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1/9【全日本】三冠戦線激化 諏訪魔「先陣切って引っぺがす」、野村「誰よりも一番にたどりつく」

『2019 NEW YEAR WARS〜GROWIN' UP vol.17〜』東京・新木場1stRING(2019年1月9日)
○宮原健斗&諏訪魔&石川修司vsジェイク・リー&野村直矢&ヨシタツ×

 三冠戦線激化――諏訪魔と野村が同時に挑戦の名乗りを上げた。

 この日のセミファイナルは「新春お年玉スペシャル6人タッグマッチ」。普段、組むことのない三冠王者・宮原と世界タッグ王者・諏訪魔&石川が豪華トリオを結成。対するはジェイク&野村&ヨシタツで、こちらも超党派トリオとなった。

 だが、諏訪魔と宮原の共闘にはやはり無理があった。入場後から距離を置き、宮原がパートナーを両手で制して先発を買って出るアピールも諏訪魔が投げ飛ばして拒否。試合中には宮原のフロントハイキックが誤爆し、激怒した諏訪魔は故意にフロントハイキックでお返し。終盤には宮原が「暴走大巨人いくぞ」と合体攻撃を呼びかけたものの、諏訪魔が拒み、試合中にもかかわらずにらみ合う状況となった。

 最後は宮原がヨシタツのヨシタツ幻想(ファンタジー)を丸め込んで勝利したが、試合後も諏訪魔は宮原に詰め寄り、何やら言い放った。「新しい全日本プロレス、どんどん変わっていかなきゃいけないし、いつまでたっても宮原の時代のままじゃよくないと思う」というのが諏訪魔の考え。ならば自らの手でそれを実行していくのみ。「俺の中で今度、世界タッグの防衛戦もあるんだけど、そこも防衛して、宮原のベルトも引っぺがして全部ベルト集めちゃおうかなというのがある」と宮原からの三冠ベルト強奪による5冠制覇を描いた。

 一方、「今日はもう宮原健斗しか見てなかったです」という野村は三冠王者・宮原との珍しい対戦で猛アタックをみせた。宮原と向き合うとクリーンブレークを無視してエルボーを打ち込み、ショルダータックルで場外に吹き飛ばす。すかさずエプロンからのダイビングエルボーを放ち、頭突きで返り討ちにされても、終盤にはエルボー連打で宮原を大きく後退させてみせた。

 試合後、野村はジェイクとともに王者・宮原と対峙。ジェイクがベルトを覗き込んだところを押しのけて宮原と向き合い、三冠ベルトを指差す自己主張をみせた。「同じユニットだからって関係ない。今は宮原健斗の持つ三冠ベルトがほしい」と言い切った野村。昨年暮れの同じ新木場大会で「宮原健斗から三冠ベルトを引っぺがす」と宣言していたが、さっそくそれに向けて動き出すつもりで、「俺はどんな手を使おうと必ず挑戦にこぎつけます。他にも挑戦したい人、いっぱいいると思うんですけど、俺が一番に挑戦してみせる」と宣言した。

 諏訪魔、野村が同時に名乗りを上げ、ジェイクもチャンスを虎視眈々と狙っている。王者・宮原が「三冠戦線どうなる? リングを見てわかる通り誰が来る? そしてファンの皆さんは誰を望む? どうなるんだ? 目離せねぇな」と武者震いしたように、三冠戦線は風雲急を告げてきた。

【諏訪魔の話】「宮原お前、腹立つな。一人前になってるよ。なってるのはわかるけどさ、このままでは全日本プロレスは宮原だけで終わるよ。それでいいのかっていうのがあるんだよね。とにかくこのまま周りのレスラーが黙っててもよくねぇと思うんだよね。あいつはあいつで勝手にやってりゃいいんだ、宮原は。そこになったら俺があいつの三冠ベルトを引っぺがす必要があるのかなと思うよね。このままじゃよくないなと思うんだ。いつかは新しい全日本プロレス、どんどん変わっていかなきゃいけないし、いつまでたっても宮原の時代のままじゃよくないと思うし。まず俺が先陣切ってよ、あのベルトを引っぺがしにいくと。そしたら他の奴だってどんどん好き勝手言うと思うよ。ジェイクだって。あいつだってもっとバンバン言った方がいいと思うし。俺の中で今度、世界タッグの防衛戦もあるんだけど、そこも防衛して、宮原のベルトも引っぺがして全部ベルト集めちゃおうかなというのがある。こっちの方(右肩)が空いてんだ。両肩にベルト抱える。そういうテンションでいきたいな今年は」

【宮原の話】「三冠戦線どうなる? リングを見てわかる通り誰が来る? そしてファンの皆さんは誰を望む? どうなるんだ? 目離せねぇな。ファンの皆様の声を、もっと正直な声を聞かせてくれ。どうなる? どうなる? どうなる?」

【野村の話】「もう俺は行動に移しました。同じユニットだからって関係ない。今は宮原健斗の持つ三冠ベルトがほしい。そのために今日はもう宮原健斗しか見てなかったです。俺はどんな手を使おうと必ず挑戦にこぎつけます。他にも挑戦したい人、いっぱいいると思うんですけど、俺が一番に挑戦してみせる。みといてください」

【ジェイクの話】「何だよ、あのカード。お年玉カード? お年玉チックでよかったんじゃないの。Sweeper俺しかいなかったから、周り敵ばっかりだったから、俺はお年玉って感じしなかったな(苦笑) あんなにアジアタッグチャンピオンが突っかかってくるとはね。正直、想定外だったよ。ちょっとポカーンとしちゃったね。同じチームでしょ? どうするんだろうなぁ? どうなるんだろうなぁ? まぁ、そんなん知ったこっちゃないか。俺は俺で照準を決めて戦ってるわけで。けど、戦う時は近いってことだね。しかもガッチリとした戦いをね。またちょっと気を引き締めていかないとね」

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