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1/13【大日本】アジアタッグ挑戦を正式表明 河上「今の全日本を味わいたい」、菊田「ノムヤギに借りがあるんでベルト獲ってお返し」

 河上隆一、菊田一美が13日、東京・後楽園ホール大会の試合前に会見し、全日本のアジアタッグ王者・野村直矢&青柳優馬への挑戦を正式表明。河上が「今の全日本プロレスを味わいたい」と意気込み、小鹿殺法の投入を示唆すれば、菊田は「二人にはだいぶ借りがあるんで、ベルトを獲ってお返し」と誓った。

 同世代の外敵挑戦者を募集していたアジアタッグ王者のノムヤギに対し、大日本から河上と菊田が自身のツイッターで名乗りを上げた。王者組も二人の挑戦を歓迎し、全日本2・7後楽園大会でのタイトルマッチが決定的となった。

 この日、会見した二人は「野村選手、青柳選手が同世代の選手とやりたい、盛り上げていきたいということで。ここは自分しかいないんじゃないか」(菊田)とアピール。アジアタッグ挑戦を正式に意思表示した。

 ともに全日本には久々の参戦。王者組・野村&青柳と初対決となる河上は、「僕が全日本プロレスに出たのは5、6年前ですね。当時の真田聖也に敗れました」と過去を振り返りつつ、「今の全日本プロレス、野村、青柳、アジアタッグチャンピオン、ぜひ味わいたい」と希望。王者組の印象を「みたまんまフレッシュ。もぎたて野菜、もぎたてフルーツみたいな感じ」と話す一方で、「僕の中では厳しくやってる印象、激しくやってる印象はないんで。どうなんだろう。大日本より緩いんじゃないかなと」と手厳しく評価。アジアタッグはかつてグレート小鹿会長が5度も戴冠した歴史あるベルトで、河上は「小鹿さんの魂を継ぐじゃないですけど、そういう気持ちも僕の心には上積みされてるんでね。塩でも使ってやろうかなと思いますね」と小鹿殺法投入も示唆した。

 一方、菊田はかつて大日本、全日本が交互開催した若手主体興行で野村、青柳としのぎを削った。当時、二人相手に分が悪かっただけに、「二人にはだいぶ借りがあるんで、ベルトを獲って、お返しじゃないですけど、そのままリボンつけて返しますよ」と通告。「関本&岡林組も巻いてますけど、僕と河上さんが巻いても不思議ではないと思う」と自信満々で、「今、河上さん言ってましたけど、緩いんじゃないですかね。ベルト巻いてますけど、僕が今までやってきたことの方が中味が濃いし、激しい試合をしてるんで、全然負けてない」と言い切ってみせた。

【会見の模様】
▼菊田「まず全日本さんの方で野村選手、青柳選手が同世代の選手とやりたい、盛り上げていきたいということで。ここは自分しかいないんじゃないかなと。若手興行でやり合ってましたし、ここはチャンスだと思って発信しました」

▼河上「僕も世代じゃないですけど、そういう要望をみて。実は僕が全日本プロレスに出たのは5、6年前ですね。当時の真田聖也に敗れました。当時の全日本もレベルは高かったと思うんですけど、今の全日本プロレス、野村、青柳、アジアタッグチャンピオン、ぜひ味わいたい。その時と比べてどうなのか。僕もキャリアは10年ということですけど、それは関係なく今の全日本プロレスを味わいたいなと思って挑戦表明しました」

――王者組・野村&青柳の印象は?

▼河上「僕の中ではフレッシュな、みたまんまフレッシュ。もぎたて野菜、もぎたてフルーツみたいな感じで。でもどうなんだろうって。激しくやってんのかなって。あんまり僕の中では厳しくやってる印象、激しくやってる印象はないんで。どうなんだろう。大日本より緩いんじゃないかなと。僕の印象ですけどね」

▼菊田「やり合ってる時と比べて二人とも体が大きくなってますけど、僕も今スタイルチェンジしてますので、ここでどんな化学反応が起こるか楽しみですし、今、河上さん言ってましたけど、緩いんじゃないですかね。ベルト巻いてますけど、僕が今までやってきたことの方が中味が濃いし、激しい試合をしてるんで、全然負けてないです」

――アジアタッグのベルトに関しては?

▼河上「歴史のあるベルトだと思ってます。そんなに知識はないけど、もちろん全日本の由緒正しいレジェンドたちが、凄い先人たちが巻いてきたベルトなんで、でも、今向こうの若手二人が巻いてるということで、品位的なもの、本当に争われているのかなという疑問はありますね。それもたぶん王者組は考えて今回こんな行動をしたと思うんで。ほしいですね。単純にほしい」

▼菊田「伝統のあるベルトだと思いますし、向こうのチームもアジアタッグというツールで上にいこうとしてる。上にいくのは僕らも一緒なんで、上に登っていって、そのまま獲ってやろうかなと」

――アジアタッグはかつて小鹿さんの代名詞的なベルトだったが?

▼菊田「そのへんはあまり意識してないですね。関本&岡林組も巻いてますけど、僕と河上さんが巻いても不思議ではないと思うんで。そこらへんは特別意識しないです。巻けばいいんじゃないですかね」

▼河上「小鹿さんの魂を継ぐじゃないですけど、そういう気持ちも僕の心には上積みされてるんでね。塩でも使ってやろうかなと思いますね」

――挑戦表明に際し、小鹿会長に相談した?

▼河上「話してないですね。2月のタイトルマッチに向けて、これからちょっと教えを乞うて、小鹿殺法じゃないですけど、こっちは挑戦者ですけど、大日流の歓迎をしてやろうと思ってます。あと文面で読んだのが、とても若くてヤングなんで、いい試合いい試合と発信してたので、それは違うぞと。外敵呼んでいい試合ないぞと僕の中で思ってます。獲るかとられるかだと思ってるんで、これで獲られたら赤っ恥だろうし、ちょっとなめてる感もあると思うんで、僕はビシっと若い奴しばきにいこうというつもりでいるんで。とにかくいい試合するつもりは全くないです。獲りにいくんで。向こうがいい試合するんだったら絶対負けますね。それは言っときます。厳しくいきますよ。試合終わったあとはもちろん僕らベルト獲って、河上隆一きつかった、もうやりたくないと思わせるようにやりますよ」

▼菊田「二人にはだいぶ借りがあるんで、ベルトを獲って、お返しじゃないですけど、そのままリボンつけて返しますよ」

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