりつつあるので。とにかくこのベルトをまたね、自分の記録、そしてオカダの記録を抜けるようにこのIWGPのベルトと日本全国回ります。東京ドームにたくさんご来場いただきまして、そして新日本プロレスワールドでご視聴いただきまして、本当にありがとうございました」

――ジェイとは3度目のシングルになるが、外道がつくなど現在のジェイについて

▼棚橋「オカダがね、ドームで倒されてしまったという事実は認めないといけない。その実力は認めますし、なので油断もないです。だから盤石です」

――外道がついていることについては?

▼棚橋「まぁ、特に、はい。警戒はしてますけど、必要以上に意識する必要はないかなと」

――ケニー・オメガが1・5後楽園に出場しなかったが、改めてケニーに言葉をかけるとしたら?

▼棚橋「うーん、長岡で負けて、ドームで勝って、ケニーとの対戦成績、シングルマッチは1勝1敗なので、いつでもやる準備はあります。ただ、ケニーがね、今後新日本プロレスとどうかかわっていくのかっていうのは僕の知るところではないので。知るところではないんですが……その動向は気にしておきたいなと思います」

――札幌でオカダと組んでジェイ&ファレとの対戦が組まれ、二人だけのタッグは初めてになるが?

▼棚橋「今、知りました。あ、そういうカードがあるんだと。そうですね。対戦相手も非常に強力なタッグチームなので、今までのタッグの棚橋&オカダの状態からさらに一歩進めたタッグの形を出さないといけないですね。出します」

――1・4メインの舞台は数年ぶりだったが、エアギターが一回だけで終わったが、疲れていた?

▼棚橋「いや、疲れてはないんですよ。で、正直言っていいですか。僕、勝った時点でスタッフさんが『9時まであと何分です』ってことを言ったんです。わかりますか? 9時を過ぎるとトカーンっていう特効ができないんですよ。で、僕がもしエアギターをアンコールであと2回やってたら、最後のバーンっていう特効がなくなってしまうので、板挟みですよホントに。ファンの方にはエアギターをしたい、けど体力的にもきつい、そしてスタッフさんからは『棚橋選手、時間がありません』と。これはファンの方が知らなくてもいいことだけど、そういうやんごとなき事情がありました。でもこれからは本当に何があっても、求められるうちが花なので、全力で応えていきます」

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